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元日比谷線03系も、熊本電鉄へ!
熊本のローカル私鉄・熊本電気鉄道が、元東京メトロ日比谷線03系を導入します。
2018年1月15日付の西日本新聞朝刊(熊本版)によれば、2020年度までに03系を合計3編成導入することになったそうです。熊本電気鉄道といえば、「青ガエル」こと元東急東横線5000系、元都営三田線6000形、元東京メトロ銀座線01系など、かつて東京の大都会で活躍していた電車が、現役で走っていることで知られています。それは、さながら「動く電車の博物館」のようです。
03系は、日比谷線にホームドアを導入する計画に伴い、徐々に引退が進んでいます。03系は、1両あたり片側3つドアと5つドアの車両が混在しており、ホームドア設置にあたって、使い勝手の悪い車両になってしまいました。現在、新型の13000系が数を増やしている状態です。
でも、初期の03系は1989年製で、なかなか新車を導入できない地方のローカル私鉄にとっては、新車同然。また、1両あたり18メートルと、使い勝手がいいのです。そこに熊本電気鉄道が目をつけたのでしょう。おそらく、他のローカル私鉄も目をつけているはずで、私は、長野電鉄、北陸鉄道、一畑電車あたりにも、03系が導入されるのではないかと思っています。
元銀座線01系や元都営三田線6300形と肩を並べて走る日が、今から楽しみです。熊本電気鉄道の北熊本車庫に行けば、なんともシュールな光景が広がるのでしょうね。
※西日本新聞朝刊(2018年1月15日付)を参考にしました。
またまた京急の粋な演出です!
京急電鉄で、毎年恒例の特急「初日号」が運転されました。電車の顔を見てみると「2018 賀正」の文字が!この電車、2000形といいまして、横浜・浦賀形の1号車が2011番で、写真の品川方8号車が2018番となっています。そこで、2018年にちなんで「2018 賀正」のマークをつけたということなのでしょうね。
早くも来年2019年の演出について考えてしまいましたが、該当する車種はあるのでしょうか。少し調べてみたいと思います。
※railf.jpの記事(2018年1月2日付)を参考にしました。
【年頭のご挨拶】
お久しぶりの投稿です。ご無沙汰して大変申し訳ございません。2018年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、ことしは戌年です。「犬」にまつわるものがないかと真っ先に思い浮かんだのが、名鉄(名古屋鉄道)の犬山線です。私のフォトライブラリーを探していましたら、ありましたよ!名鉄の犬山行き電車の写真が!
名鉄電車=赤(スカーレット)ですが、このように銀色ステンレスボディの電車が幅を利かせるようになってきました。名鉄電車=赤という時代は、遠くになりにけり…といったところでしょうか。
ことしは「これは!」と思ったことを、ゆる~く更新していきたいと考えています。引き続き、よろしくお願いいたします。
※名鉄5000系は、名鉄名古屋駅にて撮影(2016.3.25)
【イベントレポート】第24回「にしてつ電車まつり」
毎年恒例、西日本鉄道(西鉄)の「にしてつ電車まつり」が、去る10月15日(日)に開催されました。これは、10月14日の「鉄道の日」に合わせ、10月の第3週日曜日に開かれているもので、西鉄の筑紫車両基地が、年に一度だけ一般公開されます。毎年5,000人以上が来場する人気のイベントです。
私も、ここ数年は毎年足を運んでいますが、ことしはすごかったです!!早速こちらからいきましょう。
《目玉はラストランを終えたばかりの8000形最終展示》
▲写真右側の車両が8000形です。この日のラストランツアーを最後に、完全に一線から退きました。そのラストランを終えたばかりの8000形が、こうして展示されています。左横に並んでいるのは、3000形の柳川観光列車「水都」です。この3000形「水都」は、ことしの7月まで8000形で運行されていました。
事前に3000形や最新鋭の9000形の展示も告知されていましたが、3000形にいたっては、観光列車の「水都」を展示するとは思っていませんでした。これはある意味でサプライズでしょう。やってくれますね、西鉄さん。
