【まちを着る|京丹後Tシャツ】 🐸ここ20年くらい、「まちに還す」ことをたいせつなテーマに据えて向き合ってきました。『調査されるという迷惑』(初版は2008年)を読んで、大いに反省したのを思い出します。(あたりまえのことながら)フィールドワークもインタビューも、〈調査するひと〉の都合だけで決まるはずはなく、〈調査されるひと〉との関係のなかで成り立ちます。もはや〈調査者=被調査者〉という言いかたを辞めるほうがいいのかもしれません。くわえて、「宿題」を持ち帰らずに、できるだけ現場でつくって現場で成果を報告するというやりかたも、あれこれと試してきました。 ポスターづくりのワークショップは、2009年の秋ごろから(試行錯誤しつつ)続けてきて、ようやく2泊3日のプログラムとして整ってきた感じです。ついにポスターに飽きたということではないのですが、「まちに還す」なら、ポスターである必要はないわけで、あれこれ試していました。いままで、なかなか実現にいたらなかったのがTシャツです。まちを歩いて、気になったもの・ことをプリントする。Tシャツにすれば、ポスターとはちがった形ではあるものの「まちに還す」ことができます。 そして、じぶんで身につければ、遠く離れていてもまちを想うきっかけになります。じつは、「まちを着る」試みは、かつて加藤研に「語服」というプロジェクトがありました2018年度秋)。その方法や成果に敬意を表しつつ、「京丹後Tシャツ」をつくることにしました。 3月中旬にみんなで出かけたさい、現場で刷るつもりで計画していたのですが、突然のトラブルでプリンターが動かなくなり、「宿題」を持ち帰ることになってしまいました。それでも、Tシャツの図案は、すべて京丹後に滞在しているあいだににつくられたもので、最終日にお互いに共有する時間を設けることができました。ようやくすべてをプリントして、10種類の「京丹後Tシャツ」ができあがりました。 たぶん、ポスターづくりは続けるとは思いますが、いろいろなまちで、見聞きしたこと・感じたことをTシャツに転写していく「まちを着る」試みもはじめるつもりです。きょうは、すべての印刷を終えて、オリジナルのタグ(作者のメッセージが書かれています)をつけました。👏🏻









