-another sunny day- DJ Playlist “すべてのセレクトには理由がある” 全選曲解説
DJって適当に選んでレコードまわしてるって思われがちですが、意外と考えながら繋いでいるものです。持ち時間はどれくらいか、場の雰囲気はどうか、盛り上げるのか和ませるのか、お客の入り具合、などなど、周りをキョロキョロ、あたりをチラチラ見渡しながら探って探ってさて次はなにをプレイしようと考えているのです。
2017年12月2日 b-flower & The Laundries Live -another sunny day- 本来はムクドリの会アケシンさんがDJ担当予定でしたが、急病のため急遽降板、代役として同じムクドリの会から高田博之とサロが担当しました。さてさて、彼らは何を考えながら曲を選んでいたのでしょう? ** DJ playlist(解説)** DJ:トシ今井(=サロ from ムクドリの会) (お馴染みサロさん、22年ぶりのDJ登板。都内でプレイするのは25年ぶり。四半世紀。そんなサロさん、その当時のDJネームは『トシ今井』。トシ矢嶋をもじったいつものおふざけですね) ・yura yura teikoku - dekinai(extended remix) (bでゆら帝?でもこれがなかなかいいんだな。DJリハで何度も掛けちゃったよ。この12インチかなり音圧絞らないとヤバイ音がする) ・akira mizumoto feat.yasuyuki horigome - fairground(シンプリーレッドの名曲カバー。ちょっと懐かしいね。これもリハで延々とかけてたよ) ・donovan - mellow yellow(八野さんのおやすみソングツイートから引用。ドノヴァン。お約束だけどメローイエロー飲みたくなる(笑)) ・the pooh sticks - who loves you (『本当はON TAPEがいいんだけどな(サロ)』。プースティクスは俺らのアイドルさ) ・cibo matto - sugar water remix (チボマット!Birthday Cakeかこれかで迷って結局こっちにした) ・gol gappas - albert parker (エルレーベル!といえばこれ!ゴルガッパス。ぱーぱぱぱぱぱー) ・morrissey - interesting drug (そして真打ち登場。モリヲソロの初期名曲。なんどこのPVを見たか。) ・the trash can sinatras - circling the circumference (そしてトラキャン。ランドリーズといえばトラキャン。外せないよね。12インチはアルバムとは違う別ヴァージョン。) DJ:HIROYUKI TAKADA(ムクドリの会) (ここからムクドリの会終身名誉会長、高田博之の登場、なのですが、実はトラブル発生によるものです。開場中でしたが、チケット確認処理でトラブル発生(スマホを使った電子チケットを採用したものの、いざ入場チェックする段階で電波障害発生。チケットカウンターが半地下だったためにうまく受信出来ないトラブル。テスト時にはうまくいったんですけどね)。そのため、サロさんが用意した分のレコードを使い切ってしまい、急遽会長が穴埋めする事態に。まあその点百戦錬磨な会長、なんとかします) ・eggstone - my trumpets(予備で持ってきてた盤。クラブヒットにして名曲。タイトルからして泣) ・everything but the girl - when all’s well (キラキラギターの代名詞。クラブ映えするね) ・raintree county - here it comes (アズテク直径のギターバンド。派手さはないもののいい味してます) ・the lilac time - dreaming (ライラックタイムのクラブヒットと言えばこれ。これとヒポポタモーマスは90年代の僕にはなんとなくセットなやつ) ・the trash can sinatras - hayfever (本日二度目のトラキャン。この12インチが出た時の事は鮮明に覚えてる。名作「CAKE」以後、待ちに待った待望の新作!って僕は池袋waveでCDシングルで購入したんだけど、同じ日にゼストには12インチが入荷してた。待てずにCDで買ったんだけどすぐさまアナログも買ったんだよね) ・the jam - happy together (ジャムで好きなのはダントツでこれ。好きなアルバムはギフト。最高す) ・belle and sebastian - another sunny day(さて、ようやく20分押しでライブスタート。トップバッター、ランドリーズの入場SEはイベントタイトルに合わせてベルセバのanother sunny day。夢の続きを見ましょう) (The Laundries LIVE) ・danny wilson - mary’s prayer (ランドリーズの熱い演奏の後、少しだけクールダウンを狙って。これも八野さんおやすみソングより) ・rocketship - hey, hey, girl (ロケットシップ初期名曲。これこそがインディーポップたる輝きを秘めるもの) ・star tropics - another sunny day (今回の目玉のひとつ。2017年ニューカマー。アナザーサニーデイ繋がりも手伝って最新型は必要ですよね) ・the field mice - sensitive (全曲からの繋がりでここはやはりのフィールドマイス。みんな好きだよね!