▲ということで、8000形のアップ写真も載せておきます。
改めて近くで見ると、本当に引退してしまうのが不思議なくらいです。欲を言えば、行き先表示は、特急・大牟田にしてほしかったのですが…。まぁ、こうして最後に見せてくれただけでもよしとしなければなりませんね。
29年間、福岡(天神)ー大牟田間を走り続けてきたわけですが、鉄道車両としての29年間は、若い方だと思います。あと5年は走れるのではないかと思いますが…。太く短い人生(?)だったといっていいでしょう。しっかりとこの目に焼き付けておきました。
《「!」な列車が車両基地内を往復》
会場内で、洗車体験がありました。おそらく今までの「にしてつ電車まつり」では、なかったような気がします。電車の車内から洗車を体験するなんて、こういうときでなければ経験できませんよね。乗客も一様に楽しそうでした。
会場内を往復している電車は、主力の5000形。西鉄で最も車両の数が多く、ラッシュアワーの特急から普通まで、幅広くこなす万能選手であります。この電車の行き先表示を見ると…
なんと、直行・二日市という行き先表示を出しているではありませんか!これは、もはや主催者側(=西鉄)が、遊んでいるとしか思えません。
ちなみに、直行電車は、朝のラッシュアワーにターミナル駅である福岡(天神)に到着し、回送列車となって筑紫車両基地に戻る列車を営業列車にしたものです。今は走っていないのですが、10年ほど前まで走っていました。福岡(天神)を出て次の薬院に停車し、西鉄二日市までノンストップ。西鉄二日市からは純粋な回送列車となって、筑紫車両基地に戻ります。
直行という種別は西鉄くらいしかなく、伝説の?列車でした。まだ行き先表示の方向幕に、直行・二日市が残っているので、こうした遊びゴコロあふれる演出ができたのでしょう。
《踏切の緊急停止実演も》
▲踏切内での事故が後を立たない中、こうした場を使って緊急停止の実演をできるのは、いいことではないでしょうか。
《二度と実現しない!?スリーショット》
実は左奥の8000形と一番手前のゴールドカラーの3000形「水都」の間に、最新鋭9000形も展示されていました。9000形は「にしてつ電車まつり」初登場です。
8000形は、この日のラストランの後、廃車・解体を予定しており、このスリーショットは、おそらく二度と見られないでしょう。そういう意味でも、今回の「にしてつ電車まつり」は、すごかったです。
《お約束の工場内部見学》
▲検査?車体の塗り直し?を受けている5000形です。手前の先頭車に目をやると、ライトカバーが開いています。
▲中はこんな感じになっているのですね。
▲先に廃車・解体された8000形の運転台です。これは「ワンハンドルマスコン」といいまして、自動車でいうところのブレーキとアクセルが、1本になったものです。手前に引くと加速、奥にやると減速します。西鉄では、8000形がはじめて「ワンハンドルマスコン」を採用しました。それ以降の電車も、この形になっています。もちろん、実際に触ってみましたよ。
▲電車の行先方向幕の「幕回し」です。行先がくるくる出てきて、普段見られないようなイレギュラーな行先が出てきたときには、さすがに興奮します。
▲架線から電気を集めるパンタグラフです。ボタンを押して、上げたり落としたりが可能です。左手前にあるのが、下枠交差形といわれるものです。骨組みは4本ですね。右奥にあるのが、シングルアームパンタといわれるものです。最近の新型車両のほとんどがこれですね。シングルアームという名前のとおり、1本足です。まわりに雪がつきにくく、上昇しやすいことから、取り入れる鉄道会社が多いのです。
▲台車も間近で見ることができました
《鉄道模型のジオラマに、早速あの車両が登場!》
会場には、歴代の西鉄電車を並べたジオラマがありました。手前を走っているのは、8000形です。玩具メーカーのトミーテックが発売する「鉄道コレクション」シリーズで、10月13日に発売されたばかりのものです。早速、こうやってジオラマの中をを快走していました。もはや、8000形の引退に合わせて発売されたとしか思えませんね。私も、既に入手いたしました。
この他にも、西鉄の新たなエースである3000形が、ジオラマの中を走り回っていました。
