少し間が空いてしまいましたが、アルバムレコ初ミニツアー後半戦が無事終わりました!たくさんのお客さんたちが来てくれて、音源も買ってくれて、とても嬉しかったです。本当にありがとうございました。忘れてしまう前に忙しかった週末を少し振り返ってみようかと思います。
この日はレコードショップZOOによる企画イベントということで、バンド史上初の名古屋遠征となりました。僕とドラム前田はリハより少し早く名古屋について、最初にZOOに挨拶に行きました。所狭しと並ぶ様々なジャンルのCDやらレコードをしばし眺め、店長のKazooさんと名古屋の音楽シーン、レコ屋事情についてお話しした後会場に向かいました。
(最近写真写ると8割くらいの確率で半目になる塩原と、慣れない写真にぎこちない笑顔のドラム前田。ドラム前田はトムヨークのソロアルバム、僕はshe saidのアルバムなどを買った。)
京都から合流した谷君は腰を痛めていて(30代バンドのリアリティ)若干の不安はありましたが、どうにかこうにかリハを終え出番を待ちながら他のバンドの演奏を楽しんでいました。
ズカイはしばらくぶりの共演でしたが、より音像を意識したバンドになっていて、淡いリバーブの中にも各楽器の音がしっかり抜けてきて、何より歌のメロディーがめちゃくちゃたってて、改めていいバンドだなあと思いました。(スピッツ+Real Estateというのが僕の印象です。)YONA YONA WEEKENDERSはブラックミュージックをルーツに感じるダビ-な演奏が楽しく、SEVENTEEN AGAiNは演奏の爆発力と歌メロのキャッチーさで一気に観客の心を持っていきました。STARVINGMANにはバキバキタイトな演奏に僕のルーツであるメロコア魂が疼き、Laura day romanceのしっかり練られたグッドミュージックを熱を帯びつつも丁寧に演奏する様にはとても誠実さを感じてジーンとしました。(彼らとはEggstoneやグレアム・コクソンの話題で楽屋でしばし盛り上がったりしました。)
(STARVINGMANだけ撮りそびれちゃったッス… )
最後の僕たちは、いろんなトラブルありつつもとっても楽しく演奏できました。名古屋のみなさんもとても暖かく、活動14年目にして初名古屋公演することができて本当によかったなあとしみじみ思いました。
お客さんとしてきてくれたベースメントバースタッフのかたしょ君が谷君と間違われて「インストアライブ見に行きましたよ!」と話しかけられる珍事件も挟みつつ、公演は幕を閉じたのでした…
打ち上げも早々に、我々は次の日の東京ライブに向けて車で名古屋を後にしました。途中から谷君と僕以外は寝てしまって、眠い目をこすりながら4時半頃東京の宿に到着、即就寝という感じでした。
この日は10時に宿を後にして、まずスーパー銭湯に向かいました。銭湯への道中前日のライブ音源を聞きながら、ボーカルの音程を全員からダメ出しされるという地獄のようなイベントが発生し、音程が合ってる時間が続くと「お?おぉ?おお?いいよいいよ!?」とみんなが盛り上がっていって、音外した瞬間「あぁ~…!!」とガッカリされる、という具合でした。メンバーへの憎悪が深まると同時に、もっともっと練習する必要性を痛感しました。
銭湯で仮眠をとったあとにベースメントバーに向かって、東京編に出演してくれるサポートトランペッター瓜倉くんと合流しました。瓜倉君とは大学からのつきあいでアルバムでもたくさんトランペットを吹いてもらいましたが、お互い忙しい中で今回はぶっつけ本番という無茶なスケジュール。リハはバタバタしつつ終わり、転換BGMを持ってくるの忘れてさらにバタバタ大慌て、とっさに自分のi-phoneに入っている音楽でプレイリストを作ってPAさんに渡したりしました。そんな風にドキドキしながらのオープンでしたが、一番手のCHIIOからたくさんの人が遊びに来てくれて感動しました。前日共演したLaura day romanceのメンバーが見に来てくれたのもとてもうれしかったです。
