ScrapBook / Ichishima Kenkichi
温故雑帖 第6巻 市島春城 旧蔵 年代不詳(附明治42年自筆目録)
桃太郎誦歌 福羽美静 作 雪堂(森雪堂?) 画 年代不詳
"桃太郎誦哥 硯堂老人美静 作 倣義正?筆意 雪堂 汝よ汝桃太郎 はやその嶋に行ならは 其しま人をよくなつけ 日本の徳をも蒙らせ しまの寶をとりかへり 天皇陛下に奉り 人にもミせてよろこハせ 汝かいさをゝ顕ハさは 我等も汝かちゝ母と 人によハるゝことならん まことに汝ハ君に忠 まことに汝ハ親に孝 あらよろこハし桃太郎 汝心に記憶せよ わか日のもとは神代より いく百代の天皇の 御位さかゆる国なるそ さてその国の國體ハ 能ある人をよくもちゐ 劣れる國をよくたすけ 神武天皇神代より うけつきませるはかりこと 國をひろめて人を増し つき/\物をさかんにし 人のまことのつとむへき わさのかきりをつくさせて 千代に八千代にそのさきに 桃の花さき実もむすひ かきりなきまてさかゆへし もしもそのまに桃太郎 議員となれることあらは 國の事業を大にせよ 小なることにそねミあひ 国の事業をあやまらは 国に對して罪なるそ サア働けよ桃太郎 をさなき時ハ幼稚園 学校勉強怠るな 心の器量を大にもち ちいさきことのほめそしり それをは互にせぬものと 心にかけよ桃太郎 汝ハめてたきものなるそ"
絵入幼年歴史より 桃太郞[誦歌] 坂下亀太郎 編 絵師不明 1893年
新編軍歌集より 桃太郎の歌 剣光外史 編 1912年
※新編軍歌集では「天皇陛下に奉り」が削られている。

















