光回線
この山奥への移住を検討するに当たり、そこがテレビや携帯電話の電波が満足に届かない場所でも致し方ないが、文化的な生活を送る上でインターネット回線だけは絶対に確保したいと考えていた。当初電話網を利用したADSLが唯一頼みの綱だったが、収容局までの距離が上限目安4kmとされるところ6km以上もあるので絶望的だと頭を抱えた。ところがダメ元で契約してみると意外や意外、快適な速度で使用できるのだ(驚)。過疎地で使用する人がよほど少ないからだろうかね~。
ところが一昨年、急に近隣で光回線網の整備工事が始まり、それはまもなく我が家の向いの電柱にも延伸した。行政の方針なのか、それとも通信会社の都合なのか知らないが、事が決まれば数軒しか世帯のないこんな場所にも一気に光ファイバーが引かれるのだなあと苦笑い。ADSL回線で充分満足している身からすれば当面そちらに乗り換えることは無いと思っていたのだが、そのうち各社が揃ってADSL終了年月を発表し、その後我が家に届いた通知にはそれよりもさらに早い年月「2021年3月末終了」と記載されていて、どうにも変更せざろう得ない状況になってしまったのだ。
光回線にすれば通信速度が上がりインターネットをより快適に利用出来るようになるが、いかんせん月額費用がこれまでより大幅に上昇してしまう。これは無収入の貧乏生活を送る身としては死活問題だ。とは言え他に有効な方法も残されていない。泣く泣く、出来るだけ安価なプロバイダを探して契約、光回線への移行を行うことになった(痛)。
光回線は、電柱を渡る基幹線の端に設けられた光クロージャー(黒色の箱のようなもの)からドロップケーブルというもので建物に引き込まれる。このケーブルの中には建物へ固定する為の支持線と光ファイバーが通っているが、いかんせん見た目が細いので上を通るヒノキの枝でも落ちてきたら切れちゃうのではないかとちょっと心配。
支持線と分かれたケーブルを建屋外壁に沿わせ延伸し、開口部から室内に引き込む。この部分は温水配管やガス配管、アンテナなどいろんな物を引き込んでいる場所で賑やかいけど、内部に保温もなく、木板の外壁と石膏ボードの内壁だけだから穴明け作業は容易だ(皮肉)。
室内に引き込んだケーブルの末端は光コンセントと呼ばれる器具に接続される。言うならばここまでが固定設備で、この先はSCケーブルでお好きな場所まで引いてくださいと言う扱いになる。
そのSCケーブルはホームゲートウェイという機器に接続され、ここにPCからのLANケーブルや電話(ひかり電話)のモジュラーケーブルが繋がる。上部に挿入した無線LANカードによりタブレットなどからWI-FI接続が利用可能になるが、ただでさえ高い図体がそのカードでさらに高く(30cm近い)なるので置き場所には少々難儀した。
工事はごく短時間で終わり、直後すぐにインターネットに接続できるようになった。ところが、夕方当たりから通信速度が一気に低下しサイト閲覧にも支障が出るほどになってしまった。高速が売りの光回線なのに利用者が多くなる時間帯はここまで酷くなるのか。。。過疎地で利用者が少ないADSLのほうがよっぽど高速で安定していたのは何とも皮肉な所だ。この状態がずっと続けば怒ってしまうところだけど、数日後にIPが通常のIPv4から高速のIPv6(オプション)へ切り替わったらようやく安定して速度が出るようになり、とりあえず問題は解決した。
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実を言えば、光回線への変更は今回が3回目。今の地では初めてだが、ここに移住して来るまでに、何度もインターネット回線を変更してきた。かつてアナログ回線にFAXモデムを使いインターネットに接続していたのを「ISDNはじめちゃん」のキャッチフレーズに乗せられてデジタル回線に変更し、しばらくしたら通信革命を唱えるオッサンが格段に早いADSLを流行らせたので再びアナログ回線に戻してこれを導入、そのあとさらに早い光回線が出てきたので乗り換えたが、転居先では光インフラ未整備だったのでADSLに戻して、環境整ったらまた光に変更して。。。とこんな事を繰り返してきたのだ。しかし通信に振り回されるのはもういい加減ウンザリ!今後しばらくは回線の変更などせず今の状況で行きたいものだなあ~。でも安い回線が出てきたらすぐ飛びつくだろうけどね(笑)。














