FT-710 が来たので、早速FTDX10等と受信比べ
FT-710とFTDX10を比較。1日目。 実家から帰宅したら、FT-710 が届いたので、早速セットアップしてみました。主にFTDX10と比較してみました。 ・FT8 セットアップの注意点 USB-Dではうまく行きません。USBにすれば問題なくセットアップできました。 こじらせてしまったときには、リグ側リセットが良いようです。 ・IMD特性とCW受信 Sherwood の Receiver Test にあるように、FTDX10との差はごくわずかで、通常使用ではわからないと思います。 強力な信号をダミーロードで送信してスイープさせ、受信側は同じアンテナから受信用分配器(送信したら壊れる)を使って、FT-710, FTDX10、K3S、切替器で FTDX5000MP、IC-7300で比較してみました。 FT-710とFTDX10はほとんど同じ、K3Sもほとんど同じでした。 FTDX10にはルーフィングフィルターがありますので、場合によっては300Hzのルーフィングフィルターが有効なこともありますが、逆に信号が弱くなってしまうこともありました。結局のところ、帯域についてはFT-710もFTDX10もDSPのWIDTHによるところが大きく、フィルターがないFT-710の方がいじる箇所は少なくて済むとも言えました。 ただ、近接の強力なCWでクリックのカツカツ音が伴っているようなときには、何とIC-7300の方が聴きやすいこともありました。カツカツ音は八重洲機では共通でイマイチ除去できない感じでうるさいです。 結局のところ、近接に強力なCW信号があるときに一番聴きやすかったのはK3Sでした。 ・操作性 コンパクト機ということで、FTDX10との比較です。 FTDX10には WIDTH/SHIFTの二重ツマミ、NOTCH/APF or CONTの二重ツマミ、そしてそれぞれのスイッチがあります。DSPのリセットはそれぞれのツマミを押します。 FT-710はLCDのフィルターあるいはDSPのツマミを押すと、SHIFT, WIDTH, NOTCH, APF/CONT のウィンドウが出てきて、そこからどれかを選んでプッシュし、ツマミを回します。複数のことをするときには、複数回これをやりますが、戻るとか移動とかがタイミングがずれると変なことになります。 さらに、このツマミは普段はVFO 10kHzステップー動かすとかM.CH用に使われるものなので、少ししてウィンドウが閉じた後に回すと、VFOがどーんと動いてしまいます。どこかに禁止する機能があるのかもしれませんが、とりあえずこれでかなりイヤな気分になりました(笑)。 あとは、FUNCエンコーダーに機能を割り当てることはできるのですが、同時には一つしか使えません。KEY SPEED、PITCH、TXW、POWERなど、いちいち選ばないといけないのでキビシイです。FTDX10ではVFOの周りのリングにも割り当てられますので、それだけでもかなりマシですし、そもそもTXWは物理ボタンがあります。 FTDX10はVFOの周りを取り囲むようにスイッチがあり、その外側にエンコーダーがあるので、スイッチを押しづらいのですが、FT-710はそこにはほとんどなくて、上の方や筐体上部についています。こっちの方が使いやすいですね。ただ、そのために二台でスイッチの位置がかなり違っていて、一緒に使うと混乱します。 ・設定項目 いわゆるMENUに当たる設定項目は、最近の機種では系統別に分けられているので分かりやすくなってはいるのですが、FTDX10とFT-710では分類方法や名称が異なっています。仕様が違うのでいたしかたないところもありますが、これもどこにあるのか見つけにくいところです。
・サイズ・液晶
前面はFTDX10より一回り小さいですが、奥行きは同じです。 小さいのは、液晶サイズとVFOの周りのリングやスイッチがない分という感じです。 液晶はやや小さく、発色がFTDX10よりよくない感じです。フイルムのせいかも。DIMのパラメータも違います。ローガンですが、問題なく読めます。
・その他 FT8での送信パワーはやや絞ってあるのかもしれません。関連ありそうなところは全部最大にしても100W出ませんでした。ダミーロードでテストしただけですので、実際の運用で送信し続けたときにどうなのかなどは分かりません。 スコープの入力レベルの設定はかなり違います。
価格は有名専門店の通販で税込み12万円台中ごろだったようです。 とりあえず半日使ってみた印象としては、思った以上に高性能だが、思った以上に使いにくいです(笑)。
本体はあまりいじらないでよいデジタルモード専用であるとか、移動用にコンパクトなものが欲しいという向きには素晴らしいと思います。 混信除去機能を積極的に使いたい方、同時に複数の機能を割り当てて使いたい方、画面が少しでも大きい方がよい方には、FTDX10をおススメします。 さらにいじってみます。
いじっているうちに間違いや新事実が分かるかもしれません。そのときには、改めて報告いたします。











