キューポッシュを改造したフィギュアを公開してるんですが、どうやって作っているのか聞かれることがあるので、作り方をまとめてみました。
改造途中の写真を載せてますが、色んなキャラクターの写真が混ざってます。わかりにくくてすみません…!
最初に材料のご紹介。素体のキューポッシュとエポキシパテです。
キューポッシュもねんどろいども案外キャラクターによって顔の大きさが違います。小顔な顔パーツに合わせて髪を作ると他の顔パーツが入らなかったりするので注意です。
エポキシパテは色んなメーカーの製品があります。私はウェーブの軽量タイプの切削感が好きでよく使ってますが、脆くて折れやすいので髪の毛先には別のパテの方が良いと思います。タミヤの速硬化タイプとかバランス良くて使いやすいんじゃないでしょうか。
パテを削るのに使っている道具は、オルファのアートナイフプロ 曲線刃と、パワーグリップの彫刻刀です。
パテを盛る時はスパチュラで形を整えてます。長らく爪楊枝やタミヤの調色スティックをヘラの代わりにしてたんですが、スパチュラ使いやすすぎてびびりました。
顔パーツは大きさに違いがあるという話をしましたが、色んな顔パーツに対応した髪パーツにしたいので、あえて顔パーツとの間にスキマを作ってます。
上の写真は、髪と顔との間にスキマを作るために顔パーツにフェルトを貼ってます。この上からマスキングテープで保護し、髪のパテを盛ってます。
最終的にはこのスキマに練り消し等(上の写真ではコクヨのひっつき虫を使用)を詰めて髪パーツを固定します。キット化するならちゃんとダボを作った方がいいと思いますが、自分用ならこれでじゅーぶん!
最初は上の写真の左上のような状態からスタートし、パテを盛って〜削って〜ヤスって〜をひたすら繰り返して形を作ります。形出しの時に使っているヤスリの番手は100番台で、曲面をヤスる時はスポンジヤスリが使いやすいです。
ここからがつら〜い表面処理。ちなみに今回は複製せずに、パテで作ったパーツにそのまま色を塗る感じで表面処理をしてます。
まず、サーフェイサーというキズ埋め効果のある下地処理用の塗料を缶スプレーで塗ります。
サーフェイサーを吹いても消えない大きなキズには、ラッカーパテと呼ばれるペースト状態のパテを爪楊枝ですり込んでおきます。
ラッカーパテが十分乾燥したら紙ヤスリで磨きます。サーフェイサー吹くのとヤスリがけを繰り返して表面をなめらかにしていきます。
ヤスリと同じでサーフェイサーにも番手があり、数字が大きいほど粒子が細かいです。徐々にヤスリとサーフェイサーの番手を上げていくんですが、私は↓のような感じで磨いてます。
心が折れそうになる作業なので、パーツの表面がきれいと褒められた時はめちゃくちゃうれしかったですヽ(´▽`)/
塗膜の強さ重視でラッカー系塗料の缶スプレーで塗装してます。遊んでいるうちに塗装が剥げてくるので塗膜の強さは大事です。
缶スプレーでちょうどいい色がない時は自分で調色してエアブラシで塗るのですが、それが面倒な時は缶スプレーのクリア系の色を重ねて色みを調整したりしてます。上の写真では、紫の色が鮮やかすぎたのでスモークグレーを重ねてます。右側のパーツがスモークグレーを1回吹いたもので、左側のパーツより少し色がくすんでいます。
最後につや消しスプレーを吹いて髪パーツは完成です。つや消しは水性でもラッカー系でもお好みで。
写真の上から描き込みつつデカールデータを作ります。ソフトはなんでもいいんですが、ベクター系のソフトの方が大きさを調整する時に解像度の問題がないので使いやすいです。
シール用紙に印刷して試し貼りをします。この時、大きさを2パーセント刻みくらいで変えてどの大きさがいいか検討してます。
写真の上から2枚目の目を印刷して貼ったのが3枚目なんですが、曲面に貼っているので目の形が結構変わってます。特にたれ目は難しくて貼ってみるとつり目に見えちゃったりするんですよね。この後データを修正してもう少し目尻を下げました。
こんな感じで試し貼りとデータ修正を繰り返してデカールデータ完成です。
デカールを貼る前に元のアイプリントを除光液等で落としておきます。
デカールには透明タイプの転写シールを使っています。使い方は転写シールの説明書参照ということにして、転写シールを使う上で工夫が必要なことだけ書いておきます。
透明タイプの転写シールは下地が透明なので白を表現できません。白目の部分は、印刷面の上に水性ホビーカラーの白を筆塗りしてます。
白目が白すぎると浮いた印象になるので、白にほんの少しだけ茶色を混ぜるといい感じです。この写真では筆塗りの塗料の中に茶色を混ぜてますが、デカールデータ上で着色しておいた方が簡単です。
転写シールは白色の裏紙が付いている状態(印刷面が見えない状態)で貼るため位置決めが難しいです。試し貼り用のシールで位置を決め、そのまわりにマスキングテープを貼ってガイドを作ってから本番の転写シールを貼ってます。上の写真の左目が試し貼りシール+ガイドのマスキングテープを貼った状態です。
このやり方でも成功率は3回に1回くらいです/(^o^)\もっといい方法があったら教えてください…!
デカールが貼れたらつや消しスプレーを吹いて完成です!頰にチークを入れる場合は、つや消しを吹く前にタミヤのウェザリングマスターやパステルを粉状にしたものを綿棒やスポンジでのせてます。
作業工程は以上です!改造楽しいよ〜!手のひらサイズの推しをこの世に生み出そう٩( 'ω' )و