【鈴木のぞみ「Re-collection」】ありがとうございました:所感とこれから
信州大学人文学部芸術コミュニケーション分野企画、鈴木のぞみ「Re-collection」は12月16日(日)をもって無事に終了いたしました。
9日間という短い会期でしたが、awai、および信州大学旧松本歩兵第五十連隊糧秣庫(通称:赤レンガ倉庫)に足をお運びくださったみなさま、ありがとうございました。
搬出からばたばたとしており、お知らせが遅くなってしまい申し訳ございませんでした。
本展は同大学分野の年に一度の恒例企画でしたが、awaiが会場協力をさせていただいたのはこれで3回目でした。 ただし今回は、awai主宰の茂原が現在同分野の大学院に所属していることから、これまでと違ってすこし内側からも企画に協力させていただきました。
使用した会場は二箇所にまたがり、それぞれの建物にあわせてテクスチャーの異なる展示を行いました。
awaiでは、様々な「穴」を介して反転してうつる景色をとらえた《Monologue of the Light》シリーズ、オブジェクトの「穴」からその内側へと像を焼き付ける《光を束ねる》シリーズ、そして企画者である学生の視点でまちに点在する「穴」を写真に収めたスライドショーが展開されました。
一方赤レンガ倉庫では、鏡面にリフレクトした時間を定着させる《Mirrors》シリーズ、そして窓枠にはめられたガラスにそこから見えていた風景を写す《Other Days, Other Eyes》シリーズから一点。 さらに一部屋をつかって、自然の光が像を結ぶ様子を身体をもって確認する「カメラ・オブスクラ」もつくり込みました。
こう列挙するとほんとうに多くの要素が詰め込まれており、概観することで鈴木さんのまなざしが立体的に立ち上げり、そのミクロな視点/マクロな視点と松本の風景とが親和性をもって交差していていたように思います。
準備時間も短い中、尽力してくださった鈴木のぞみさんに、心よりの感謝を申し上げます。 これに尽きることなく、今後も鈴木さんを松本にお呼びするような機会をつくることができたらいいな、と思っています。
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また、かねてから少しお伝えしていることですが、これをもってawai art centerは少しの充電期間に入ります。
主宰の茂原が仕事のため松本を離れることが大きな理由です。 理由を詳細に記すことは控えますが、これからのawaiをもっと強度のあるものにするための武者修行のようなものです。 私自身、新しい環境に身をおくことをとても楽しみにしています。
留守中のawaiですが、これはなんらかのかたちで動かすことを水面下で計画中です。
awaiを始めて2年半。ちかくに同志と言えるような仲間(と、いうのもはずかしいですが)のいないなかでひとりで始め、まだまだまったくまちの景色になれたとは思わないにせよ、こうやって留守中のことを考えようとしてくれるひとたちと出会うことができたことは、このまちでなんとかやってきたひとつの光だなと思います。 ここは難しいところで絶対数は多くないんですが、いつも来てくれるまちのひとや学生さんがいたり、通りがかったの観光客がときどき入ってきてくれたり。また遠方から通って来てくださっている方も少なくありません。
なかなか思うように開けることができず苦しみも多いところですが、こうやって、本当に少しずつ、ゆっくりではありますが景色はつくられていくんだな〜…としみじみ…。
文化への期待のうすい(と言ってしまいますが…)この社会ですが、それこそミクロな視点、マクロな視点を忘れることなく、これから暮らす(松本よりは)マクロな場所で、よりよい世界との接続をよく考えてきたいと思います。
思ったより長くなり展覧会終わりのお礼とお知らせに続けるような内容でもなかったかもしれませんが、まあこれはこれでいいかなということで。
これから大学のほうでは本展のドキュメンテーションに入っていきます。 こちらも感謝につきますが、今回は展覧会の記録撮影にawaiもお世話になっている平林さんに入っていただきました。 魅力的な写真をたくさん撮ってくださったので、いい形にできるいいな。
展覧会は記録を残すことがとても大事ですよね。 awaiも毎度毎度振り返ろうとしつつ、できず、2年半。なんとこれまで2回もPCの外付けHDが破損したことにより飛んでしまったデータなどもあるんですが、(こういうこともありますし…)お休みしている間「いい形」でドキュメンテーションを行いたいとも思っています。 とくに関わってくださっているアーティストや、いつも来てくださるみなさんにお返しできるようなものにしますので、ぜひ楽しみにしていていただきたいです。
とはいえ、こちらはこれからも何かと更新していきますので、ときどき思い出したように見に来ていただけるとうれしいです。
年の瀬ですね、みなさまよいお年をお迎えください。 いつもありがとうございます。
awai 茂原
- 写真は赤レンガ倉庫の「カメラ・オブスクラ」 撮影|平林岳志(grasshopper)












