卒業生謝辞
canacel (かなせる) です。 明日から4月1日、2017年度が始まります。メンバー各位は進級、留年、あるいは大学院へ進学し、新たな節目を迎えることと思います。
そして私はこの度大学を卒業し就職するため、事実上のTDL引退となりました。 最後なので、今回は「卒業だから言えるTDLに入って良かったこと」を書きます。
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卒業生謝辞
canacel (かなせる) です。 明日から4月1日、2017年度が始まります。メンバー各位は進級、留年、あるいは大学院へ進学し、新たな節目を迎えることと思います。
そして私はこの度大学を卒業し就職するため、事実上のTDL引退となりました。 最後なので、今回は「卒業だから言えるTDLに入って良かったこと」を書きます。
サイケ入門
サイケデリックトランスとは
そもそも「サイケデリック」とは?
サイケデリック(形容詞 psychedelic)、サイケデリア(名詞 psychedelia)は、LSDなどの幻覚剤によってもたらされる心理的感覚や様々な幻覚、極彩色のぐるぐる渦巻くイメージ(またはペイズリー模様)によって特徴づけられる視覚・聴覚の感覚の形容表現である。しばしばサイケと略される。 (Wikipedia - サイケデリックより引用)
文章だけでは分かりづらいですが、 おおよそ以下の映像のようなものをサイケデリックと呼ぶのだろうと思います。
聴いているとまるで幻覚を見ているかのような不思議な感覚になるトランス、それがサイケデリックトランスです。 変な感覚になるようなシンセの音使い、ぶりぶりとしたベース音が特徴です。
元々は1990年代に、インドのゴアという場所でゴアトランスが生まれ、それが発展してサイケデリックトランスとなりました。 BPMは135〜155程度、曲の長さは6分〜10分程度のものが多いです。
サイケデリックトランスの種類
サイケデリックトランスと一口に言っても、実は様々な種類があります。 実際に聴いてみる方が早いと思うので、以下にジャンルの内訳の説明と参考動画を貼ってみました。 暇なときに聴いてみてください。
Full on
サイケといえばこれって感じ。 活動的、ノリノリ感。
Dark, Forest
Full on より速く、妖しく、幻覚感が強い。 Dark の中でも、森っぽい(?)有機的な感覚を持つ曲は Forest と呼ばれる。
Dark Full on
前述の Full on に Dark をまぜた感じ。 Night Full on と呼ばれたり、最近では Twilight と呼ばれることもある。
Morning
Full on より少しゆっくり、さわやか、明るい雰囲気。
Progressive
今流行りのサイケ。Full on より遅く、音使いが綺麗。下手すると普通のトランスっぽく聞こえる。
サイケデリックトランスの派生ジャンル
サイケトランスではないが、サイケの派生・もしくは元となったジャンルについて紹介します。
Goa trance
サイケの元となったジャンル。 サイケより妖しく、民族的。
Suomi trance
フィンランドで生まれたサイケ派生のトランス。 雰囲気は Goa に近いが、Goa より音使いが妖しくてグネグネで密度高い。一般受けしない。
Psy Core, Hi-tech
速いサイケ。雰囲気的には Dark や Dark Full on に近い。 おおよそBPM 160〜180 を Hi-tech, 180〜を Psy Core と呼ぶっぽい。
Minimal, Tech trance
テクノ感溢れるサイケ。
Psybient, Psychill, Downtempo
遅いサイケ。Ambient や Chill out にサイケの音使いを取り入れたり取り入れてなかったりする。 この記事で一番最初に紹介した動画はこのジャンルにあたります。
サイケをいつ聴くか
サイケを聴くおすすめのタイミングを紹介します。
1. お酒を飲んだとき 飲酒して頭がハッピーになっているとき、Full on や Goa, Progressive を聴いてみましょう。 おそらく優勝できます。 とりあえず体を動かして適当に踊ってみるのもいいでしょう。 ※未成年の飲酒はやめましょう!
2. 作業しているとき 地道な作業中で何か音楽が欲しいとき、プログラミングしているとき、Progressive や Forest や Minimal, あるいは Psybient などを聴いてみましょう。 いつのまにか作業に集中しているはずです。
まとめ
サイケといってもこんなにジャンルがあるんです。多すぎではないか。 しかしながら、これだけたくさんあれば、好きなジャンルの1つくらい見つかるかもしれません。
それでは、素敵なサイケライフを!
