オンキヨーは 1946年に松下電器産業から独立する形でスピーカーの製造などを行う「大阪電気音響社」として創業されました。東芝の傘下に入った時期もありましたが、1960年代から 1980年代にかけてのオーディブームの中で黄金期を迎えていたようです。ブランドが「オンキヨー(Onkyo)」に統一されたのも 1971年のことでした。 1990年代に入ってオーディオ機器はデジタル化・小型化が進みましたが、ミニコンポブームの中でもオンキヨーなどは「ハイコンポ」「プラミアムミニコンポ」といった小型サイズの高級オーディオメーカーとしての存在感を示し、「INTECシリーズ」は大ヒット商品となったそうです。 2000年代に入って「iPod」を初めとするデジタルオーディオプレーヤーが普及し始めると、場所を取るオーディオ機器市場は縮小傾向を加速していきますが、iPod との連携を図ったり新たに広まり始めた「ホームシアター」市場を育てるなど、それなりに上手くやっていた時期でした。 ところが、韓国の PC メーカーだった「SOTEC」を吸収合併した頃から 2008年の「リーマンショック」、2011年の東日本大震災とそれを契機にした急激な円高の進行(10月末には 1ドル=75円32銭 という史上最高値を記録)など不運も重なったこともあってか経営が急速に迷走し始めます。 その後パイオニアの AV事業を統合するなどしますが、手に入れたパソコン事業は韓国Moneual に移管するも 2014年末に移管先が破産、米国 Gibson の出資を受けて傘下となるも今度はその Gibson が 2018年に連邦倒産法 11章(Chaper 11)を申請して倒産するなど時間と共に追い込まれていき、銀行からの借り入れや公募増資、社債発行など通常の手段による新たな資金調達が出来なくなっていました。この頃から「EVO FUND」の名前を目にするようになります。 「EVO FUND」は、米国ロサンゼルスを中心に東京など世界 7カ国 11拠点を構えている「EVOLUTION FINANCIAL GROUP」が運用する投資ファンドです。このファンド、言い方は非常に悪いですが「ハゲタカファンド」と言われるファンドの 1つです。ベンチャーキャピタルなどもやっているようですが、他に資金調達の手段が無くなった企業が最後に頼る資金調達先という側面が強いファンドと言ってしまっていいだろうと思います。
ONKYO(オンキヨー)を偲んで - (新)タイトルいつ決めるのさ












