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大胆不敵に恋したい [from Just 4U]の話
大胆不敵に恋したい Aha
こんばんは、藤原です。まさか四日連続とはね!まずはなんとか三日坊主を超えるところがいつもネックなので、これでやや乗り越えたと言ってもいいのでは?という気持ちです。そもそも三日坊主って何日乗り越えられたら呪縛から逃れられるんだろうか…。結構謎ですよね。絶対三日じゃないと思うし。三日はとりあえずって感じですもんね…?どうなんかな? ちょっとした疑問は置いておいて、本日も曲紹介です。界隈ではちょっとした伝説的な感じになっているこの曲です。
あの大手メーカーSEGAが作ったアイドルゲームで、Readyyy!というものがありまして。Readyyy!というゲーム自体は公式サイトを見てもらった方が分かりやすいと思いますので、公式リンク貼っておきます。その中のユニットで4人組の「Just 4U」(読み方:ジャストフォーユー)というユニットがいるんですけど、彼らのデビュー曲になります。当時から3DアニメーションのMVということでその技術も話題になりました。本当に良い意味で気合が入っていて驚くことに本物ぽかったからです。今見返しても新鮮な発見ばかりですし、当時のトキメキがそのままに蘇ります。びっくりするほど滑らかで、例えば動作でいうと、サビの「好きになるかも」の手をあげるようなフリのところや、Aメロの「君のことを」とキュート担当の年少組が歌っているところの後ろでの年長組のダンスとか、曲全般の達真くん(黒い短髪の子)のカメラに向けた手の振りとか、同じくサビの「抱きしめたいんだ」の部分の折笠凛久くん(赤いショートカットの子)の狂おしい振り付けとか、画面全体の光彩加減とかライブの演出とかもうなんか、口に出せば出すだけ、細部にまでの突き抜けたこだわりを感じ取ることができるというか、感じ取ってしまうんですよね。本当に情熱の勝利というか。 そして彼らが注目を集めたもうひとつの理由は曲の良さだったと記憶しています。発表当時、ONIGAWARAと聞いてピンとくる人は界隈では少なかったかもしれませんが、楽曲派の中では話題の人だったようです。私はちょうどこの曲を知る前に「それは月曜日の9時のように」(リンク先:当ブログ楽曲記事)を聞いていたので、月並みに「え!あ!まじで!!」という感じでした。なんというかまたしても才能をまざまざと見せつけられたというか。本当に良い曲メーカーだなと実感します。特にこの曲の場合、何よりもアイドル楽曲ぽいし、特にJust 4Uっぽんですよね。その「ぽさ」を作るのが上手なのかもしれません。でもそのぽさよりも何よりも、何より聞いてるこっちを裏切らないコーラスラインとかコールアンドレスポンスとか、楽曲の構成や展開とかが安心して聴けて、しかも想像を超える高クオリティ。ユーザー目線でいうと、そんなお得な楽曲はないと思ってたのがあったんですよね。それこそがONIGAWARAクオリティ。本当に信頼しかない。 ちなみに、ご本人ONIGAWARA兄さんたちもカバーしておりますので、聞いてみてね。
私はこの二曲(大胆不敵に恋したいとそれは月曜の9時のように)しか知らないのに、勢いでONIGAWARAさんのライブに参加したことがあります。しかもツーマンでした。でも、本当に超楽しかった!!です!!知らない人とも仲良く話して、一緒に踊って、嘘みたいな夜でした。最高の夜をありがとう!!!また行きます!
