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Grow In 2One, by RAWAXXX, 呼煙魔
KOK GRAND CHAMPIONSHIP FINAL 豊洲PIT
ラップバトル日本一を決める大会。
韻を上手く踏めているか(ライミング)、ビートに適切に乗れているか(フロー)、相手に対して唯一無二の即興の会話ができているか(誰にでも言えてしまうような回答では即興性が低いとみなされ、評価が低い)などが主な対決要素。
この大会に出てくるラッパーはすでに各地の予選を通過してきた有名な人ばかり。当日のバトルの内容だけでなく、今までに積み重ねてきた実績や生き様が、ある程度評価にも影響してくる(プロップス)。戦い方や姿勢に一貫性はあるかどうか、過去からの成長があるかどうか、噛ませ犬のようなイメージがついてしまっていないかどうか、といったところがその具体例だ。
観客は、バトルの中で適切なところで盛り上がることが暗に求められているような気がする。ジャズのライブであれば、ソロパートが終わった時点で拍手をするという作法のようなものがある。同様に、ラップバトルでも綺麗に会話として成り立つような韻を踏んだり、相手に対して的確な回答をしたり(パンチライン)、音楽的に優れたビートアプローチをした場合などに手を上げて歓声をあげて盛り上げる。もちろん上記のような場合には、ラップの巧さから自然と盛り上がるケースもある。しかし、例えば過去のバトルや楽曲からの引用をして回答をした場合には、そうした文脈を事前に把握しておかなければ盛り上がることができない。また、パッと聞いて理解することが難しいような高度な韻の踏み方した場合には、振り返ってみてようやくその巧みさに気づくこともある。このように、ラップの世界を観客も深く理解していなければならないという風潮が、会場に足を運ぶ際のハードルになっているという面もある。
ラップバトルは、なんとなく就活の面接に通じるところがあると思う。