鳥肌
待ちに待った中山さんの新刊をやっと買い、電車でちょっと読んだ
高三の夏、大阪のジュンク堂でスケッチングを手に取ってから、もう7年が経った
受験対策を始め、建築を分かったつもりになっていた私に、もっと面白い世界があることを教えてくれた
中山さんのことを忘れかけていた学部一年の秋頃、総合工房棟の入り口の前で、先輩からオープンデスクに誘われて、一日でも早く行きたい!と思ったのを忘れてない
それから二年くらい通い、オープンデスクにも慣れた頃、中山さんが藝大の教授になった
そのことを知った夜、帰りの坂道をどうしよー!と叫びながら、自転車で降ったのを忘れてない
四年になって課題を持ってもらってからは、少し緊張していて、あんまり覚えてない
院試はもちろん中山研を受けた
それから、院の二年間、なんとなく好敵手というか、すこし張り合うような気持ちでいて、時々何を言っているのかわからないこともあった
中山さんから何かを盗もうと、中山さんへ何か衝撃を与えようと必死だった
修了制作が終わり、先月、研究室を出た
度々私のこの後について言葉をもらい、背中をぐいぐい押してもらった
本当に心強い
私にとっての中山さんの存在は、だいぶ変わった
それには時間が大きく関わっている
でも
今日立った鳥肌は、高3の夏のそれと変わらなかった
大げさでなく涙(感動と悔し涙)が出そうで、ちゃんと読めてない
中山英之 「1/1000000000」








