favorite artist column:THE FALL OF TROY(前半)
第三弾目です ※大長編になりそうなので前半と後半に分けてお送りしタイと思います。
今回はアメリカ、ワシントンはムキルテオ出身のポストハードコアバンド「The Fall Of Troy」について好き放題語っていきたいと思います
メンバーは左から
Tim Ward(bass、back vocal) Thomas Erak(vocal、guitar) Andrew Forsman(drums)
結成までの経歴は海外wikiからの引用ですが
「2002年、カミアック・ハイ・スクールの学生の頃、トーマスエラック ティムワード、アンドリューフォーズマン、マイクモンローによって "The Thirty Years War"が結成される。 "Martyrs Among the Casualties" "Live at the Paradox"の二枚のEPをリリース。 次の作品に取り掛かる直後、セカンドギターを勤めていたマイクムンローがモチベーションの低下により脱退し3ピースになる。 バンド名をThe Fall Of Troyに改名。」
「2003年3月、ジョエル・M・ブラウンのプロデュースによりバンド名を冠したファーストフルアルバム 『The Fall Of Troy』レコーディングし 11月4日、Lujo Recordsよりリリース。(後に2006年8月22日、Equal Vision Recordsより再発。) 学校の春休みを利用したわずか1週間でトラックを仕上げる。 その当時メンバー全員17歳であった。」
経歴だけみても「へぇ」だとか「ほぉ・・・」だとか心にもない関心をされちゃうと思うんだけど 音源を聞いてみれば一聴瞭然。
The Thirty Years War「Knife Fight AT the Mormon Church」
ポストロックを思わせるクリーンギターの絡みが超気持ちいです。まだキャッチーな方。
The Thirty Years War 「Tears of Green Eyed Angels」
イントロからもうやばい 怪しげなベースラインが凄い良き
16からまだまだ未完成ではあるもののハイセンス志向なことやってます。 まだ青臭いボーカルにラインで録音したのを重ねただけのマスタリング?なにそれ美味しいの?って具合の荒削りな音の悪さがいいよね 今ほどgainバク上げにディストーションで暴れまくるハードコアやメタルっぽさはなくどっちかというとマスロック、ポストロックよりの計算に重きを置いたようなリフやサウンド。
キング・クリムゾンばり、もしくはそれ以上ににクリーンなのにカオティックなトラックの上に美メロが こんな上手く載せれるもんか。。。 ”The Thirty Years War”から一年後に産声を上げる"The Fall Of Troy"の何聞いて育ってきたの!?ってしつこく問いたくなるほどにカオスだが決してジャンクではない唯一無二なサウンドはこの頃からもうすでに確率してたんだね
THE FALL OF TROY:LIVE
オープニングSE、 2Pac かい!
長身のクセ毛長髪がくねくね動きながら頭を振り乱し難解なリフを簡単に弾き狂いながら歌い狂いスクリームしティムもエラック同様、頭を振り乱しベースを振り狂い アンドリューは凶面でドラムを叩き狂うという狂いに狂いまくりなトリオ。 ただ残念ながらカメラ直撮りのLIVE映像が多く音の善し悪しは判断しにくいので来日した際はライブ感を直に味わいに行こうと思う。
そんな狂い咲き(言いたいだけ)トリオThe Fall Of Troyのアルバムを年代順に批評というか個人的感想云々書いていきたいと思います。(まだ中盤戦だけど最後までお付き合いください!)
