カリマラ (Calimala)
6点 / 10点
10年前のゲームと言われてもバレなそうなストロングスタイル陣取り
中世フィレンツェのギルドとなり、各地に布を出荷したり、建築の支援や芸術品の寄贈を行い名声を競い合う。
手番では、3×3で異なるアクションアイコンが並んでいるアクションエリアで、異なる2つのアイコンに挟まれた縦横のグリッドにディスクを置くと、その2つのアクションを任意の順番で起動できる。各グリッドには最大4枚までディスクをスタックさせることができるようになっており、既にディスクを置いているプレイヤーは、誰かが同じグリッドに重ねてディスクを置くと、流行りのビンジョーシステムにより、自分の手番でなくても、手番プレイヤーと同様のアクションが行える。
4枚のスタックで一番下になったディスクはそこから追い出され、全部で15ある決算マスに左詰めで移動して、マスのアイコンに対応した中間決算が開始される。決算は全てエリアコントロール(ある地域への布出荷枚数、ある建物の建築への貢献度……)で、タイブレークでは決算マスに多くディスクを置いているプレイヤーが有利と、とにかくインタラクション尽くめ。
15回の中間決算が終わると最終決算。各々が秘密裏に持っている目的カードが公開され、その条件で全員で得点計算を行うため、プレイ中に誰がどんなカードを持っているのかを推理しながらマジョリティを取るためのコマを置いていく必要もある。
ゲームの中盤以後は、誰かの手番ごとに中間決算が連続で起こることも多々あり、それを見越して準備しておく必要がある。どこの中間決算で勝ちに行って、どこを捨てるか。そして、どのタイミングでどの中間決算を自分で起こすか…… 他プレイヤーの動向を見ながらしっかり方針決めをしておきたいところ。一番良いのは、他のエリアコントロールゲームの例に漏れず、少ない労力で2位をたくさん獲ることだが、ビンジョーしたアクションで強制的に望まぬエリアに布や建築資材を出荷せざるを得ないこともあるため、コントロールは一筋縄ではいかない。
Blackfireの中箱サイズのゲームは、2010年代後半にはあるまじき、強烈なインタラクションのものが多い気がします。(クラフトワーゲン、ウェスト・オブ・アフリカ…… ユーロ新古典主義でも掲げているのだろうか?) ここまで時流に乗らない、色のあるデベロップを行う出版社も稀有なので、個人的には応援していきたい所存でございます。