それは月曜日の9時のように[from 桜エビ〜ず]の話
月曜日でも日曜日でも関係ない 君に会いたい
こんばんは、藤原です。昨日は頭痛で大変見苦しいたんぶらを失礼しました…。本当に生まれてこの方頭痛とは縁がなかったんですが、ここ数年気象病なのか原因がよくわからない頭痛に悩まされていてですね…。どうしようもないときには鎮痛剤を頼らせていただいてるのです。昨日も助けられました。ありがとう、鎮痛剤。 本日は曲の紹介です。本当に好き!!もうずっとオールタイムベスト、Queen of J-POPs。一度聞いたら忘れられない名曲です。この曲が生まれてくれてありがとう。
リリースは2019年。もう6年前ですか。おそらく2019年のアイドル楽曲大賞のインディーズ部門の大賞の楽曲だったと記憶しています。桜エビ〜ずはこの後改名いたしまして、現在はukkaとして活躍していますね。メンバーの再編もありました。この曲は初期メンバー時代からグループ名が変わっても受け継がれる名曲なのですが、このリリイベの映像がもう好きすぎて。この映像で紹介させて欲しいんですよ。 もうまず、サムネイルにもなってますが、曲が始まる前のロゴが好き。おしゃれすぎるやん。もうストーリー見えるわ。というくらい要素が詰め込まれた、本当にいいデザインだと思います。そして楽曲タイトルから分かるように月9をモチーフにした楽曲です。どの月9、とかではなく月9という文化とか概念という方がわかりやすいですかね。なんとなく、美女とイケメンがイザコザありながら向き合いあって、ロマンティックなシーンで告白するけどなんやかんやあってあんまりうまくいかなくて、けどすったもんだあってハッピーエンドになる、そんなイメージ。 あの頃見ていた華やかなロマンスはすごくフィクションめいて見えるけど、実際に恋をするとその何倍も小さなストーリーでも君がいるだけで満たされる、というような歌詞なんですけど、これがまぁ楽曲とこの子たちにハマりすぎてる!!もうなんなんだ、この大正解と言わざるを得ない。この動画では、作詞作曲を担当したONIGAWARAさんもご一緒にパフォーマンスされていて、途中途中に入る「クラップいくよ〜!」「サビ行きます〜!」がたまらない。ライブパフォーマンスでのこの子たちの横顔の美しいこと、ピントが合う瞬間や明らかにカメラ目線じゃないときの自然な表情で、この空間が幸せなんだと感じいることができて、多幸感とか素晴らしいとかしか言葉がなく、疲れてるときに見るとまさにミュージックセラピー。心が軽くなるってこういうことなんだよな〜!と感じる名曲です。
加えて、個人的にはこの曲ちょっと懐かしい感じもするんですよ。どことなくセンチメンタルというか、「あの頃の」みたいな感覚がある楽曲でして。あの頃と言っても、大昔じゃないですよ!平成の感じ。それはおそらく曲の構成とかメロディーラインとかにもよると思うんですが、加えて楽曲の音色もどこか懐かしいんですよね。夜に宿題やってテレビ見て、次の日に学校の友達と「ねぇ、昨日のあれ見た〜?」とか話したりして。そんなどこか懐かしい時代の記憶が蘇ります。 この曲はおそらく誰が歌っても名曲だと思うし、評価されるべきと思います。実際、2019年にアイドル楽曲大賞のインディーズ部門で大賞に輝いたとき、桜エビ〜ずは特段知名度があったわけじゃなかった。それでも大賞が取れたのは、ひとえに楽曲の良さと、彼女たちのそのときの煌めきじゃないかと思うのです。すなわち、どんなアーティストが歌っても売れたかもしれないけど、それでも、当時の対バンや外部でのライブ経験を積んで積んで積みまくった集大成と、何より彼女たちのオリジナル楽曲連続リリースを経て得た経験があった桜えび〜ずだからこそ、楽曲との相性というか最大限の相乗効果というか、そういう魅力を感じるんじゃないかな〜と思わざるを得ないのです。特に、10代の少女特有の瑞々しさとその表現と偽物じゃなさがすごい。こういう書き方をすると「少女にしか価値がない」みたいに見えるかもしれせんが、言いたいことはそうではなくて、「輝いているときは年齢関係なく一番うつくしい」のだと言いたいです。そのうつくしさの言葉として少女の瑞々しさという言葉を使っているんだと思って欲しいです。そしてそれが編集や加工で作られたものでなく、彼女たちの中から自発的に生まれてきたからこそ偽物じゃない本物っぽさを感じるんだと思います。