★が筆者おススメ
2003年 debut album『The Fall Of Troy』
Track 1.「Rockstar Nailbomb!」 Track 2.「Spartacus」 Track 3.「The Circus That Has Brought Us Back to These Nights (Yo Chocola) Track 4.「Mouths Like Sidewinder Missiles」★ Track 5.「The Last March of the Ents」★ Track 6.「F.C.P.S.I.T.S.G.E.P.G.E.P.G.E.P.」 Track 7.「Whacko Jacko Steals the Elephant Man's Bones」★ Track 8.「Reassurance Rests in the Sea」★ Track 9.「The Adventures of Allan Gordon」★ Track 10.「I Just Got This Symphony Goin'」 Track 11.「What Sound Does a Mastodon Make?」
こちらが前述にあった彼らが17歳の春休みを利用し、楽曲からレコーディングまでを一週間で仕上げたといわれるストイックさ存分に制作されたアルバムであるが The Thirty Years War期から一年でここまで進化を遂げるかと息を飲むほどの楽曲群を手に華麗なスタートダッシュをキメる この頃からもなかなかのひねくれ具合でカオティックな楽曲の上に美メロが入りそのまま続いてくと思えば奇声にも似たスクリームが飛び出る といったびっくり箱方式の飽きを来させない先の見えない展開や技術を音楽ヘッズに打ち付けたアルバムであるんではなかろうか。 マスタリングはTTYW期よりはよくなってはいるがまだ粗削り感があり彼らの若さ所以のパンク魂がそうさせたのか腕もののプロデューサージョエル・M・ブラウンが故意にそうせたのか不明だが それも一興若さに疾走感濃厚な良きアルバムだと思う
2004年 『Ghostship EP』
Track 1.「Ghostship Part I」★ Track 2.「Ghostship Part IV」★ Track 3.「Ghostship Part V」 Track 4.「Macaulay McCulkin」
こちらは2004年期にFOT HP上にファイル形式でフリー配布された自主製作EPであり 前回とは打って変わって全体的にギターノイズやエフェクターを多用したmars voltaを思わせる実験的なサウンドが随所に散りばめられてて聴いてておもしろい Track.1の最初のおどろおどろしいベースラインとディレイがかかったギターハーモニクスなんかはモロ80sホラー映画特有の"起"を彷彿とさせるよね 章ごとの主人公に幽霊船の如く襲い掛かる恐怖やその顛末を表す歌詞も見どころ。 5分にどんだけ詰め込むんだってくらい展開が多いので一つの映画サントラを聞いた気になれるので良き(適当) 後にTrack 1~3は2008年の「Phantom On the Horizon」で、Track 4は2005年の「Doppelganger」でリメイクされた。
2005年 『Doppelganger』
Track 1.「I Just Got This Symphony Goin’」★ Track 2.「Act One, Scene One」★ Track 3.「F.C.P.R.E.M.I.X.」★ Track 4.「You Got a Death Wish, Johnny Truant?」★ Track 5.「Mouths Like Sidewinder Missiles」★ Track 6.「The Hol[ ]y Tape...」★ Track 7.「Laces Out, Dan!」★ Track 8.「We Better Learn to Hotwire a Uterus」 Track 9.「Whacko Jacko Steals the Elephant Man's Bones」★ Track 10.「Tom Waits」★ Track 11.「Macaulay McCulkin」★
ここからが彼らの本領発揮。 FOT入門書と謳ってもいいくらいかなり纏まったアルバムだと思う。 曲目から見るに1stからの寄せ集めのように感じるが 各パートがかなり聴きやすく緻密にリテイクされていて演奏もまた一段と上手くなっていやがる。 怒涛の高速ブリッジミュート、轟音のPhを挿みながら、コード、リードを行き来するが難無くシャウトも歌も叫び歌って見せるドッペルゲンガー的ギタボ あちこち行き来しウネリ狂うベースラインと忙しなく変化するリズムとパターンを乱打するドラミングがよりクリアに鼓膜に突き刺さってくるのがとにかく気持ちいい! Track 3"F.C.P.R.E.M.I.X."は1stのTrack 6"F.C.P.S.I.T.S.G.E.P.G.E.P.G.E.P."のリメイクで歌詞はそのままだが速い速い。後者を聞いた後だと速すぎじゃね?ってぐらい速い。
2007年 『Manipulator』
Track 1.「Cut Down All The Trees And Name The Streets After Them」★ Track 2.「The Dark Trail」 Track 3.「Quarter Past.」 Track 4.「Problem!?」★ Track 5.「Semi-Fiction」 Track 6.「Oh! The Casino!?」★ Track 7.「Sledgehammer」★ Track 8.「Seattlantis」★ Track 9.「Ex-Creations」★ Track 10.「Shhh!!! If You're Quiet, I'll Show You A Dinosaur」★ Track 11.「Caught Up」 Track 12.「A Man. A Plan. A Canal. Panama.」★
個人的にFOT至上一番の怪作がこちら。 空間系を多様したミキシングも独特で元Minus the BearのMatt Baylesが担当してる。 彼曰く、「このアルバムで更にFOTを音楽的にあらゆる方向に拡大させたかった。主に自分たちのルーツであるポップロックとパンクロックの影響を追及したかった。 WeezerやGet up kidsは皆が尊敬する偉大なバンドだった。そのように自分たちの創造性と技術が世界にみせられても怖いものはない」と。 まさに一曲に様々なジャンルを正面衝突させて化学反応を起こさせたような プログレッシブを卓越した唯一無二なサウンドがこのアルバムにはあって 前回よりもスルメ楽曲多めになっている 聴けば聴くほど発見があって面白い。 ギタボerakが非常にメンタルがヘラってる時に作られたアルバムであるらしく、Track9とTrack10で確認できる。 track12は絶対聴いて!お願い!もっとぶっ飛んでるから!
(後半へ続く)....








