2019/12/7
第1回コーヒー収穫ツアーin カパンガン郡(ゆきの)
こんにちは。久しぶりの投稿となります。ゆきのです。
この度、2019年12月第1回目のアラビカコーヒー収穫ツアーが、カパンガン郡のサグボにて行われました。
14名と多くの方に応募いただき、国籍もフィリピン、日本、韓国と3カ国の方々が集まりました。
行きのジプニーの中!皆でわいわいと向かいます。行ってきます!
道中では、お昼の伝統料理”ピヌピカン”の材料となる、鶏を生きたまま購入しました。 日本では見られない光景!
ジプニーに揺られること1時間半、サグボに到着!
そこで、さっそく1杯目のコーヒー。そしてサグボで採れた 甘くてほくほくの サツマイモ(カモテ)をいただきながら、今日のツアーとコーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)について説明があり、スタッフの紹介が行われました。
その後は、お昼のピヌピカンのために、鶏の屠殺を行いました。日本人の皆さんにとっては初めての経験の方が多く、目を背けたり、物陰に隠れたり、じっと見入ったり、と様々な反応でした。
先ほどまで歩き周り、生きていた鶏が、徐々に私達の知る”チキン”へと変わっていく。とても考えさせられる体験でした。
地元の山岳民族は、ピヌピカンを作る際、鶏の頭からつま先まで、全て使用します。また血を抜かずに、鶏を叩いて、肉に血を染みこませることで、おいしいだしをとります。食べないのは毛だけです!
日本では鶏の頭や足を食べないのは普通だけれど、こちらの人達は頂いた命を無駄にせず、最大限食べられるところは全て食べるのだそうです。
”もったいない”という言葉が日本にはありますが、今の日本にその精神は根付いていないように、フィリピンに来てから感じます。
午前10:00 いよいよ収穫スタートです!コーヒーの木は、傾斜に育っているため足場が悪く、想像以上に大変です。皆さん真剣に収穫しています。
コーヒーの木の上には、サヨテと言われる瓜のような植物がなっています。コーヒーには日陰が必要不可欠であり、サヨテを利用して、その下に植えられています。
これはアグロフォレストリーと呼ばれる、森林農法で、植物の多様性を守り、持続可能な農耕システムをつくります。CGNはサヨテのみに収入を頼っていた農家の元を訪れ、アグロフォレストリー事業としてコーヒーの木を植え、栽培方法を教え、農家の収入に繋げる活動をしてきました。
その後はランチタイム。
先程の鶏が使われたピヌピカンをおいしくいただきました。
そして午後からは、収穫したコーヒーの加工体験となります。はじめに、収穫したコーヒーの選別作業です。まだ緑色の未熟のもの、熟しすぎたものと分けていきます。コーヒー実の赤色がとても綺麗です。
その後は、水を入れて、浮いた実を取り除いていきます。浮いた実は虫が入っていたり、種が入っていないことが多いためです。
この作業はフローティングと呼ばれています。
その後は、皮むき機(デパルパー)にて、果肉の除去を行います。これはパルピングと呼ばれています。
そして、2度目のセカンド・フローティングをして、さらに悪いコーヒーを取り除いていきます。
ここで参加者の方から、「コーヒーってダイアモンドみたいだね」と。
本当にその通りだと感じました。どんどん選別され、選りすぐられたものだけが残っていく。農家さんが汗水垂らしながら作った結晶を、私達は飲んでいるんだなと、その背景を想像するようになりました。
その後は、発酵と乾燥のプロセスがあるのですが、1day ツアーなので、その過程をとばして、脱穀、選別、焙煎にうつります。
乾燥後のコーヒーは、殻をかぶったパーチメントコーヒーとなります。その殻を杵と臼を使って、取り除きます。
その後は、手作業で良質な生豆だけを選別して
それをフライパンで、焙煎(ロースティング)していきます。
フライパンで焙煎していくうちに、コーヒーの良い香りが漂ってきます。
いよいよ完成が見えてきました。
次に、焙煎したコーヒーを挽いていきます。(グラインド)
そして遂に!挽いたコーヒーを、ヤカンで煮出して完成です。
粗めに挽いたコーヒーをヤカンで煮出す方法は、コーディリエラ地方の村の伝統的な飲み方だそうです。
今回のツアーで、私自身も初めてコーヒーを飲むまでの過程を体験したのですが、多くの手間がかかっているなと改めて感じることができました。
コーヒーを飲んでいると、農産物ということを忘れてしまいがちですが、コーヒーは農産物なんだ、と。農家の人達に感謝して、その背景に想いを巡らせて、コーヒーを飲みたいです。
そしてコーヒーに限らず、私達の食卓へ届く全てのもの、
セブンイレブンの100円コーヒー、マクドナルド、M&Mのチョコレート、その背景にはどんなストーリーがあるのか、考えて消費するようにしたいなと思うようになりました。サプライチェーンがもっと見えるようになったらいいなぁ…。
私自身、学ぶことがたくさんのツアーとなりました。
今後予定しているツアーは、
12月21日 トゥブライ郡
12月28日 キブンガン郡
の2つです。
興味のある方は是非ご参加ください!
[tala.guesthouse@gmail.com]までご応募お待ちしております。
では、またお会いしましょう!ゆきのでした。