福岡の人には「わかる」ものですね。商業施設の天神コアやデパートの博多大丸が入居する西日本新聞会館などを再現したものがありました。俄然、福岡の雰囲気が出てきます。
グループ会社の筑豊電気鉄道の終点・筑豊直方駅を再現したジオラマもありました。こういうこぢんまりとした感じのジオラマもいいですね。
《散財必至の鉄道グッズコーナーには、京急・京阪・南海のブースも》
その他、鉄道グッズ販売コーナーもありました。ことしも京急電鉄、京阪電気鉄道、南海電気鉄道が出店していました。天候の関係で写真撮影が難しかったのですが、散財必至のグッズがたくさんありました。
第24回「にしてつ電車まつり」のレポートは以上です。来年、新しい観光列車が登場する予定です。次回の「にしてつ電車まつり」では、その電車が展示されるかどうか、楽しみにしておきたいと思います。
※写真はすべて西鉄筑紫車両基地にて撮影(2017.10.15)
惜別乗車!西鉄8000形【後編】
前回の続きです。西鉄8000形に長く乗車するのは、これが最後になってしまいました。復路は、大牟田ー大橋間での乗車です。
《先頭車のパノラマシートに乗車できました!》
前々回のブログで書きましたが、先頭車両の前3列は、パノラマシートになっています。大牟田からの復路では、2列目に座ることができました。このパノラマシート、運賃だけで座れるのが◎。気分は運転士さんです。
▲西鉄曰く「世界最大級」といわれる窓からの車窓は、ご覧のとおり(画像を一部加工しております)。まるで大きな額縁のようです。筑後平野の田園地帯を、最高時刻110キロで走り抜けます。西日がまぶしかったのですが、そんなことは言っていられません!最後の景色を堪能します。
大牟田を出発した電車は、新栄町、西鉄柳川、大善寺、花畑、西鉄久留米、西鉄二日市、大橋、薬院に停車します。郊外から都会を目指すので、景色が、のどかな田園地帯から都会のビル群といった感じで変わっていきます。途中、津福ー試験場前間で、住宅に囲まれた単線区間があり、けっこうなスピードで飛ばしていました(時速90キロ以上は出ていたのではないでしょうか)。
▲花畑では、最新鋭の9000形とのすれ違いを見ることができました。9000形は、西鉄福岡(天神)発花畑行きの急行電車で、終点の花畑に到着しようとしているところです。このすれ違い、もう二度と見ることはできません。もちろん、このパノラマシートからの眺めも…。
花畑の次の停車駅は、西鉄久留米です。西鉄では4番目に多い乗降客数を誇る駅で、福岡の都心を目指す乗客が、どっと乗車してきます。終点の西鉄福岡(天神)までは、約30分。西鉄久留米の雰囲気は、首都圏でいえば、小田急小田原線の町田に近いものがありますね。
西鉄久留米を出ると、しばらく筑紫平野が続きます。次の停車駅である西鉄二日市は、太宰府線とも接続するジャンクション。太宰府天満宮を目指す乗客は、ここで降り、意外なほどに乗客の入れ替えがあります。
《8000形の特急が、大橋に停車するのは6日間限定!》
そうこうするうちに、電車は、大橋に到着。前回のブログにも書きましたが、大橋は、ことしの8月26日から特急停車駅に追加されました。そして、この8000形が大橋駅に停車するのは、10月8日(日)〜10月13日(木)の6日間限定です。
大橋は、特急・急行から普通に乗り換えが可能な駅です。少々見にくいですが、隣のホームには、5000形の普通・福岡(天神)行きが待ち合わせをしています。
ちなみに、5000形は、西鉄で最も車両の数が多い主力電車です。昭和46年から走っているものもあります。8000形の特急を退避する、普通の5000形が「君、本当にボクより先に引退しちゃうの?最後まで無事に走ってね」と言っているように感じられます。
本来なら、終点の福岡(天神)まで乗り通して、最高時速110キロ運転を堪能すべきところですが、大橋で降りたのには、理由がありました。
▲折り返しでやってきた特急・大牟田行きを撮るためです。大橋駅だと、編成全体を入れやすいというのもありますが、このシーンも、先の6日間限定です。それにしても、引退目前の電車とは思えないくらい、ピカピカに整備されていますね。
この8000形を見送った後、福岡(天神)に行くため、福岡(天神)行きの急行電車に乗りました。乗車したのは、なんと最新鋭の9000形です!
