9/28に配信開始となった『シン・ゴジラ劇伴音楽集』(鷺巣詩郎 / 伊福部昭)の発売を記念して行われるLINE LIVE公式配信番組『音楽家から見た“シン・ゴジラ” vol.1』に、中村が出演させていただきます。
共演は若手音楽プロデューサーで宇多田ヒカルさんの新作への客演でも話題の小袋成彬さん、そしてサイケデリックロックバンド・オワリカラのボーカルであり特撮をはじめとする昭和サブカルチャーへの造詣が深いタカハシヒョウリさん(あれ?何かどっかで聞いた名前)。
司会は元rockin'on / Real Soundの宇野維正さんです。
この若手ミュージシャン3人が『シン・ゴジラ』の音楽を中心に語るという斬新な座談会に論客として招かれることになりました。
番組配信は本日10月5日(水)の22時〜。LINE LIVEアプリがあれば誰でも無料で視聴可能です。
視聴ページ(LINE LIVEアプリのインストールが必要です)
https://live.line.me/r/channels/75/upcoming/51873
LINE LIVEといえば、『シン・ゴジラ』レッドカーペットや発声可能上映の中継を行い、今回のヒットに少なからず因果のあるコンテンツ。その番組への出演依頼が突然舞い込み、しかも何より大好きなゴジラの音楽について語ってほしいとのオファーを受けたとき、正直2〜3日は正気を保つのがやっとな心持ちでした。
また、少なからず葛藤もありました。
確かに自分は元をたどれば幼少期、伊福部昭氏の音楽との出会いによって自発的に音楽をはじめた身だし、同世代の中では熱心にゴジラをはじめとする東宝特撮音楽や伊福部音楽を聴いているほうだとは思う。
しかし自分の知るそういった音楽の知識はほとんどが伊福部音楽研究の第一人者である井上誠さんや小林淳さんの受け売りに過ぎないと思うし、今回の音楽集CDでも見事な解説文を書かれていた早川優さんや科楽特奏隊も大変お世話になっているトヨタトモヒサさん、そして先日シン・ゴジラの音楽に関する素晴らしい考察が日経ビジネスオンラインで公開された片山杜秀さんなど、より深く正しく語ることのできる偉大な先人の方々が数多くいらっしゃる中で、いったいこの口から何を語ればいいのか。
読みかけの「音楽入門」や片山氏編集の伊福部昭本など過去の資料をひっくり返しては読み返し、ぎりぎりまで予習に励んではみました。しかし結局それは一夜漬けの付け焼き刃にしかならないと悟ることにしかなりませんでした(とはいえ「音楽入門」、人生観が変わるほど素晴らしい本です!)。
それよりなにより自分にできること、それは今までゴジラの音楽を熱心に聴いたことがない人たちに『シン・ゴジラの音楽って、伊福部昭って、鷺巣詩郎って、こんなにイケてるんだぜ!』というシンプルなメッセージを、エモーショナルに伝えることだけだろうと。
そんな信条だけを握りしめてこの座談会に向かうことにしました。
結果どうなるかは、オンエアを待つのみ。
ゴジラ音楽論に一石を投じられるか、それともただのオタクのダダスベりか。
どうぞ生温かい目で楽しみにしていてください。
面白いのは共演のタカハシヒョウリですが、これはもちろん科楽特奏隊とは無関係のブッキングです(企画側の担当者さんもよく知らずにオファーしていたとのこと)。ですのであくまで彼はロックバンドのボーカリスト、自分は怪獣音楽も手がける音楽家、という独立した立場でしらじらしく横並びで語る羽目になりました。普段の僕らを知る皆様はそこらへんも楽しんでみてください。
それにしても、他2名に比べれば正直圧倒的にミュージシャンとしての知名度には劣る自分が、なぜこの3人の中に選ばれたのか。
未だにキツネにつままれたような心持ちですが、キングレコードの企画担当者さんに伺ったお話では、今回の映画に深く携わっているとあるスタッフの方からご推薦をいただけたとのこと(もちろん全く面識のない方です)。
これまた信じられないお話でした。
この国で好きを通すことは難しい。
けれど、好きを通し続けていることは誰かがしっかりと見ている。
ひとりでも多くの人に「もう一回シン・ゴジラ観たい」と思っていただけるよう、ナカムラがんばります。
乞う、ご期待。
http://www.shin-godzilla.jp/news/news_160928_2.html