全ての始まり、「exp.1」
exp.1 「春日一丁目」- 5月EP by Tsukuba DTM Laboratory
このEPは昨年5月1日に公開されたもので、TDLの記念すべき第一回のリリースとなりました。さて、そのexp.1について説明する前に、まずEPとは何か、TDLのリリース形態はどうなっているのかというところから解説します。
EPとは本来 Extended Play の略称で、その本来の意味を辿るにはレコードの仕組みの解説からしなければならないのでここでは省略しますが、簡単に言うと「フルアルバムよりも短いが、シングルよりは長いもの」です。(最も、TDLのEPは通常のEPよりはるかに曲数が多い)
TDLでは、毎月このEPと呼ばれるものをリリースしています。ちなみに、このEPの通し番号としてexp.というものを用いていますが、このexp.というのは experiments. の略で、実験という意味です。TDLはあくまでも「研究所」として活動しているので、その研究所の実験という意味を込めています。さらに補足ですが、CDリリースの時の通し番号はrep.を用いています。これは report. の略で、報告書という意味です。日頃の実験 / 研究の成果をまとめ上げたものという意味を込めています。
さて、長々と説明をしたところで早速exp.1「春日1丁目」について解説をしていきたいと思います。 このEPはある種、自己紹介的な側面を持ったEPとなっています。TDLはもともとDTMをやっていた人が集まってできたサークルなので、その人たちが普段どういう音楽を作っているのかということを対外的かつ対内的にも紹介するためのEPである、ということです。実際、このEPに収録されている楽曲はどれもその人の個性がよく現れていていると思います。
では、僕の好きな曲を何曲かピックアップして今日のところは終わりたいと思います。
01. dim. - flora
exp.1 「春日一丁目」- 5月EP by dim.
記念すべき最初のEPの、記念すべき最初の一曲です。TDLの産声と言っても差し支えないこの曲は多くの人々の心をつかむのに十分素晴らしいものでした。飽きさせない展開と効果音の数々がとても良いと思います。
06. canacel - Playful Rain
exp.1 「春日一丁目」- 5月EP by canacel
「あたいったら最強ね!」 イントロが強く印象に残っている曲です。この曲のシンセパートはほとんどsynth1で作られているというので驚きです。canacelさんのpsytranceはTwin paradoXにも収録されているので、そちらも併せて聞いてみてください。
07. siu - meltwater
exp.1 「春日一丁目」- 5月EP by siu
僕がまだ未熟だった頃の曲で、mixが荒削りな部分も多いのですが、ピアノのエフェクトがいい感じなのでそこに注目して聞いてみてください。そのうちリマスターしようと思っていたのですが、プロジェクトファイルが消滅しました。
08. kinaphar - 334 complex
exp.1 「春日一丁目」- 5月EP by きなふぁ
単純な楽器構成で、kinaphar氏のメロディセンスが光る一曲です。こう言うスリーピースバンド系の曲をまた書いて欲しいなと思う次第です。
12. ksks - yozakura
exp.1 「春日一丁目」- 5月EP by ksks
タイトルの通り、夜に桜が散っていくような情景が連想される曲です。儚さみたいなものが現れていて良いです。ギターがいい味出してます。
13. nicoichi - 雨ふって君想う
exp.1 「春日一丁目」- 5月EP by nicoichi
前曲yozakuraからのこの曲です。儚くなった気持ちがさらに儚くなります。歌詞がとても良いので、歌詞にも注目して聞いてください。ちなみに作曲者のnicoichi氏はViCC-映画をつくる会にも所属しており、同タイトルの映画もあるそうです。
14. 寝そうだ - 季節は僕を置いていく
exp.1 「春日一丁目」- 5月EP by 寝そうだ
完全に優勝ですね。沈んだ気持ちを全て洗い流すようなエモさがあります。ちなみに最近寝そうだ氏はこういう感じの曲が書けなくなったらしいのでちょっと残念です。
本当は全曲コメント書きたかったのですが、長くなるのでとりあえず今日はここまでにします。 読んでいただきありがとうございました。
[この記事書いた人] siu Tsukuba DTM Lab.初代代表。 主にEP, CDのマスタリングを手がける。 twitter:https://twitter.com/?lang=ja soundcloud:https://soundcloud.com/issiki