CHIIOは、とにかく描く世界がどんどん雄大になっているような印象で、丁寧な音作り、丁寧な演奏、丁寧なうた、それら全部が組み合わさって、一つの大きな心象風景を作り出しているように思えました。人としての深い根っこの部分に沁みいってくる音楽に心を揺さぶられ、ライブハウス全体が3cmくらい空中に浮いているような気がしました。(ドラえもんの10倍)年下とか関係なく全力でリスペクトの気持ちでいっぱい、ボーカルのタオ君はたぶん、精神年齢600歳とかなんではないでしょうか。
二番手、かたしょくんが引き合わせてくれたuri gagarn、僕はライブ見るの初めてだったのですが、もうリハーサルの段階から涙出てきて、本当に不思議な気持ちになりました。どこかねじれてシュールな演奏の中に寂しさがあって苦しさがあって、でも前に進もうとする力があって、お客さんでいっぱいのライブハウスの中にあってひとり、虚飾を排したまっさらな人間として音楽と対峙しているような気持ちになりました。bloodthirsty butchersとかeastern youth、mooolsを聞いたときもこんな気持ちになったことを思い出しました。新編成になって二回目のライブということでしたが演奏はキレッキレ、僕はとにかく涙が出てしょうがなかったです。終演後に僕のi-phoneがランダムでTalking headsの“This Must Be The Place (Naive Melody)”を流したときは天才かと思いました。
そして最後に我々Superfriends。わがまま50分ロングセットでしたが、ゼーハーしながらどうにかやりきりました。サポートでツアーを一緒に回ってくれたショーハシくん、ケンケンとのグルーヴもいい感じに高まっており、そこに安定した瓜倉君が加わって演奏していてとても楽しかったです。ダブルアンコールではもうノリのいい曲をやり尽くして静かなCaravanという曲を演奏しましたが、そんなビシッと決まらないところも含めて我々らしい演奏であったような気がしました。終演後に僕のi-phoneがランダムでベランダの“巨大魚の夢”を流したときは天才かと思いました。(2回目)(もしかしてPAさんが選んでくれていたのかな…。)
終演後、いろんな人とたくさん話をしました。各バンドと好きな音楽が重なっていることに驚いたり、年齢ものすごく勘違いされていたことが判明したり、いろんな人と再会したり新しく知り合ったりして、時間が経つのがあっという間でした。自分たちが企画したイベントでしたが、かたしょ君の力も借りて、すごく面白い、そして豊かなイベントになったなあと思いました。忙しかったけれど、やってよかった。
(初めましてのuri gagarnの人たちとも仲良くなれて嬉しかった。なぜかちゃっかり映り込むかつてサポートキーボードをしてくれてた植木くん…)
かつてブログで書きましたが、自分たちの音楽は「ニセモノ」である、というコンプレックスが僕にはずっとありました。天然物じゃなくて、いろんな音楽に憧れて音楽を作り始めた後追いの、いわば養殖物なのです。今でもそう思っている部分がありますが、それでも、そういうバンドが僕から見たらバキバキにカッコいい「ホンモノ」なバンドたちと共演させてもらって、仲良く話が出来て、少しでも刺激を与え合えるのであるとすれば、そしてお客さんたちに何かを感じてもらえるのならば、なんだか夢があるぜ、と思ったのでした。
いろんなバンドのかっこよさに打ちのめされて救われて、僕はまた新しく何かを作っていこうと思いました。ちょっとしたツアーでしたが、自主企画含めやれて本当によかった。11月のアルバム発売からめまぐるしい日々もこれでいったん一段落。すこし休んで、またがんばっていきます。
いろんな形で僕らの音楽を好きでいてくれる方々や、共演者のみなさん、ライブハウスのスタッフの方々、どうもありがとうございました。
7インチの今後の販売なんかが決まり次第またお知らせします〜!ではみなさん、季節の変わり目、花粉もドイヒーですがお体お気をつけて!また会いましょう〜!