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相変わらず子供ほしい感じ? と友だちに訊かれてまあこのままだと産みそうな感じやねとこたえると「へえー」と無表情に唸り、「30代なってからみんなそうなんよね、めっちゃ周りの子産み始めた」と呟いた。「ってか授かり婚多いよ。そっちももう、欲しいなら今からつくれば?30なっていまさら『順番が~』とかなくね?」 「正直わたしもそう思うけど、彼の方が渋ってる」 おそらくわたしの家庭環境、というか母親像を克明に伝えすぎてびびっているのだと思う。わたしとしても、義実家への挨拶はどちらかと言えば楽しみだが、自分の実家に恋人を連れて行くのは本当に面倒くさいし申し訳ないとも思う。そもそもわたしの数年の「結婚したくないっぴ♪」は「親に結婚の挨拶云々とかマジのガチでだるすぎる」が4割くらいを占めていたと言っても過言ではない。あとの6割は「流石に恋愛体質および浮気性である自分を認め、受け入れ、欲望のままに生きるか……」と「子供産まない限り殿方とニコイチになるメリットがなさそう」くらいだろうか。 「職場も友達も知り合いもなんかみんなしれっと産んでんだよね。ちょっと前までめちゃくちゃ遊び散らかして一生このまま! みたいなこと言ってた人も全然産んでるわ。わたしもさー、子供持ちたいって思えるような人間になりたいって思い始めたよ」けど整形したいし着たい服諦められないしムリかもと谷間が丸出しのニットワンピースで快活に笑う。わたしたちは30過ぎて露出狂をきわめてセルフポートレートのワンピース縛りで集まった、金髪同士でもあった。 「やーでもまさか**ちゃんがねえ。なんか……授かるといいね」 若干引いているのが伝わって胸が痛かった。応援してくれている気持ちに嘘はないとしても、「結局そっちなんかい」みたいな肩透かし感はそりゃあるよなと思う。わたしが逆の立場なら、お前尖ってるポーズ取りたくて結婚願望ありません独身貫きます謳ってただけで妙齢になったらしれっと世のなかの流れを汲むタイプだったのかよダッルと絶対に腐していただろう。というか、これまでも腐したことがないとは言い切れない。 「あのさ、一応言っておくけど独身の星になる、とか言ってたのに本当に恥ずかしいとは思ってるよ」 「ま、いんじゃん?彼氏31でしょ?もともと結婚願望とか子供願望ないのに腹括れるならその人めちゃいいと思うよ」 おそらくそうなのだろう。どちらかといえば地雷をひいているのは向こうだ。 「わたし恋愛脳だけど子持ちの不倫だけは絶対したくないと思ってるから、子育てするなら人里離れたところに住みたいと思ってんだよね。どうかな?」 「いや無理だろ。田舎は浮気したらそっこー広まるよ。都会に紛れてササッとコミュニティ離れられるようにしなよ」 や、不倫はしないつってんのになんでする前提なのと突っ込むと「人間、子供産んだくらいでは変わらんて!」と言われた。さなぴとも付き合いは7年目だ。あー。 子供産んだくらいで友達と会えなくなんかなりたくない。いっぱい遊びたい。けどそんな奴はDinksやってろって話なのもよくわかっている。