彼らの存在は偉大です) ・jim jiminee - town and country blues (古のクラブヒット、ジムジミニー。今も昔もゲロゲローンって踊った人はたくさんいるよね。) ・blue rondo a la turk - klacto vee sedstein (ファンカラティーナ名曲。マットビアンコの前身バンド。んんんんあ!ってさ(笑)イカしてるね) ・spearmint - a week away (スペアミントはいつだって僕らのレコードバックに入ってる。まさにスペアミントな清涼感抜群) ・the smiths - you just haven’t earned it yet,baby(説明不要。b-flowerもカバーしてた名曲。僕の中ではスミスベスト3に入る。カースティマッコールのカバーも秀逸) ・pat boone - april love (冬なのに『四月の恋』はこれいかに) ・another sunny day - you should all be murdered(そしてここで登場SE。今度はサラのアナザーサニーデイ。これがかかる少し前に卓の方から『SE曲はフルでかけてくださいと、バンドから指示でてます』と。もうこれはb-flowerのアナザーサニーデイに対しての尊敬の念と愛情の現れだよな、と思い、ブース内で感涙に咽び泣いておりました(笑)) (b-flower LIVE)
・Livingstone daisy - desire(b-flowerライブ後、アンコールの最後にすごいサプライズが!本日出演者全員によるペイルファウンテンズのカバー。しかも曲が『(Don't Let Your Love) Start A War』だなんて。深い、深すぎる。そして素晴らしい・・・。の演奏の余韻冷めぬ中、お客さん全く帰る雰囲気がない中、まさかのダブルアンコール!ってなりそうな中、卓からの指示でDJプレイ。ここ、実は結構ひやひやものだったんです。あれだけの演奏を目の当たりにしてまさかのここで終わりな雰囲気、一歩間違えば暴動でも起きそうは雰囲気。それでも、ええぃいってしまえ!とLDのdesireを。一瞬間があってすぐさまb-flowerがステージに再登場。メンバー紹介してダブルアンコールに応えてくれた。や、まじで、ホッとした瞬間。一度止めて再プレイ。ライブ終了後エンディングは最初からこれって決めてた。だってミラーボールがあるし(笑)) ・the wake - crush the flowers(サラは偉大なのよ。そういう一面がよく解る曲。まあこれはジャケがね) ・the trash can sinatras - twisted and bent(本日3回目のトラキャン。清さと逞しさを兼ね備えた愛すべきナンバー) ・the pastels - speeding motorcycle(イベント終了後、b-flowerのサイン会も催されていました。フロア中央部分のDJブースの横。そのためその場にいらっしゃった細海魚さんが僕のレコードを見てて『パステルズある?』と!そこで、はい!これならありますといってすぐさまプレイ。そりゃ持ってきてますよ〜だってこれ魚さんもカバーしてたじゃないですか!外しません) ・the go-betweens - bachelor kissed(これも八野さんおやすみソングより。ネオアコ名曲のひとつだね) ・echo & the bunnymen - never stop(エコバニなにか持って行こうと思って結局ベスト盤にしたんだけどエッジの効いたこれなんか最高やね。エコバニってどうしても冬のイメージなんだけどそれは『やまあらし』のせいだと思う) ・nelodies - j.p.g.(ネロリーズ!b-flowerといえばネロリーズ。これ鉄則(笑)) ・felt - don’t die on my doorstep(b-flowerもカバーしてたね。フェルトはどうしても取っ付き難いイメージがあるけどこうした曲なんかから入ると意外にも入り易かったりします) ・aztec camera - one and one(冬定番のwalk out to winterはあえて外してどっかにアズカメいれようと思ってこれ。『LOVE』好きなんだよね。スコテッシュソウル、センス溢れるナンバーってこういうのを言うんだよ) ・joboxers - just got lucky (パーティには欠かせないハッピーチューンね。しかし80年代ってなんでこんなにも名曲揃いなんだろうね) ・camera obscure - the blizzard(ラスト。2000年以降の冬名曲のひとつ。Jim Reevesのクリスマスクラシックのカバー。12月が僕の街にやってきて、もうすぐクリスマス) 以上、簡単に解説してみました。いくら代役とはいえ手を抜くことは出来ません。イベントですからDJなしなんてカッコ悪い真似も出来ない。やれることをやろうと。ディランの『やるべきことをやるだけさ。だからうまくいくんだよ』の言葉がいつだって支えなんです。うまくいかないことも多々あるぜ、ディランよ、と突っ込む場合もありますが(笑) 補足:若きDJ達へ。バンドと組むDJの時はやれることとやれないことがある。でもこれはある意味自分の真価が問われる場でもあったりします。なので僕がいつも心がけるのは「やりすぎず、やらなさ過ぎず。でちょっと踏み込んでみる」という感じ。お客さんはバンドを観に来てる。そういう状況下で1曲でも印象深い何かが残せれば大成功。そこは謙虚に、でも主張は忘れずに。これだね。さて僕は何が残せただろうか。