途中横道にずれてしまった感じもしますが、とにかく、タイミングと経験の巡り合わせが産んだ、まさに月9を超えるドラマみたいな奇跡。大々的な記録には残らなくても、視聴した人の心には永遠に刻まれる名曲だと思います。こういうJ-POPがある国に生まれて本当によかったぁと、これが母国語として自国の感覚で理解できて嬉しいとひしひしと感じますし、改めて感謝するのもこういうタイミングです。 私的にこういう一瞬の輝きに満ちた空間に出会うと衝動で泣いちゃうこともあるのですが、心の中は千々に「ありがとうございます」という感謝で溢れて止みません。なんか幸せすぎると泣いちゃうんですよね。人間って不思議。
オニガワラ
鬼瓦(おにがわら)は、建物の屋根の端や軒先に置かれる装飾的な瓦の一種です。主に神社や寺院、城郭などの伝統的な建築物で見られます。その起源は古代中国まで遡り、日本には飛鳥時代に伝来したと言われています。鬼瓦には、鬼や動物、植物などのモチーフが彫刻されており、建物を装飾するだけでなく、魔除けや火災除けなどの象徴的な意味も持っています。鬼の顔を模した鬼面瓦が最も一般的で、その表情は力強く、建物を守っているかのように見えます。鬼瓦は、建物の美しさや威厳を高める役割を果たし、日本の伝統建築に欠かせない要素となっています。
手抜きイラスト集
i love them
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謎解きにキスの花束を
もはや説明不要のポップスの名手、ONIGAWARAが手掛けた 声優ユニット・DIALOGUE+の楽曲「謎解きはキスのあとで」。
作詞の竹内サティフォ氏はこの楽曲について、 「 (プロデューサーの田淵智也氏からは) 広瀬香美さん (の楽曲) とかをリファレンスにもらった」「90年代のJ-POPのよさ (を取り入れた) 」と語っている (2023年2月19日「DIALOGUE+2」新曲先行試聴会より) 。
一方、筆者はこの楽曲を一聴した時から、連想してしまう楽曲がある。
今井美樹「雨にキッスの花束を」(作詞:岩里祐穂 作曲:KAN)。
1990年リリース「retour」収録のこの楽曲は、読売テレビ・日本テレビ系アニメ「YAWARA!」の2代目オープニングテーマ曲に選ばれている。
両曲はいずれも「突然降り出した“雨”」をきっかけに物語が始まる。
アリバイは完璧だったのに簡単に崩されてしまった 犯行時刻は午後6時 突然降り出した雨に (謎解きはキスのあとで)
突然アイツが言った 「結婚しようよ、すぐに」 街は大雨注意報 みんな急ぎ足 (雨にキッスの花束を)
そぼ降る雨とは裏腹に、恋に高揚する主人公の心がモノローグ調に綴られてゆく。 「傘」というアイテムも登場人物の距離感や感情を表現することに一役買っている。 前者のサビを締めくくる「killing me!」もどこか後者の「CHU! CHU!」と似ている。 さらに両曲共にラスサビ前に台詞が挿入されている。情景をより具体的に想像することができ、とても印象に残るパートだ (尤も、DIALOGUE+の楽曲で台詞が挿入されているのは稀なことではない。そして今井美樹は台詞部分をLIVE等で歌唱せず、歌詞カードにも書かれていないことが知られている) 。
「一緒に帰ろう?」 (謎解きはキスのあとで)
やっと言ったな コイツ! もう離れないから (雨にキッスの花束を)
そして何と言っても、両曲のタイトルには「キス (キッス)」が含まれている。
しかし、筆者が注目しているのは物語や舞台装置、詞に登場することばの共通性だけではなく、詞の文体にある。
そっと傘を差し出した 肩寄せて2人歩いていた 君は照れて少しはにかんだ それはまるで凶器みたいだ (謎解きはキスのあとで)
愛してるって言いながら ふたり 大人どうし つかず離れずの仲でいようと 吹いてた (雨にキッスの花束を)
