・・・第一章とかでも男性/女性とかっていう二分法はやめたらどうかっていう話が出てきていて、まあそれはそれでわかる。 問題は、それに替えるべき対案としてどういうのを用意するか。90年代のジェンダー論とか、こういう「二分法や二項対立を捨てよう」ってときに、「中間もあるから」とかって話になっちゃうのがだめなんだよな。たとえばそれはセクシュアリティと性自認の関係とか考えるとわかる。 80年代ぐらいまではそういう一元的スペクトルが流行ってたみたいね。片方に女性的なんがあって、片方に男性的なんがあって、それぞれの人はそのどっかに位置すると考えられたりする。しかしこんなナイーブな考え方はもう多くの分野で捨てられていると思う。残ってるのはフェミニズム関係ぐらい。身体にしても性欲にしても、そんなきれいなグラデーションになんかなってないじゃん。ポピュレーションにちゃんと山があってかなり明確に分かれているのは誰だってはっきりわかってるはずだ。そもそも男っぽいとか女っぽいとかってそんな単純が概念じゃないっしょ。性欲とかってのはもっと複雑でしょ。性同一性障害の人とか身体的に半陰陽の人とか、「中間の人」とかじゃないっしょ。それなのに古くさいグラデーションだの中間だのっての言ってるのがもうだめだめ。
http://d.hatena.ne.jp/kallikles/20080301/p1