《お・ま・け 西鉄の最新鋭・9000形》
西鉄9000形は、ことし3月20日から営業運転を開始した、西鉄の最新鋭です。特急・急行用の3000形以来、11年ぶりの新車で、40年選手の5000形を置き換えるために登場しました。
目を引くのは、正面の赤いラインでしょう。落ち着きのあるロイヤルレッドを配し、ブルー系の3000形とのちがいを強調しているようにも見えます。また、さりげなくグレーのラインも入れており、赤一色でけばけばしく(?)見えないようにしているようです。
▲車内に目をやると、イマドキの通勤電車であることがよくわかります。ドア横の大きな仕切板やガラスの貫通扉など、首都圏で走っていてもおかしくないレベルです。もちろん、ドア上の液晶ディスプレイも標準で装備しています。
ふと思ったことがあります。赤色のシートが、引退する8000形のシートの色に似ているということです。赤色を配した外観といい、「8000形の後は任せた!」と言っているかのように見えます。
西鉄9000形は、来年度以降も数を増やしていく予定です。3000形と並んで、西鉄の新しい顔になる日も、近いことでしょう。
以上で、西鉄8000形の惜別乗車記を終わります。ここまでご乗車いただきまして、ありがとうございました。次回は、ラストランを終えたばかりの西鉄8000形が展示された、「にしてつ電車まつり」についてレポートします。お楽しみに。
惜別乗車!西鉄8000形【中編】
前回の続きです。今回は、いよいよ西鉄8000形、最後の乗車ルポをお届けいたします。「時間がなくて乗れなかった…」「福岡まで行けなかった…」という方も、少しでも雰囲気を味わっていただれば幸いです。
《「6両・2ドア」表示は、これで見納め》
私が乗車したのは、平日ダイヤで、ターミナル駅の福岡(天神)を13:00に発車する特急・大牟田行きです。8000形の引退により、西鉄から片側2つドアの電車がなくなります。したがって、この案内表示は、10月15日(日)以降見られなくなってしまうのです。
そして、もう一つ重要な点があります。それは、特急の大橋駅停車です。
《6日間限定!大橋駅停車》
西鉄天神大牟田線は、去る8月26日(土)にダイヤ改正を行いました。主なポイントは以下ふたつ。
・特急電車の大橋駅停車
・特急電車の増発
特に、大橋駅の特急停車が大きなポイントです。大橋駅は、西鉄で3番目に乗降客数が多い駅。繁華街の天神まで西鉄電車の急行で5分、博多駅までもバスで20分程度でアクセスできることから、人気のエリアです。また、周辺に九州大学芸術工学部や専門学校など、学校も多く、文教地区としての側面も持っています。
10月7日(土)まで、8000形が特急として大橋駅に停車することはありませんでした。それが今回、引退を記念して営業運転に復帰することになり、特急としての8000形が、大橋駅に停車するという、西鉄史上初のシーンが繰り広げられたのです。これは10月8日(日)〜13日(金)の6日間でしかなく、貴重そのものであるといえましょう。
▲2017.10.9 西鉄大橋駅にて撮影。わかりにくいですが、駅員さんの前にあるドアで、客扱いしています。
ということで、8000形の車内にある案内表示器に、こんな表示が出てきます。
主力の3000形だと、液晶ディスプレイに表示されるのですが、8000形は平成元年生まれなので、こうしたLED表示です。
大橋駅を13:05に発車した電車は、次の停車駅である西鉄二日市駅に向かってひた走ります。
このタイミングで恐縮ですが、仕事が終わってからギリギリで間に合ったので、先頭車両のパノラマシートに乗ることは叶いませんでした。3号車に乗車です。それでも、座れただけでも良しとしなければなりません。
道中、JR鹿児島本線と立体交差するところがあります。なんと、タイミングよくJR九州の813系がやってきました。福岡ー大牟田間では、ライバル関係にあるJRと西鉄ですが、何だかJR九州の813系から「お疲れさまでした」と声をかけられているようにも感じられました。
《引退をお知らせする中吊り広告が》
ふかふかのシートに包まれて眠りに落ちる人、SNSに興じる人、読書する人、学校帰りに友人たちとおしゃべりする高校生…。車内に目をやると、普段の昼下がりと変わりません。が、中吊り広告がこんな感じになっていました。
