豪傑のシグマリダ ~真紅のアラミゴ~ プロローグ
ff14民の間では希少種族なハイランダーなわけですが、そのせいか、街中でハイランダー(特に女子)を見かけると仲間意識が芽生えてきちゃうくらい、ハイランダーが好きです。(筋肉は全てを解決してくれる)
と同時に、しばらくの間零式をモンクでプレイしていたし、ウルダハのコロセウムとかも血が騒ぐし、もしかしたらしぐま・くまーもアラミゴ人だったのでは?といろいろ妄想してました。
4.0はプレイできるか分からないけど、2016年12月のファンフェスで公開になったteaserを見ながら、アラミゴ出身のハイランダー娘 Cygma Kumahの設定をちょっと考えてみました。
...ちょっと考えて見た程度だったんだけど話が妄想がじゃんじゃか膨らんできて、既に20,000文字を超えてしまったので、少しずつアップしていきます。お話を書くのは初めてなので、誤字脱字、ご容赦ください...><
豪傑のシグマリダ ~真紅のアラミゴ~
====【Prologue】====
第六星暦 1542年 霊2月19日
春なのに真冬のごとく寒い日の早朝に生まれたその子は、 シグマリダ・ブラッドラスト(Cygmalida Bloodlust)と名づけられた。
学術都市シャーレアンの支援を得て研究するアラミゴ出身の錬金術師の父と、要人警護を生業としていた東方の民族の母を持つシグマリダは、他の子と比べ小柄ではあったが、大柄の子にも負けず力いっぱいギラバニアの岩山を駆け回っていた。
生まれて間もなく、アラミゴの他の子供たち同様、星導山寺院に入門し、肉体と精神を鍛える修行に入った。パワーこそ劣っていたものの、母親譲りの「オポオポ並の」すばしっこさから、寺院のモンクたちにも一目置かれる存在になっていた。
第六星暦 1557年 15歳の誕生日を迎えたシグマリダの運命が大きく動き始める。
時のアラミゴ王デオドリックは、自らを「星神ニーメヤから王権を付与された者」であると主張し、ラールガー星導教の弾圧を開始。星導山寺院は、王の親衛隊率いる部隊により、焼き討ちを受けてしまう。夜襲だった。
「宿舎も焼かれてるぞ!」「なんて酷いっ!」
逃げ回る修行僧たちも次々と襲い来る炎に飲まれていく。
「いたい!あついよー!たす・・・」
ついその日の夕方まで、いたずらをして老師に怒られていた問題児も、崩れ落ちる瓦礫の下敷きとなり声が聞こえなくなった。
「君たちは逃げなさいっ!そして生き延びるのです!」
混乱の中で星導教の老師たちは身を挺して多くの若弟子たちを逃した。シグマリダは、数名の同年代の修行僧と共に命からがら脱出し、幼少期から青春時代を過ごした寺院が焼かれるのを、隣の山からただただ見ることしかできなかった。
「寺院が焼かれていく・・・」
このままだと、暴君の軍勢が街を襲うのも時間の問題。既に街は厳戒態勢であるという情報から、行く当てがなくなった若弟子立ちは、森の中を彷徨っていた。そこに突如見慣れぬ制服姿の兵士の集団が現れ、取り囲まれた。寺院からの逃走ですでに消耗しきっていたシグマリダたちであったが、星導教のモンクであった彼らは、すぐさま攻撃に転じ、歩兵小隊を半壊させるまでに至った。突破口を開いたと思った次の瞬間、銃声と共に一人の兄弟子が倒れた。それを封切に、どこからともなく次々と銃声が響き渡り、やがてシグマリダも鈍い痛みと共に意識を失った。
・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
「気がついたか?」
シグマリダ、他の弟子たちと共に収容されていた。機械音のように呼びかけるその声は、なぜか威圧的であったり、恐怖心を与えるものではなかった。やがて、姿かたちがまるで鬼のような姿かたちの重厚な甲冑を纏ったその人物は、兜にも似たマスクをゆっくりと外した。そこには額に目のようなものがついた40代くらいの優しそうな男の顔があった。
「手荒な真似をしてすまなかったな。だが、君たちも話を聞かずにいきなり殴りかかっくるとは、あまり関心できんな。」
エイシーズと名乗るその三つ目の男がいうには、もうじき、かの暴君デオドリックを倒すため、秘密裏に組織されたアラミゴ革命軍による一斉蜂起が起こることと、彼らはそれを支援するために隣国ガレマール帝国から来たということだ。
「我が国と君の国は、昔から小競り合いが多くてな。だがそれもすべてデオドリックが仕向けた悪行。隣国としても平和的に解決したいところだが…」
幼い頃から過ごした寺院を追われたシグマリダたちは、暴君による寺院焼き討ちに対する憎しみもあったせいか、諭すように語り掛ける三つ目の男の言葉を信じた。後にシグマリダは、モンクの若弟子らによって構成される特殊部隊としてこの男の元で動くことになった。
第六星暦 1557年 夏 氷の刻(午前0時~4時)
あの長い一日が、ついにはじまった。






















