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土井裕介 イメージ案
展覧会に向けて
「作品をつくるときは目をキラキラさせて作らんとあかん。」
大学時代に先生に言われた言葉です。 「土井はいつもおもんなさそうな顔してるけど、作ってるとき目の奥がキラキラしてる」とも言われました。 「楽しんで作っているのが伝わってくる」とも
当時の私はそういうことを言われるのはあまり好きではありませんでした。他に褒める所がなかったんだろうな、というふうにしか受け取っていませんでした。 作品は観てくれる人のためにあるのであり、作家がどういう気持ちで作っているか等あまり関係ないと思っていたからです。 しかしその先生の言葉は照れくさくて、心に残っていました。
大学を卒業して5年がたちました。
今、私の友達たちはあまり作品を作れていないように思います。 作品で生活ができるようになったのはごく少数で、まったく関係のない職場に就職して生活している人が大半です。そしてその中の半分ぐらいの人がまったく作品を作ることがなく口にすることもなく生活しているように思います。
今回展示をする3人もみなそれぞれに他に仕事を持っています。 しかし制作することも続けています。 私自身よく考えるのですが、どうして制作を続けるのでしょうか。
私達3人はそれぞれ住んでいる場所も年齢も作品のジャンルも通った大学も卒業年度も違っています。 共通点は3人共和歌山出身で同じ画塾に通っていた事。そして今も作ることをContinue(継続)していること。
私は2人を見ていて、表現や向いている方向はそれぞれでも、「目の奥がキラキラしてる」と感じました。そしてそれが原動力であり本当に大切な事だと感じました。
今回、僕はそのことを確かめ、僕達自身がこれからもContinueしていく為にこの展示を企画しました。 そしてこの作る喜びというものはきっと、作品を通して鑑賞者に対してもなにか良いものを与えられるのではないか、という期待をしております。
土井裕介