狭義の意味でのデザインの役割や解決できること
http://biztter.com/t/1721 にて書いたコメントが割と好評だったので。
狭義の意味でのデザイン(装飾的なこととかトンマナとか)の役割や解決できることってなんでしょうか?WEBサイトにおいて「コンテンツ」の役割と「デザイン」の役割、求めてよいこの切り分けを明確化したいのですが、どういっった意見や考え方があるのかお伺いしたいです。
同じ文章でも、喋る人や口調によって印象が変わります。 男性、女性、老人、若人、うるさい人、物静かな人、論理的、感情的… 装飾やトンマナの役割としては、そういった「人格」の提供だと考えます。 ターゲットに対してどのような人格で コンテンツを提供するのかを決めるのがデザインだと思います。 なので、良いデザインはどのように売りたいかという目的を叶えるデザインになります。 例)スーパーで大安売りをメガホンで呼び込みする店員 →WEBでは楽天で商品や価格を赤や黄色のゴシック体で訴求 例)不動産会社の応接室で大口の契約を行う →WEBではブルーや明朝体を使った格式高いLPで信頼感を訴求 例)おしゃれな美容院でイケメン美容師にカットしてもらう →WEBでは文字が小さくてよく分からないけど雰囲気がなんだかそれっぽい 「なるほどデザイン」という本がデザインで解決できることについて、よくまとまっていると思います。
ご回答ありがとうございます。 質問からさらに掘り下げた質問をさせてください。 この切り口ですと大きな方向性は議論しやすいのですが、 詰めた議論がしにくくなるのが難しいところでした。 同じ業種や、一定規模大きさになると没個性的な方向性になり、 (議論の進め方が悪いというのもありますが) 独自性のあるデザインを考えにくくなるきらいがありました。 ご回答者様はこういった問題や、 クライアント、企画の独自性を考えるような工夫はされていたりしますか?
私もB2Bのお客様が多く、それも同じグループ会社の仕事をすることが多いので、ロゴも同じでどれも同じようなサイトになってネタ切れ感があり…。没個性的な方向性になるとのお悩み、非常によく分かります。 その場合、やはり会社にとっての一番の独自性は、その会社の事業内容になるので、デザイン主導ではなく、コンテンツやコンバージョン主導の方向性に誘導しています。(製品紹介、導入事例、プロジェクトストーリーにフォーカスするなど) デザインはあくまでその補助的な役割として考えますが、そうすると担当者の好みなどに引っ張られてしまいますので、先ほどの人格の話で軌道修正していきます。 クリエイティブディレクターやアートディレクターをアサインして、長期的なブランディングに根ざした、クリエイティブコンセプトを立てられると一番良いのですが、実際には予算や社内体制の都合でそこまでご提案できずに、没個性的な感じに落ち着くことが多いですね。
確かにWEBサイトの場合、コンテンツや機能性が主となるので、デザインへのリソース配分は少なめになりますね。 しかし、無難に納めていても、デザイン品質が上がっていかないので、ディレクション方法を模索していたのですが、同じようなところで悩まれているのですね。 ちなみに、「人格」というのは「情緒的な印象」のことになるのでしょうか。 例えば、「美味しさが伝わるデザイン」と要望があったとしますと、「美味しい」というのは「機能(?)」的なことで、「人格」「情緒」を表現するデザインの役割ではないので、コンテンツ(写真や美味しい理由(素材、こだわりなど))の役割とされますか? (画像加工でシズル感を出すといったこともデザイン(トンマナ)となるのか)
「人格」は「情緒的な印象」を指して書きました。 「美味しさが伝わるデザイン」という要望を分解すると、 「料理」というコンテンツを 「美味しそう」という情緒的な印象を伝えるためにデザインするものだと思います。 (視座をどこに置くかで、切り分け方は変わってくるかと思います。) たとえば「ステーキ」がコンテンツだとしたら、 ・彩りを加えるためにコーンやブロッコリーを加える(料理上のデザイン) ・ただのテーブルだと味気ないのでランチョンマットを敷く(店舗上のデザイン) ・後ろからライティングして湯気を見せながら、断面を接写で見せる(写真上でのデザイン) ・キービジュアルで大きく写真を打ち出す、赤などの食欲増進色を使う(WEB上でのデザイン) などが考えられます。 ただ、写真を支給してもらって、 「美味しさが伝わるデザイン」と要望を受けた場合は、 「料理」というコンテンツではなく、「料理の写真」というコンテンツを、 どうデザインするかになるのでコンテンツをどのように捉えるかが難しいところです。 「料理」をコンテンツとして捉えていれば、「写真」ではなく「動画」という手段(デザイン)で、アプローチすることも考えられます。 「情緒的な印象」を提供するのは基本的な機能ですが、 突き抜けるとデザインだけで成り立っている例もあるかと思います。 例えば、「UNIQLO NYC NOW」は与件が店舗が3つあるというだけだったそうです。 そこから、映像や機能などのデザインを加えて、ブランドサイトとして仕上がったとのこと。 デザイン品質を高めるのは、そういった可能性を信じて広げていくしかないのかもしれません。
















