うんなま繁澤さんよりメッセージ!
このたび『オフリミット』とハシゴ割を実施するうんなまの代表・繁澤さんから粘土の味にメッセージをいただきました!
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【うんなま⇒粘土の味】
「劇団うんこなまずと努力クラブ、どちらも団体名からすると全然作品面白くなさそうでヤバくない?」そんな感じの、とあるお人のネットの書き込みを、6~7年前ぐらいに見かけたことがありました。当時は僕はまだ学生だったのですが、「ああ、京都には努力クラブという劇団があるんだな」という事実の純粋な認識と、ウェブサイトをざっとだけ見て、「きっとだいぶ年上の劇団なんだろうな。まあ、関わることはないだろうけど」と思った記憶があります。それが今、こうして同時代のアーティストとしての縁も含めてコメントを書いていることを考えると、人生って予期しないことばかりだし、かつ、お互いよく続けているよなとしみじみするばかりです。
完全なる印象論ですが、京都のアーティスト(特に同世代)には、そこはかとない「オシャレさ」と「ストイックさ」、そしてそれを、「決して熱っぽくなく提示するオーラ」というか、なんというかそうですね、アホみたいな言い方ですが「くるり感」が漂っている印象を受けています。それは、いくつか拝見している努力クラブ、合田さんの作品もそうですし、和田ながらさんの演出作品(『ふるまいのアーキビスツ』:岸井戯曲を上演する in OSAKA #0 ←うんなまも参加してたんですよ)もそうだと思っています。
いずれにせよ、「オシャレさ」と「ストイックさ」なんです。アーティスト、またそのアウトプットとしての作品にそこはかとなく漂うあの感じ、京都の匂い、わかりますか?少なくとも、大阪というか、阪神で育まれたうんなま(まあ、僕らも大阪ぽいとはあまり言われませんが、でも大阪の団体やなと感じる瞬間は多々あります)とは違うあの感じ、大阪の小劇場シーンとは違うあの感じ、なんばとは違う河原町のあの感じ、道頓堀とは違う鴨川のあの感じ、きっとわかってくれる人もいるのではと思っています(たぶんよくわかっていない僕の思い込みもあります)。なんなんでしょう、我が道を行きつつも、視野の広い、感度は高いあの感じ。「良いもの至上主義」みたいなあの感じ。周りに興味があるのかないのかよくわからないあの感じ。ああ、カッコいい。カッコいいんですよ京都。そうだ、京都カッコいい。もちろん他地域も大阪もまた違ったカッコよさ等々あるんですが、京都、なんかカッコいいじゃないですか。京都ってだけでなんか、騒乱の中でも静かに刀を研いでる感じ、あるじゃないですか(ここまでいくと完全に偏見ですね)。
なんだか話が脱線しましたが、かつて観させていただいた合田団地さん、和田ながらさんの作品は、いずれもその「ストイックさ」「方向性」「やりたいこと」をはっきりと感じさせる、芯の強い作品だったと記憶しています。ある種、語弊を恐れずに言うとお客さん目線ではなく、作り手目線を徹底しているというか。それが、この「粘土の味」という作演の異なるユニットとしてやる意味、意義、相乗効果として、どのようなアウトプットになるのか。[ふたりは同い年で、同じ京都を拠点に、同じ2011年からおのおののユニットを率いて 活動し、異なるテイストで作品を発表していて、意気投合したので、一緒にやることにした]と言う、絶妙なシラケ感。くぅ~!「やりたくなった!」とは少なくとも書いてないんです。あくまでも「やることにした」。このワーディングセンスも、ああ、京都っぽい(言いたいだけか)。
…と、言いつつ。参加されている俳優の方々も、何人か存じ上げている方もいらっしゃるのですが、いずれも「感度」と「(良い意味で)意識」の高い方だったなあと記憶しています。なんだかんだでシニカルさとセンシティブさ、愛憎が同居している合田さんの戯曲から、和田さんが可能性や空気感を取捨選択して徹底する作業をおこなった、そんな舞台作品がつくられる、観ることができるのではないかなと思ったりしています。
被ってしまって観ることができないのは純粋に残念です。そして、同世代ということで、作るものに色々な意味で興味があります。ぜひ、「粘土の味」そして「うんなま」を併せて観劇していただいて、この実はゆとり世代ぐらいと言いつつ30歳ぐらいになってるんですね~な感性の発露の行く末(合田さんや和田さんはあまり興味ないかもしれませんが)を目撃していただけますと、個人的には幸いですし、楽しめるのではないかと思っています。
うんなま 繁澤邦明
うんなまver.11『search and destroy』(1月26日〜28日) 日程: 1月26日(金)19:00~ 1月27日(土)11:00〜、15:00〜、19:00〜 1月28日(日)13:00〜、17:00〜 会場:ウイングフィールド 詳細は>>http://www.unkonamazu.com/pages/606733/next
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公演をやっている本人たちはお互いの作品を観ることができませんが、同じ時に自分たちと同じようにがんばっている同世代がいるというのは、なんとも心強く、励まされるものです。そんなふたつの公演、ハシゴ割でぜひ一緒に楽しんでください!