▲この電車、8000形が引退することを知らせるポスターです。このポスターを見た高校生たちが「あ、この電車引退するんだ…」と言っていたのが印象的でした。彼らにとっては、生まれる前から走っている電車ですから、当たり前のように通学で乗っていたにちがいありません。きっと様々な思い出もいっしょに乗せていたことでしょうね。
電車は、西鉄二日市駅を出ると、西鉄久留米、花畑、大善寺、西鉄柳川、新栄町に止まり、終点の大牟田を目指します。29年前の電車なので、モーター音はなかなか豪快です。老骨に鞭打って走っているように感じましたが、まだまだ走れそうな感じがします。本当に引退してしまうのか、不思議なくらいです。
二日市を出ると、筑紫平野、筑後平野といった田園風景が広がります。実は西鉄って、トンネルがひとつもありません。西鉄久留米ー大牟田間では、単線区間もあり、特に試験場前ー大善寺間は、住宅地スレスレのところを、時速90キロ程度で走るなど、なかなかアグレッシブな走りも見せてくれます。沿線の撮影スポットには、いわゆる「撮り鉄」(←と、自分を棚に上げる)の人も多数いました。
走りとシートの掛け心地と景色を楽しんでいるうちに、あっという間に14:04に、終点の大牟田に到着です。
《「旅人」の名残?乗車記念のスタンプ台も》
大牟田では、折り返し時間15分。時間に余裕がありますので、当然撮影です。元観光列車「旅人」として使われた電車だったので、車内にこんなものがありました。
乗車記念のスタンプ台です。「旅人」時代にものをそのまま利用しています。私も含め、多くの乗客がスタンプ台に次から次にやってきました。西鉄の粋なはからいですね。
ちなみに、元「旅人」の車両だったので、先頭車両のパノラマシートはこの柄がそのまま残されていました。
わかりにくいですが、太宰府の梅があしらわれています。シートの記事も、通常のものと違えており、ちょっとしたプレミアム感?も味わえました。
今回はいったんここまでです。次回の【後編】は、大牟田→大橋までの乗車ルポをお届けまします。お楽しみに。
惜別乗車!西鉄8000系【前編】
ものすごくお久しぶりの更新になりました。申し訳ございません。また、少しずつ再開していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
さて、私の地元である福岡では、ある電車のことが話題になっております。九州で唯一の大手私鉄・西日本鉄道(西鉄)8000形の引退です。老朽化を理由に2017年10月15日(日)をもって営業運転から完全に引退することになりました。10月11日(月)、その西鉄8000形に「乗り納め」してきましたので、前編・中編・後編に分けてレポートをお届けいたします。前編は、車両の解説を中心に書きます。
《特急用車両として、平成元年に誕生》
西鉄8000形は、特急用の車両として平成元年(1989年)に誕生しました。西鉄の創立80年を記念し、8000形と命名されています。
また、福岡市で開かれた「よかトピア博覧会」を記念し、ライバルのJR鹿児島本線に対抗すべく誕生した電車でもあります。誕生以来、西鉄天神大牟田線の特急を主な職場にして、約25年以上、西鉄の看板列車として不動の地位を築いてきました。西鉄電車といえば、この8000形という人も多いのではないでしょうか。私の知人にも「ああ、あの赤い電車ね」とか「シートがふかふかの電車でしょ?」という人、多いです。
この度、8000形が引退するのを記念し、10月8日(日)〜14日(土)まで、元々観光列車の「旅人」として使われていたものを、デビュー当時に姿に戻し、営業運転に復帰しました。ピカピカで、とても引退間近の電車とは思えません。
《最大のウリは「世界最大級」のパノラマシート》
▲2014.12.23 西鉄福岡(天神)駅にて撮影
西鉄8000形の最大の特徴は、何といっても先頭車両にあるパノラマシートでしょう。運転席後ろの3列が展望席になっており、運転席越しの車窓を楽しむことができます。当然、この座席は争奪戦必至です。西鉄によれば「世界最大級」とのこと。
▲パノラマシートは、こんな感じになっています(2014.12.23撮影)。
このシートには、特急料金不要で座れます。これは争奪戦になるのも無理はありませんね。この座席に座れたらとてもラッキーです!
