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@aidont
今年の夏は何するの
夏の始まりだった
ワクワクして君が話してくれた、その夏に私がいない
1人になって考える
寂しい道のりだけど、独りじゃない
28歳でとがるという店を作ろうと思う
それまでに1人で東京や海外へ行って、違う店で修行しながら今の店で料理を作り続ける
幸せにしてあげるからね、未来のわたしへ
あの子はね、自分で自分奮い立たせて誰にも頼らず頑張ってる
って言われて
本当全部わかってるなあ、
親にも友達にも男にも
いつも頼りにしてます、みたいな顔して
結局誰にも頼れずに
自分でどうにかしてきた自分で選んできた
もし夢が叶えれたら
とがるが自分で作れたら
自分を認めれたら
誰かを頼れるのかな
急遽仕事で東京へ行った。
東京を聴きながら帰り道に書いている。
好きだった人に東京に来る機会があったら教えてと言われたのを思い出した。
悲しい終わりだったし、今はもう好きではないけど、素敵な思い出だったし私の人生において重要な人だったと思う。
金木犀の季節だった。
季節は巡って、また今年も金木犀が薫ったけど私も歳をとり、だんだんと気持ちは薄れていっていた。
会社の忘年会があるから厳しそうと言われたけど、特に何も思わなかった。
また年末会えたら会おう、そう言った。
偵察で夜に素敵なビストロに会社の子たちと行った。
日本橋にホテルをとっていたので店からしばらく歩いた。
クリスマスムードで、眩しくて綺麗だったけど流れてくるクリスマスソングも全部悲しい音楽に聞こえた。
話がしたかったな。
仕事のこととか、どうやって過ごしてるかとか、ちょっと話がしたかっただけ。
一日中歩き回ってヘトヘトだったので、ホテルに着いてから寝る支度を済ませてすぐに眠った。
電話が鳴った。
見覚えのあるあの名前だ。
考える。
昔の私ならすぐに準備して会いに行っただろう。
静かに目を閉じた。
朝、5個目のアラームで目覚めた。
急いで準備してたら親指の大きな傷口が開いて痛くて、泣いた。
傷口が開いた、ただそれだけの理由だ。
また人とお別れをした
きっとこの人といればうまく行くことの方が多かったし、とても安心するし、将来も安泰だし
でも好きになれなかった
自分勝手に近づいて、嫌になって嘘をついて、離れる
何回繰り返せば良いだろうか
暗闇だったけど分かった
君が目を見てはっきりと私に言った
普段は目を見てはっきりモノを言わないのにこんな時だけ
怖かった
君がすごく綺麗な目をしていたことも 君がくれたワインの味も 私に言った言葉も
忘れてしまうんだろう
わたしが死んでも誰も悲しんでくれないような気がして、全身が痛いほど怖いと怯えている
誰かにしか手に入らない幸せなんてしょうもない、しょうもないな
夏は嫌いです
夏にいなくなる男はもっと嫌いです
自分のこころの奥の深いところは自分しか知らない
兄弟や飼っている犬に愛着が沸かないこと、名前も知らない人と遊んだこと、好きな人に振られたこと、仕事をずる休みしたこと、誰にも愛されていないこと
誰にも言えなくて、どんどん、どんどん積もっていく
私は冬が好き
言葉が白く目に見えるから
気に入っていた店にはもう行けなくなってしまった
好きで毎回飲んだあの紅茶の名前は分からないままだった
誰にも言えなかったこと君には話したの
君が誰にも言ってないことをわたしには話してくれた
それだけでよかったんだよな
どの男も幼稚だな、なんて思ってたけど一番幼稚なのは私だ
わがままで自由で手に負えない、自分のこともよく分かってないし
人を好きになるとみんな哀しい
いそぎんちゃくにこしかけて、変わらぬ愛をちかったのに、君はふいにいなくなってしまった
君と行った海も公園ご飯も
君の声も匂いも指輪もカーディガンも
君と行くはずだった京都も植物園も
教えてくれた映画も音楽も
全部嫌い