Elmo Hope Trio Featuring Philly Joe Jones 邦題「チュニジアの夜」、久々エルモ・ホープで"幻"のセッションなら、これも匂い即買い。 RCAレーベル (RVJ-6019)日本盤、スイングジャーナル選定ゴールド・ディスク。本作の存在は知りませんでした。 帯に「世界初のLP化、故エルモ・ホープの最高傑作ついに登場!」との表記ですが、本当ですかねぇ~?と言うのもA-1 Sound Studios, NYでの1966年3月8日(Side 1-1,2,3, 2-1)と1966年5月9日(Side 2-2,3)の録音だから... 。 "幻"その1... 本作は、アメリカのInnercityと言うマイナー・レーベルのElmo Hope "Last Session"(RJ-7337)の続編。発売前までディスコグラフィー等にも記載されていない、テープの存在すら全く知られていなかったホープ最晩年の貴重な演奏。このセッションは、Atlanticの創設者のひとりハーブ・アブラムソンの監修で、当初はFestivalと言うレーベルから発売される予定だったところ、お蔵入りになってしまいInnercityレーベルが買い取って発売したという"幻"の作品。私を含めファンには堪らない発掘盤です。 "幻"その2... ホープは、薬物使用のせいでニューヨークのキャバレー出演許可証を失ったため1957年にロサンゼルスに。しかし、西海岸のジャズ界に幻滅して1961年にニューヨークに戻りますが、またしても薬物所持のために短期間投獄、釈放後に演奏活動を再開したものの録音はほとんど行わず。で、その期間の貴重な録音が本作、なので"幻"。翌1967年に薬物の過剰摂取のため急死... と言うお決まりの人生。 "幻"その3... 演奏についてですが、1961年のCelebrity, Beaconレーベルの2枚とは別人です。バド・パウエル直系の強く明快なタッチと流れるようなフレーズが持ち味だったと思いますが、もたもたしていて微妙に外れます。ジャッキー・マクリーンみたい。麻薬漬けの人生を閉じる前年の録音ですので、当時の不安定な感情が表れているように感じますね。 表現は、冒頭お馴染みのバップ・スタンダード"Night In Tunisia"、この大胆な解釈こそが彼の特異性かも知れません。コール・ポーターのSide 2-1 "I Love You"もジョージ・ガーシュインの2-3 "Somebody Loves Me"も非常に斬新で自由な彼の個性が溢れています。 それにしても本作のフィリー・ジョーのドラムスは、いつもにも増して物凄い迫力ですね。音量を上げるとスピーカーが抜けそうなくらい叩きまくりです。確かにFeaturingで間違いない。 さて、音質は1966年なら決して誉められたものではないでしょう。Shure SC35Cでも楽器の音は硬く、チャンネル・セパレーションも弱いですね。真空管アンプ+フォノイコは奥行きがあるので、まだ聴けるのかも知れません。通常のプリメイン・アンプだともっと尖るか、暴れると想像します。 #ElmoHope (p) #JohnOrr (b) #PhillyJoeJones (ds, 1-1,2,3, 2-1) #CliffordJarvis (ds, 2-2,3) Engineer - #HerbAbramson , #AndrewBerliner Producer - #HerbAbramson Photo Courtesy Of - LynMaggs From The Collection Of Mrs. #BerthaHope Designed By #MasataniCogo #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #jazzvocal #ジャズシンガー #ジャズ #スイングジャーナル #レコード *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/CohmqNkv_ED/?igshid=NGJjMDIxMWI=
















