2026年5月26日〜5月27日 桂浜、若宮八幡宮、牧野植物園
男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。
前日もフル残、今まで以上に旅程がうまく組めないまま半ば勢いで飛び立った。飛行機に乗るたび、何かあったら我々運命共同体だね、なんてぼんやり思う、名も知らぬ人たちと離陸した。飛行機に限らず、ほんとはいつだって何かあったら運命共同体だけれど、他人の私たち。
桂浜、坂本龍馬記念館、若宮八幡宮、高知城、ひろめ市場、牧野植物園、歴史博物館。
鎌倉みたいだなと思いながら歩いた若宮八幡宮、ひろめ市場で値引きしてくれた店主、夜に紛れる黒猫、スーパーに何も惣菜がないと話しかけてきてくれたおじいちゃまたち、ノーマークで立ち寄った喫茶メフィストのホットサンドとコーヒー、牧野植物園のお土産たち。高知は枇杷がたくさん実っていた。
文明開化した国は富国強兵で、軍需産業で、確かに豊かになったんだった、と思い知る。時代が確かに進んだことと、進んだ先に何があったか、進んだ先の過ちを二度と繰り返しはしませぬ、と誓ったこと。坂本龍馬や中岡慎太郎や板垣退助と同郷ながら、平和思想を説いた中江兆民や反戦を唱えた幸徳秋水がいること。歴史を蔑ろにしない、我々、脈々と連なった今日にいること、忘れてくれるな、考えろ、と自戒する。
空港で土佐日記を読みながらソフトクリームを食べて帰りのフライトを待った。なかなか自由な大人になれたことを嬉しく思う、だから今授業で土佐日記を読んでいる子たちが、みんな自由な大人になれるよう努める責任がある、と思う。友達にはまた頭でっかちだと思われるかもしれないけど、綺麗事でも偽善でも、おもう。