思い立ったら吉日
なんの変哲もない、梅雨の入口の土曜日。やることもなくて、だらだらとお昼近くまで眠る。今の現状をベッドでうじうじと考えてしまう。何が変わることもないのに。離れて暮らすパートナーとの電話の途中、ふと彼が漏らした何度目かの泣き言に、いつもだったら励まして終わるだけだったけれど、何かが吹っ切れた。
だいたいの期間がわかっているなら、わたしもその地に行ってしまえ。思い立ったが吉日、職場への説明は月曜日。不動産屋さんに解約通知を出して、引越屋の見積もりをとる(リモート見積なんてあるんだ)、電気水道ガスの停止申し込み、ネット回線の解約問い合わせ。タスクに落としてしまえれば、サクサク動くだけ。
何かを変えたかっただけなのか、相手のためなのか、日常に飽き飽きしてしまったのか。わからない。ずっと続くようなささやかだけれど重たい日々が、リミットがあったとしてもこんなに続くのかと嫌気がさした。理由はなんでもよくて、行動したかっただけなのかもしれない。
昨日と今日でわたしは違う。それが許される環境に身を置けるようになった。それは純粋に嬉しく思う。この1年を経て、お金と知識とを貯めて帰ってきたら猫と彼と3人で暮らせる部屋をさがす。
動けている自分のことが、好きだ。それだけで前進できているはず。







