『暴力の星座』は、インドネシアにおける冷戦の絶頂期、そして1965年に起きた事件に、その前兆から余波までを含めて着目する。記憶されているように、1965年の「9月30日事件」では、陸軍の「スター」将校...
TPAM最終日。午前中に、an unofficial talk session with Five Arts Centre and Ho Tzu Nyenに参加して、午後から貸会議室を借りてアルフィアンらとシノザキプロジェクトの準備としてシアターエカマトラの「Tiger of Malaya」の上映会&ディスカッション。 その後「GE14」第2部、ファーミ・ファジルさんのスピーチを聞いて(とても良かった!)またミーティングを挟んで、イルワン・アーメットさんの「暴力の星座」をKAATで観劇。 僕はアーメットさんとは何度かアマゾンクラブでお話しをさせて頂いていたのだけど、その作品にはとても驚かされた。 「暴力の星座」は、映像の描写の痛さがいちばんズシンと胸の辺りに来る作品だった。内容の如何はさておき、一種のレクチャー・パフォーマンスなのだけど、 今まさにアルフィアンらと取り組んでいるプロジェクトにも直結する暴力の話(第二次世界大戦中の日本軍のシンガポール華人に対する粛清に関わる)でまったく他人事と思えず。 ふだんの静かな佇まいのイルワン・アーメットさんからは想像のつかない暴力シーンに満ちた映像資料が参照される。パフォーマンスの語り口はいたって冷静なものだったけど。(そういえば彼自身、自作で取り扱う映像資料などについて、ずいぶんと自己検閲と戦ったと仰っていた。) 「GE14」第2部は第1部の山下残さんが昨年のマレーシア総選挙に出馬したファーミさんの密着取材のドキュメンタリー映像を主にしたレクチャー・パフォーマンスの続編なのだけど、国会議員となったファーミさんのじっさいスピーチはしかし今回のTPAMのために書かれたもので、我々日本人にも(そしておそらくは海外からのゲストにも)他人事ではなく、心にズシリと来るものがあった。のではないかと思う。 ファーミさんの、 芸術は”すべて”政治性を孕む。しかし政治には芸術が欠けていることがある。 という趣旨のスピーチ(意訳)がとても印象に残っている。











