ヴァイキング時代のスカンジナビアには純粋な意味でも戦士階級とおうものはなく、男なら誰でもある程度戦闘に従事することを想定せざるを得なかったし、日常も昼夜を問わず片時も武器を手放すことがなかった 故に戦士みなが鎧を手に入れることできず、詰め物をした革の胴着などで防具とした 当時の兜は鎧以上に発掘されたものが少ない 角飾りのついた兜はそれそのものは発見されていないが彫刻などには描かれており、但し通常の戦士ではなく軍神か宗教儀式を描いたものである可能性が高い 槍は突槍よりも投げ槍の方が広く用いられた 槍投げの技で有名なのは同時に二本の槍を放てたというオーラーヴ・トリュグヴァソン王で、庶子を名乗るトリュッグヴィが身の証として披露したのも槍投げであった 斧は手斧、海戦によく用いられた船に引っ掛けやすい髭斧、刃渡りが30センチにも及ぶ両手斧の幅広斧に分類される 斧に与えられた詩語は女巨人の名が与えられたており 剣はオーディンの火、畏怖と神秘を見出だされ 斧は愛情と親しみ、血と傷と森や木材のイメージを見出だされた 剣は突き刺すのではなく刃で激しく払うのが当時の戦法であった 刃を強靭にするために焼きが行われたが使われた液体はおそらく普通の水ではなく油、蜂蜜、湿った粘土などが有力と思われ、血の中で冷やした剣もあったと思われる ベーオウルフでは高貴な剣は血の中で鍛えられたとされ、ニャールのサガでも仇の血で剣の焼きを戻すという台詞がある 9世紀の終わりには新式の刃の剣が登場し、丈夫で軽く格好がよく、剣の先を鋭く細く重心を柄に近付けたのですばやく振り回せるようになった このタイプの最良のものにはウールヴベルフトの名が刻み込まれていた フランク王国由来と思われるイングレリイ剣も有名 これらは刃のみの輸入であり、柄はそれぞれの土地で付けられた 盾は小型で円形のものが主流で、強さより扱い易さを重視した拳を守る程度の金属盾心と木板でできていた 無地が多いがシンプルな幾何学文様のものもあった