Marty Paich "Hot Piano" 本当にTampaレーベル?センター・ラベルは、私が知っているTampaのものとは異なる妙な手描きのまるで偽物のようなオールドなロゴ、しかもジャケットとラベルが異なると言う信じられないデザインです。 前評価なし音質こだわりオススメアルバム5枚目、今度は、2人目のRespectマーティー・ペイチの不思議なTampaです。 超奇妙なカヴァー・デザイン、チンパンジーとセクシー女性ですよ、何故?これは珍品です。 V.S.O.P. Replica Edition Phonorecords、ちなみにV.S.O.P.はVery Special Old Phonographyの略です。 V.S.O.P. 27, Tampa Records – TP23 1956年、Radio Recorders, Hollywood, CA. 録音、月日不明... 。だったのですが、1957年6月16日です。本作は後に"Jazz For Relaxation"のタイトルで再発されたことが判明、それで分かりました。 録音評... 明記はありませんが、おそらくMONOなので、Grado MC+MONOをチョイス。音圧が高く、Tampaらしい軽さと温かさが同居する耳に優しい音質です。楽器の音色も自然で和みます。V.S.O.P.は、期待を裏切りません。 演奏は、ラリー・バンカーのヴァイブがかなり目立ちます。タイトルは"Hot Piano"ですが、全く熱くはないですね。ペイチらしい重くはないのですが、いわゆるウエストの軽さとも違う独特のスイングする演奏。私的には、ヴァイブはあまり好みではありませんが... 。 だから盤イチは、ヴァイブなしの冒頭の"Dool's Blues"、静かで地味ですが。 #MartyPaich (p) #LarryBunker (vib) #HowardRoberts (g) #JoeMondragon (b) #FrankCapp (ds) マーティー・ペイチのタンパ録音と言えば、アート・ペッパーとの共演盤"The Marty Paich Quartet Featuring Art Pepper"と言われますが、もう1枚肩を並べる好演揃いの逸品と言われるが本作。完全にジャケット・デザインで損をしていますね。 歌伴の名手マーティー・ペイチは、10人前後の中型編成バンドを軽やかにスウィングさせる編曲では右に出る者がいない才を持つと。ピアノ演奏は、低音部や不共鳴和音を繁用しつつ、無骨で重苦しい感情の発露と言うか、いずれにせよ、ウェスト・コースト的な軽いノリとは若干異質なプレイとの評。 冒頭の"Dool's Blues"の重々しいグルーヴ感、一転2曲目は軽やかにスウィングするラリー・バンカーのヴァイブがテーマを奏でる"Jump for Me"は、本アルバム中でも白眉の演奏。ペイチとバンカーは、この録音当時、共にメル・トーメのバック・バンドに加わって巡業中で呼吸もピッタリ。 ギターのハワード・ローバーツがフィーチュアされる最後の2曲も決して悪い出来ではないのですが、バンカーの加わった3曲(Track1-2,1-3,2-1)に比べると少し落ちるような... 。それだけ本作でのバンカーの演奏が素晴らしいと。 バンカーの本職はドラマーで、60年代半ばにはビル・エヴァンス・トリオに加わって録音を残しているほどの名手。ところがシェリー・マンやフランク・バトラーなどの大物がいた西海岸では中々仕事がなく、やむなく手習いで始めたヴァイブで、スタジオの仕事を取る毎日だったとか。もっとも、アート・ペッパーは、彼のヴァイブの音が大嫌いで、いつも止めるように説得していたそうです。そう言われてみると、ペッパーとバンカーのヴァイブの絡む演奏はあまり耳にしたことがないと。有名な「ブロードウェイ・ビット」やメル・トーンズでのヴァイブはヴィクター・フェルドマンです。 #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #ジャズ #スイングジャーナル #レコード *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/CFntvWDJ4Xn/?igshid=4i7axxrylvi7

