最初に引用した部分に続く1Aの詞である。 一人称視点で語られる物語の文末が「た」で終わっているのである。
ここで「た」=過去形と断定するのは、文法界隈の諸氏から総ツッコミを食らうところなので避けることにする。 何が言いたいのかというと、両曲は「た」を使うことで「小説然の語り口で読者 (リスナー) を物語に引き込み、結末をよりエモーショナルに感じさせる効果」を創り出しているのではないか、という仮説である。
文末の「た」は繰り返されることで、語感的なリズムを生み出す。 と同時に、「た」で締め括られる描写が連続することで、個々の描写には時間的な連続性があることを明示している。 そして、最後に語りたい「現在」に繋げていく推進力を持っているのではないだろうか。
「雨にキッスの花束を」には終盤、 明確に「ここが現在である」と示す箇所がある。
雨が作ったしずくの輪 今 くすり指に落ちたよ 一生一度の思い出 幸せにして あなたが好き CHU! CHU! (雨にキッスの花束を)
一方「謎解きはキスのあとで」には「今」という表現は存在しないものの、「ここが現在である」と感じさせる描写がある。
雨も上がった ここでまさかの大どんでん返し “真犯人はそう私です” 傘を忘れたフリをしてたの oh yeah (謎解きはキスのあとで)
相合い傘をしていたのは自分の「犯行」ゆえのことであったと判明する一節。真犯人が明らかになるということは、曲中にもある「起承転結」の「結」にあたる部分である。
このように、両曲には「現在」という物語の着地点の印象を強めるために「た」が効果的に使われているといえるのではないだろうか。
竹内サティフォ氏が「雨にキッスの花束を」との関連と明言していない以上、同曲がリファレンスになっているとはいえない。あくまでいちログっ子の妄想であることをご承知おきいただきたい。
(2023年11月18日追記) 2020年8月3日にInterFM897で放送されたラジオ番組「DIALOGUE+ONLINE」#16 内で、プロデューサー田淵智也氏の推薦曲として「雨にキッスの花束を」が紹介されていた。 同回は「謎解きはキスのあとで」でセンターボーカルを務める内山悠里菜、宮原颯希の担当パーソナリティー回で、謎キスについて言及された上での紹介だったため、少なくとも田淵Pの中では同曲が一定のリファレンスになっていたと推察できる。 (追記ここまで)
最後に、近年のヒット曲の中で似た構造の楽曲を挙げてみる。
YOASOBI「夜に駆ける」(作詞・作曲・編曲:Ayase)。
「さよなら」だけだった その一言で全てが分かった 日が沈み出した空と君の姿 フェンス越しに重なっていた 初めて会った日から 僕の心の全てを奪った どこか儚い空気を纏う君は 寂しい目をしてたんだ (夜に駆ける)
小説投稿サイトmonogatary.comに投稿された星野舞夜の小説「タナトスの誘惑」を原作として作詞・作曲された楽曲だ。
文字通り、小説がもとになっている詞で文末に「た」が多用されており、小気味良いリズムを生み出している。
そして、詞は「今」を呈示して終わる。
涼しい風が空を泳ぐように今吹き抜けていく 繋いだ手を離さないでよ 二人今、夜に駆け出していく (夜に駆ける)
おわりに
本記事を執筆するにあたり、「謎解きはキスのあとで」が初披露された2020年8月21日の新曲発表公演「走れ!君と曖昧な光のあとで」を視聴しておきたかったのだが、残念ながら当時筆者はログっ子になる前だったので、視聴できなかった。当時受注販売されていた台本を入手でもできれば、もう少し詞の世界観に踏み込んで考察ができるかもしれない。
本記事を執筆している2023年11月17日、「雨にキッスの花束を」の作曲者、KAN氏の訃報が報道された。奇しくも今日は冷たい雨の降る日だった。
そして明日11月18日は新宿LOFTにてONIGAWARAの主催ライブ「10周年だよ!ガワラまつり」が開かれ、「謎解きはキスのあとで」でセンターボーカルを務める内山悠里菜、宮原颯希が出演する。
両曲にまつわる偶然に思いを馳せて。