第二次レバノン侵攻のもとで〜映画『戦禍の下で』を観て〜
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今更ながらの「イスラーム映画祭」の記録第2弾。今回は『戦禍の下で』を見た記録を残しておこうと思う。強く心に残る、良い映画だった。 *** 2006年のイスラエルによる第二次レバノン侵攻開始のわずか3日後に現地で撮られた映像から、この映画は始まる。爆撃の音と燃え上がる家屋、逃げ惑う人々、映画を通じて映し出されてゆく倒壊したたくさんの建物などは現実の映像というから、冒頭から衝撃的である。 遠くドバイから、行方不明になった妹と息子を探しにきた主人公ゼイナは、1台だけ「乗せてやる」と言ってくれたタクシードライバーとともに、イスラエルに近い南方の危険な地域へと妹と息子探しの旅に出る。 映画には多くの人が登場するが、プロの俳優・女優はわずか4人、多くの人々は現場で出会ったエキストラなのだという。それゆえ、ところどころ演技にぎこちなさを感じる所もあるが、それを上回る現地のリアリティや人々の切迫…







