拝啓
あなたへ。
朝が来て、六時に目が覚めます。
新しい日であることに気づかず、昨日のブルーな夜のまま。
このままではいけないと、
温かいお風呂に入っても駄目な朝には
今日という一日を捨てます。
それがわたしにできる唯一な治療法。
全てを失いたい時があります。
あの時のように。
全部無かったことに。
全部。
大切な時間を奪われて、独りになれたら
その時にはわたしという時間も漸く止まれる気がします。
一人の時間だけ消えてしまったら、わたしのせいで
周りの時間を止めたくないから。
だから
こんな日は
今日という一日を捨てます。
あなたとも会えなくなりそうになったら
あなたにだけ、
こっそり
報告させてください。
どうかお元気で。
またお手紙します。
わたしより











