260119
朝、レースカーテンの向こう側で、太陽がオレンジ色に見える。
歯医者へ行く。 虫歯が4つも見つかってしまった。 ひさしぶりの虫歯にショック。
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260120
悪夢を見ていた。 まごうことなき悪夢だった。 私は陳列棚の前で重曹を探していた。重曹を乳鉢ですり潰さなければと思っていた。 そこは大きな船か飛行機か宇宙船。館内放送で謎の組織に侵略されたことを告げられた。重曹どころではなく、逃げた。
夕方の少しまえに図書館へ行く。 夕方になったら中学生が勉強しにやってきた。 晩ごはんは大根の煮物とそぼろ。 今季初大根。おいしい。なぜだろう、大根のことを忘れていた。
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260121
朝、毎日1日1日が過ぎていってしまう。 私だけ何も進んでいないみたい。 寒い。寒くて、暖房を強めたくなるけれど、身体を動かしてあたたまろうとおもって、散歩。 この間、彼に教えてもらった道を歩く。山がきれいにみえる。冬の山は青い。
SNSをみていたら「8月に寒波きてみてほしい。喜ばれるから」といった投稿をみつける。そのコメント欄に、1993年の夏は冷夏だったんだよ、とあるのをみて、そう、そうだったと思い出す。 母がよく言っていた。あなたの生まれた年の夏は涼しかったって。 誕生日が夏だというと似合わないね、と言われる私だけれど、私の生まれた夏は涼しかったんだ。私らしい。
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260122
朝、暗がりで起きて、炊飯器のボタンだけ押してもう一度ねる。 お米が炊けた頃にまた起きる。 そんなに時間が経ったわけではないけれど、空が明るくなっていた。 今日も地球は回っている。
散歩をして、詩を書いて、絵を描いて、本をつくって、こんな毎日でいいのだろうか。 でも、こんな毎日から飛び出して、また社会に混ざろうとしているこの姿勢は大丈夫なのだろうか。背中にべっとり不安がついている。
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260123
朝、布団から出られない。動けない。 すべてがめんどうにおもえた。 自分との約束をやぶってばかりいる。
カフェでコーヒーを頼んでも残してしまうから、その度に次から紅茶にしようと思うのに、今日もコーヒーを頼んでしまった。やっぱりちょっと残してしまった。
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260124
朝、激しい地震。 友人にあう。 ポットにいれられた紅茶はいつまでもあたたかく、あった。 ティーカップに何度も注ぐ。 私たちは時間の話をしていた。 これまでと、これからの話。 あたたかい紅茶をたっぷり注ぎながら、たくさんの時間をかけて、たくさんの話をした。
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260125
新高島駅はやさしいモノクロのきれいな駅だった。 エスカレーターの傾きに沿うように、金属が組まれていて、ここはくじらの内側、と思った。
日記の書かれたすごろく。誰かと日記を一緒に書き合って、完成した頃に遊んだら思い出を振り返ることができますね、と言う人がいた。 日記は、日記の記録は思い出を残すことにつながるのだろうか。思い出はかたちがない。 なんとなく花びらをおもった。薄く広がる花びら。きっといい香りがする。
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260126
チョコレート専門店で、チョコレートケーキとオレンジペコという紅茶を飲む。 チョコレートケーキにはきちんとした名前が付いていたけれど、覚えられないカタカナだった。儚いケーキ。ふわっと香るチョコレートクリームは口に含むと消えてしまった。取り戻すように次、次、とフォークでケーキを口に運んでいるうちに、あっという間に消えていった。 おいしかったという幸福な余韻だけが残った。
友人の展示をみにいく。 記憶が繋ぎ止められている。 少し暗さをはらんで、なぜか並んでいる。喜びとか、悲しみとか。