ちなみに、写真ではわかりにくいのですが、後ろの座席にいくに連れて、背もたれの高さが高くなっています。後ろの席の人にも、景色を味わってもらうための気配りなのでしょうか。
車内は、進行方向に向かって座れる「転換クロスシート」を装備しており、いかにも私鉄の特急といった感じがします。京浜急行の2100形、京阪電車の8000形なども、こんな感じです。
《ふかふかのシートは、眠りを誘います》
いかがでしょうか。このシート。いかにも座り心地が良さそうですよね。座った瞬間、座面が沈み込むように下半身を包み、少々固めで肉厚での背もたれが、上半身を包み込みます。このシートに二度と座れないと思うと、とても寂しいです。
《実は公衆電話もありました》
携帯電話の普及に伴い、既に撤去されてしまいましたが、昔は公衆電話も設置されていました。福岡(天神)ー大牟田間の距離が長いので、長距離を乗車する乗客のニーズに応えたものなのでしょうか。新幹線やJRの特急電車にしかないような設備を備えており、びっくりしたことを今でもよく覚えています。
《観光列車になったものもありました》
西鉄8000形は、2014年から観光列車になったものもありました。
▲太宰府天満宮への足、観光列車「旅人」(2017.7.17 西鉄二日市駅にて撮影)
▲水郷・柳川への足、観光列車「水都」(2017.7.17 西鉄福岡(天神)駅にて撮影)
これら「旅人」「水都」は、後輩の3000形に交代しました。
《2014年ごろから廃車計画が…》
西鉄8000形は、2014年ごろから廃車計画があったそうです。特急列車として福岡(天神)ー大牟田間を往復することから、距離数が増え、それなりに痛むのも早かったとのこと。新幹線電車の引退が早いのと同じ理屈ですね。
また、片側2扉は、乗り降りに時間がかかり、使い勝手が悪いとの考えが働いたのでしょうか、それが、 かえって8000形の引退を早めることになってしまったのかもしれません。
そして、8000形に変わる新たな特急用車両を投入することなく、急行を主な職場にしている3000形を”昇格“させることになったのです。
▲西鉄3000形(2015.11.12 西鉄柳川駅付近にて撮影)
次回は、いよいよ西鉄8000形の乗車ルポをお送りします。貴重な写真の数々、どうぞお楽しみに!
イマドキの軽自動車っぽい?
相模鉄道が、11年ぶりに新型電車20000系を導入します。これは、将来予定している東急線への直通用電車で、サイズも東急線で走れるようにしています。そのせいか、これまで見慣れてきた車両に比べて、若干細面です。
やはり目を引くのは、相鉄の新たなイメージカラーである「YOKOHAMA NAVY BLUE」でしょうか。現在、相鉄が進めているデザインブランドアッププロジェクトに基づくもので、この考えを反映させた車両としては、はじめての新車になります。
フロントマスクは、イマドキのワゴン系軽自動車(スズキの「スペーシア」←東武鉄道の特急電車と同じ名前のやつですね・笑、ダイハツの「タント」など)っぽい感じがします。グリル?をつけたのでしょうか。ちょっと賛否が別れるかもしれません。
現在、山口県の日立製作所笠戸工場で製造が進められており、年末に10両×1編成が登場するとのこと。相鉄としては、9000系以来の日立製の電車になるそうです。銀色の東急電車とのコントラスト、楽しみですね。
※相模鉄道のホームページを参考にしました。
【衝撃】西鉄8000形の観光列車「旅人」「水都」引退へ
「1編成だけ残すなどといった対応もなかなか難しいようで、全面的にやめざるをえない。残念ながらすべて廃車にしていくことになります」
昨日、西鉄(西日本鉄道)が2017年度の事業戦略発表会を行い、特急用車両8000形を改造した観光列車「旅人(たびと)」と「水都(すいと)」を引退させると、倉富純男社長が記者会見で述べたそうです。
西鉄8000形「旅人」(2014.10.19 筑紫車両基地にて撮影)
西鉄8000形「水都」(2016.10.16 筑紫車両基地にて撮影)
