そんな想いから、X(旧Twitter)で【#最終絶叫計画シリーズランキング】というハッシュタグを作って投稿してみた。
というわけで、今回はこの場を借りて『絶叫計画』シリーズランキングをやります!!
基本的なストーリーは『スクリーム』と『ラストサマー』のパロディ。
しかし全体的には、映画パロディよりも下ネタとブラックジョークの方が多い印象。
パロディシーンでは、この先何十年も擦られ続ける『マトリックス』と『ユージュアル・サスペクツ』が印象的だった。
当時、この2作品が世界に与えた衝撃の強さを再認識。
ブレンダ(演:レジーナ・ホール)は、上映中にも関わらず、大声を出す、匂いの強い食べ物を食べる、盗撮する、通話する等、やりたい放題。
とうとう我慢出来なくなった観客の1人がブレンダをナイフで刺し、他の観客もそれに続く。
そしてブレンダが絶命すると、観客達は歓声を上げるのだった。
正直、あのシーンは映画館でマナー広告の代わりに流した方が良いと思う。
脚本に『フライングハイ』、『裸の銃を持つ男』シリーズ、『ホット・ショット』シリーズを手がけたジム・エイブラハムズを迎えた第4作。
そこに『THE JUON/呪怨』 『ミリオンダラー・ベイビー』 『ヴィレッジ』等のパロディが組み合わさる。
ただし、各作品のパロディが綺麗に繋がっているとは言い難い。
主役であるシンディ・キャンベル(演:アナ・ファリス) とトム・ライアン(演:クレイグ・ビアーコ) が、終盤まで別行動なのも個人的にはマイナスポイント。
3作目で活躍した、レスリー・ニールセンとチャーリー・シーンの出番が少ないのも悲しい。
『ソウ』のパロディから始まる本作のタイトルの出し方はマジで最高!!
シリーズ中で最も面白いタイトルの出し方だと断言出来る!
『ホーンティング』 『悪魔の棲む家』 『ヘルハウス』等のゴーストハウスものをパロディ化した第2作。
実は本作の日本公開版は、オリジナル版から20分もカットされている。
これは、クリス・エリオット演じるキャラクター(左手に障害のある設定)の登場する場面が全カットされたのが原因だ。
それ故に、話の辻褄は合わなかったり、唐突にシーンが終わったりする。
こんな日本独自のカットを行ったら、今なら大炎上不可避だろ……(※現在は各配信サイトで、オリジナル版が視聴可能なので、ご安心を)。
自分が一番好きなのは、マックG版『チャーリーズ・エンジェル』のパロディ。
エンジェル達のあの有名なワイヤーアクションが、本作でも拝める。
そして、その最中に突如として挟まれる『ツイスター』のパロディ!
シリーズで唯一、看板キャストのアナ・ファリスとレジーナ・ホールが出演していない第5作。
本作は、興行・批評ともにシリーズ最低を記録し、日本では未ソフト化。
ベースとなるのは『MAMA』と『パラノーマル・アクティビティ』。
そこに『ブラック・スワン』と『猿の惑星:創世記』をトッピング。
本作の良い所は、単なるパロディの羅列に終わらず、物語を通じて主人公が母親として成長する点。
パロディ映画である以前に、1本の映画として面白いのだ。
自分が好きなのは、2013年版『死霊のはらわた』のパロディ。
同じことを繰り返すベタな笑いを、血みどろのスプラッター描写でやるバカバカしさが最高。
あとは、『インセプション』のパロディシーンに出てくるレオナルド・ディカプリオのそっくりさん(ベン・コーニッシュ)。
似てるけど、絶妙にパチモン感のある雰囲気が味わい深い。
シリーズの生みの親であるウェイアンズ兄弟が、制作・脚本・出演に復帰を果たした第6作。
それどころか、1作目のメインキャストがほぼ全員集結する、ファン感涙の同窓会的作品。
スクリーンに懐かしい顔が映る度に、とても幸せな気分になる。
作品のベースは、『スクリーム』(2022年版)と『スクリーム6』。
1作目が初代『スクリーム』のパロディだったことを考えると、見事な原点回帰と言える。
他にも『罪人たち』 『ロングレッグス』 『ファイナル・デッドブラッド』等、近年のヒット映画のネタも盛り沢山。
ウェイアンズ兄弟の持ち味である、不謹慎ギャグやブラックジョークも健在。
さらに今回は、『最終絶叫計画』シリーズ自体を弄るメタ発言まで飛び出す!
アナ・ファリスが『ジョン・ウィック』の如く、大量のゴーストフェイスを相手に、ガン・フー無双を繰り広げるシーンは、最高にテンションが上がった。
でも一番好きなのは、昨今の所謂【リブート的続編】に対する皮肉を前面に押し出したラスト。
「新世代へのバトンタッチ」とか言いながら結局、「観客が求めているのはオリジナルキャストなんでしょう?」という身も蓋もないメッセージが気持ち良い。
1、2作目を手がけたウェイアンズ兄弟の手を離れ、『フライング・ハイ』 『裸の銃を持つ男』のデヴィッド・ザッカーが監督を務めた第3作。
監督交代に伴い、過激な下ネタが減り、コテコテのギャグが増えた。
ベースとなるのは『ザ・リング』 『サイン』、そして『8 Mile』。
他に『マトリックス リローデッド』や『アザーズ』や『サイコ』等もパロディ化。
パロディ映画は数あれど、『サイン』がこんなにもフィーチャーされたのは、後にも先にも無いと思う。
勿論、頭にアルミホイルは巻くし、バットだってフルスイングする。
ウェイアンズ兄弟は抜けたが、本作にブラックな笑いが無い訳ではない。
ラップバトルに勝利したジョージ(演:サイモン・レックス)が、ステージ上でパーカーのフードを被る。
実はそのフードは先が尖っていて、KKKの頭巾の様に見える(※ラップバトルの観客の大半は黒人)。
あとは何と言っても、レスリー・ニールセンとチャーリー・シーンの登場!
【あの頃の洋画コメディ】好きの自分としては、堪らないキャスティングである。
近年、日本ではパロディ映画どころか、洋画コメディ自体が劇場公開されない。
リーアム・ニーソン主演のリブート版『裸の銃を持つ男』すらも、劇場公開を見送られるほどだ。
そんな洋画コメディ冬の時代にあって、『最終絶叫計画 令和!』が日本で劇場公開されたことは、とても喜ばしいことである。
洋画コメディ好きとしては、この事実だけで十分価値があるのだ。