こんなに芸能人の訃報でショックを受けたことはない。
そこまでファンでもなかった1人の俳優について考えている。昨日からずっと。
中学生の時やっていた「14歳の母」から始まり、「ごくせん」「ブラッディ・マンデイ」「ラストシンデレラ」「わたしを離さないで」など、実家を出るまでは彼の出演していたドラマはほとんど観ていたと思う。
年齢も2つ違いなので、学校のクラスでも、ファンの友達も多かった気がする。
私はファンではなかったけれど、彼が出ている作品を放送しているチャンネルには、「出てるんだ、観てみようかな」と、自然とスムーズに手が伸びた。
つまりは、青春期によくメディアで見かけていた俳優だった。
「青春時代に聴いた音楽は一生の基盤になるらしい」と、最近母から聞いた。
きっと彼も、知らず知らずのうちに私の青春の一部としてインプットされていて、その彼が亡くなってしまった(しかも恐らく自死)ことによって悲しさを感じているのだろう。
最近自分の父親が生死を彷徨い入院したことをきっかけに、死というものについて毎日考えていた、その矢先の出来事だった。
もし彼の自殺が本当なら。
自分で自分を手にかけるのは、簡単な事じゃない。
そんな一番苦しくて辛い行為を遂げてしまったのだから、想像も出来ない程、本当に死にたかったのかもしれない。生きているより死んだ方がマシだって思うくらい。
発見された時はまだ意識不明の段階で、心肺蘇生試みたそうだけれど。
助かって欲しかった。
旅立ちの唄を聴いたら、歌詞も相まって泣いてしまった。
映画の中では亡くなる役だったけれど、現実でも亡くなってしまうなんて。
私は自分が思っていたよりも、俳優として彼を好きだったみたいだ。
本当に素敵な俳優だった。
私の母もかなり悲しんでいた。実際、世代を問わず愛された俳優だから、親世代でも自分の子供のように感じて悲しんでいる方々も多いと思う。
私は少なくとも、両親が生きている間は元気でいようと改めて強く思った。それがきっと一番の親孝行だし、今自分に出来ることなのだと思う。
















