[ works ] 装幀のお仕事 / 青空書房店主の妻恋記「けんいちから和美へ」
大阪市北区 天五中崎商店街で「青空書房」という古書店をされていた、さかもとけんいちさん。
93歳で亡くなられてから三回忌を迎える7月2日を前に、長く親交のあった編集者「あざみエージェント」の冨上さんが、さかもとさんが妻の和美さんへ宛てて書いていたラブレター「家庭内通信」を中心にまとめた一冊の本を出版されました。私は装幀を担当しています。冨上さんより資料としてお預かりした膨大なラブレターの中から、クリスマスイブに書かれた文章に、見逃しそうな小さな挿絵が。(もちろん、見逃しませんでした)そして、さかもとさんの描き文字を拾い題字にしました。男の人が妻に宛てて書く内容でどんな色味かな、とほんの少し悩んで、でもさかもとさんは93歳でも色気のある人でしたし、紫や赤も好きでした。そこからイメージして、でももっと、なんだか抱きしめたくなるような1冊にと思い、雪のような光沢のある紙にピンクを刷ってもらいました。内容は、本当にたくさんの人に読んでほしい。大切な人に手紙を書いてほしい。私の方でも少し販売していますので、気になる方は声をかけてください。宜しくお願いします。/あざみエージェント定価(本体1600+税)
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