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Yodobashi Camera, Shinjuku
Leica M4-P with 28mm f2.8 Elmarit-M lens, Rapidwinder, and KEKS Meter M
* by Sakulchai Sikitikul
「帰らざる河」
マリリン・モンロー&ロバート・ミッチャムの「帰らざる河」もちろんマリリン・モンローを観るための作品だろう。
マリリン・モンローついては詳しくないが、歌手としてのパフォーマンスはなかなかで、甘くけだるい独特の雰囲気は
お見事である。ちなみに私が好きなのは川下りのシーン。今観ると当時の映像技術の合成画面がコントのように見える。
マリリン・モンローのつくりこまれたビジュアルもコント的ポイントをあげている。時代が変われば感じ方もかわる。
とくに映像はその傾向が強いが、それはそれで楽しみ方のひとつかと思う。
「Wの悲劇」
初鑑賞。こんなに面白い作品だとは知らなかった。80年代の映像は私には懐かしいやら恥ずかしいやらで、やや辛いが
俳優が俳優を演じ劇中劇もある入れ籠のようなお話は大変よくできている。俳優陣も素晴らしく大女優役の三田佳子は
はまり役だろう。そして主役の薬師丸ひろ子は自分自身の成長と重なっているような、このタイミングでしか演じること
ができない役どころは、若さゆえの不安定な凄みがあって見応えがある。ちなみにラストシーンを勝手に妄想編集すると
アパートの天井のポスターをはがそうとしてあきらめたところでバッサリ終わる。というのはどうだろう。
「鞄の夢」
ブレーキのききの悪いバイクに乗っている。長い下りで少し怖い。前を走るトラックが蛇行運転をしている。左右にゆれ
危ないと思っていると横転してバイクと接触しそうになった。恐る恐る横転した運手席を見ると運転手は無事だった。
ほっとしたが、こんな坂道をブレーキのききの悪いバイクでは私も危ないと思いバイクを置いて歩くことにした。
荷物は革の鞄がひとつ。歩いているとまわりの人が私の方を見ている。どうやら見ているのは私ではなく鞄のようだ。
その鞄は寅さんの四角い鞄と似ている。それより少し薄いが見た目はそっくりだ。坂道を下った街はなぜが柴又の街。
なぜ私が柴又に行くのかわからないが、寅さんの鞄を持っている私はけっこう恥ずかしかった。
「エレファントマン」
公開時に観に行った。たぶん中学生だったと思うが、誰かと観に行ったのか1人で観たのかまったく記憶がない。
それ以来の再鑑賞。忘れているところも少しあったが、若いときの記憶力はいいもので、印象はまったく同じだった。
おそらく時代は産業革命後の不況だろうか。退廃的な街並みと人々。それらを表現しているモノクロ映像は秀逸である。
そんな時代に見世物小屋の存在が見事に重なっているが、実在したエレファントマン(ジョン・メリック)に関わる
医師のフレデリック、女優のケンドールは彼の救いになっていたのだろうか。ジョン・メリックが現代に生きていたら
私たちはどんな手を差しのべるのだろう。