西鉄8000形は、平成元年に天神大牟田線の特急用車両として誕生。進行方向に向かって座れる、ふかふかの転換クロスシートを備え、運転席の後ろ3列はパノラマシートになっている電車です。西鉄の看板列車として、6両編成×6本が活躍を続けてきました。近年、老朽化が目立ったきたとの理由から廃車が進み、観光列車の「旅人」、「水都」の2本を残すのみとなっています。
2017年4月12日付の「産経ニュース」で、西鉄8000形の引退が報道されましたが、本当にそうなるようですね。あのふかふかのシートに座れなくなると思うと、ちょっとさみしいですね。
個人的にはまだまだ走れると思いますが、よくよく考えてみたら29年選手。鉄道車両としては、そこそこいい年齢です。後輩の3000形が好評で、数を増やしてきたことから、後進に道を譲ることにしたのでしょう。
なお、観光列車「旅人」と「水都」そのものは、車両を変えたうえで、引き続き運行していくようです。どんな車両をあてがうのでしょうか。とても気になります。
新しい観光列車や新型の9000形導入など、ここのところ西鉄は変化が激しいです。ことしの夏に実施される予定のダイヤ改正で、大橋駅が新たに特急停車駅に加わるなど、目が離せません。
※マイナビニュース(2017年5月17日付)を参考しました。
さわやかになったのはいいけれど…
JR九州の鹿児島本線や日豊本線で活躍している811系近郊型電車がリニューアルされました。811系は1989年に登場し、鹿児島本線の快速や各駅停車を主な職場にしてきました。登場から30年近く(!)が経ち、後輩の813系や817系3000番台に比べて見劣りしはじめたことから、今回リニューアルに踏み切ったものと思われます。
リニューアルのデザインを担当したのは、「ななつ星in九州」や九州新幹線800系などを手掛けた水戸岡鋭治先生です。「伝統と革新の電車」をテーマに、色を変更し、車内もリニューアルされました。もちろん、走行機器も最新モードになり、より少ない電力で走れるようになっています。
811系は、もともと進行方向を向かって座れる「転換クロスシート」を装備していました。今回のリニューアルで、窓を背にして座る「ロングシート」に変更されています。これは大変残念です。
福岡都市圏の人口が増え続け、それに伴って列車の混雑が激しくなってきたため、「ロングシート」にしたのでしょう。「転換クロスシート」だと座れるものの、立ち席スペースが少なくなり、ラッシュ時に乗り降りするのに時間がかかってしまうというデメリットを考慮してのことなのでしょうか。
また、「転換クロスシート」の車両は、主力の813系(正面とドアが赤い電車ですね)で十分という判断も働いているのかもしれません。
個人的には、「転換クロスシート」のままリニューアルしてほしかったですね。内外装ともにさわやかになったのに、そこのところが非常にもったいないです。
※マイナビニュースの記事(2017年4月25日付)を参考にしました。
http://news.mynavi.jp/news/2017/04/25/379/
なんでこんな色にした?
阪神電気鉄道の各駅停車用として活躍中の5500系が、こんな姿になっています。登場から20年経ったことに対するリニューアル工事によるものだそうです。
もともと、阪神5500系は、こんな出で立ちでした。
※写真はRailstation.netより。
パステル調の水色に、明るいグレーというさわやかなカラーリングです。もともと阪神電車は、各駅停車系を青系、特急・急行系を赤系という色分けを採用しており、5500系もそれにならったものとなります。
今回リニューアルされた5500系は、ドアや裾部分を除いて紫色っぽいブルーに塗装されているようです。なんだかプールから上がって寒さを感じている人のくちびるの色みたいですね。“顔色“悪いぞという印象を抱かせます。もう少しどうにかならないのでしょうか。阪神電車、ちょっとセンスを疑ってしまいます。
※railf.jpの記事(2017年4月19日付)を参考にしました。
http://railf.jp/news/2017/04/19/170000.html
”池上線らしさ”が失われてしまうのでは?
