関ヶ原道の駅
ここ関ヶ原が天下分け目の戦いの舞台となった所以は日本地図を見れば一目で理解できる。東西の出汁の色が変わるのもここである。 日本人なら誰もが知る関ヶ原であるが、果たしてどれだけの人がここ関ケ原に足を運んだことがあるだろうか。歴史的な古戦場でありながら関ヶ原町の観光地化は遅れている。
また東西の交通の結節点である関ケ原は、中山道や東海道新幹線のような国の動脈ともいえる交通インフラが街を縦横無尽に横断している。主要幹線道路を大型のトラックがものすごいスピードで走り抜けていく。歩道は狭く、街を歩いている人はあまりいない。
そして関ヶ原は近年の財政悪化により、町内から病院が消えた。
これは市民アンケートでも特に問題視され、この街に住み続けたくない理由の上位に挙がっている。しかし、人口の減少が続く関ヶ原町で新たな病院を作ることは考えづらい。 こうした関ケ原の街で、今回、観光のためだけでもなく、市民の福祉のためだけでもない、「観光×健康」をテーマとした、自律的な街の健康維持装置となる関ヶ原道の駅を提案する。 病気になってから行くのが病院だとすれば、「病気にならないまちづくり」が大切になってくる。そこで、現在は観光客にしか利用されていないレンタサイクルを、日常的に市民が利用できるような「道の駅」を整備することを考えた。
ここは観光客のために作られた場所ではなく、健康の3大要素である社会参加、食、運動のハブとして市民が日常的に利用する「駅」となっている。観光客は 町の人々から古戦場のことをきいたり、特産品を紹介してもらうことができる。一方関ケ原の人々は、より日常的に観光客に街をアピールする場を持つことができる。
この「関ヶ原道の駅」は関ケ原の人々が自分たちのために活用していく中で、結果として対外的に魅力的で発信力のある街のハブとなり、街の健康維持装置とならんことを期待している。