東急電鉄池上線の池上駅の駅舎が、2020年9月までに建て替えられることになりました。ことしの6月から着工するようです。
池上駅といえば、池上本門寺への最寄り駅。あの力道山の墓があるところですね。私、幼いころにこのあたりに住んでいたことがあり、母と時々池上エリアを買い物で訪れたことがあります。
東急池上線は、東急電鉄のなかではどちらかといえば支線クラスの路線です。住宅街を縫うように走り、電車と沿線住民の距離が近く、東京都内でありながらどことなくのんびりした、ローカル線のような雰囲気もあります。池上駅は、そのような池上線のシンボル的な存在といえましょう。昔ながらの木製ベンチがいい雰囲気を醸しています。
今度立て変わる駅舎は、池上本門寺をモチーフにしているそうですが、ちょっと大きすぎるのではないでしょうか。池上線の魅力は、こじんまりとしたところにあるのに、そうした”らしさ“が失われてしまうのではないか。そんな気がしてならないのです。
※マイナビニュースの記事(2017年4月19日付)を参考にしました。
http://news.mynavi.jp/news/2017/04/19/091/
お久しぶりの投稿です!ここのところ仕事の都合でブログを更新する時間をなかなか確保できず、かなり久々の投稿になってしまいました。改めてよろしくお願いいたします。
さて、こちらは、ことし3月20日(月・祝)から営業運転を開始したばかりの西鉄9000形です。西鉄に11年ぶりに投入された新型電車で、急行や普通を主な職場にしています。ステンレスの車体に、西鉄電車の伝統であるロイヤルレッドをまとっており、なかなか落ち着いた感じに仕上がっていますね。
実は私、営業運転開始翌日の3月21日(火)に早速乗れました。そのときに乗車したのは、正面の貫通扉に書かれた数字が”9001“と書かれたものでした。これは取りも直さずトップナンバー、すなわち、第1編成目ですね。
そして、早くも第2編成目も営業運転を開始しました。正面の数字が”9002“と書かれていますね。先月末に、筑紫車両基地に納車されたばかりだそうです。新車のにおいがプンプンしていました。我ながら電車の運だけは本当についていると思います。
現在、車両製造メーカーである川崎重工で続々製造が進んでいるようです。西鉄の新しい顔として君臨する日も、そう遠くないかもしれませんね。
※西鉄9000形のは、西鉄福岡(天神)駅にて撮影(2017.4.4)
開業以来の活躍に幕を下ろしました。
長野新幹線(現在の北陸新幹線)で、開業以来走っていたE2系新幹線が、先月末日を以って引退しました。
1997年の長野オリンピックに合わせて開業した長野新幹線。厳密に言うと、北陸新幹線の一部区間として開業し、オリンピック観戦に向かう人たちや軽井沢への足、通勤通学の足として20年間走り続けてきました。
私はというと、軽井沢まで大学のゼミ旅行で利用した思い出があります。まだまだ新しい新幹線でしたので、それはもう、ワクワクしながら乗りましたよ。帰りの東京行は立ち席でしたけどね…。
新幹線用車両の耐用年数は、だいたい15年〜20年程度といわれています。あれだけの高速走行を繰り返せば、それだけ痛むのが早いのです。個人的にはまだまだ走れるのではないかと思いますが、後輩のE7系に後を託して…といった感じでしょうか。長い間お疲れさまでした。
※railf.jpの記事(2017年4月1日付)を参考にしました。
http://railf.jp/news/2017/04/01/202000.html
超久々の更新となってしまいました。先月の初旬に数年ぶりに風邪をこじらせ、父方の祖母が他界し、仕事が多忙を極めた関係で、更新が1ヶ月近く滞ってしまいました。誠に申し訳ございません。少しづつ再開していきたいと思いますので、引き続きご愛読のほどよろしくお願いいたします。
さて、久々の更新は、東急田園都市線に登場する新型電車の話題です。
2018年の春、東急田園都市線に新型電車2020系が登場します。まずは10両編成×3本を導入し、順次導入を進めていくとのこと。
この2020系、東京オリンピックと東急電鉄の創業100周年に向けて、田園都市線に親しみを持ってもらう車両として命名されました。デザインのコンセプトは「これまでにない新しさを感じていただけるような外観、車内空間」を目指すとのことです。
たしかに、今までの東急電車にはないデザインですね。東急の電車って、どこかしらにアクセントとして赤が入っているような感じですが、この2020系は東急電鉄のロゴマーク程度ですね。白とグリーンが軽快なイメージを作り出しています。
しかし、「これまでにない新しさ」って、どうなのでしょうか?
空気清浄機を搭載しているそうですが、これはJR東日本のE233系あたりでもそうです。座席上にあるデジタルサイネージシステムは、山手線のE235系でも採用済み。そもそも、ボディは5000系をベースにしているような感じで、顔を変えただけのような印象は拭えません(コスト削減の一環なのでしょうが)。
個人的には、座席指定列車として登場させ、「これまでにない新しさ」を体現してもよかったのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
※マイナビニュースの記事(2017年3月17日付)を参考にしました。
http://news.mynavi.jp/news/2017/03/17/329/
(東急線ホーム床にある謎のQRコード、何のため? 読み取ると、暗号めいた数字が…(1/2) | 乗りものニュースから)