先に結論: 浜松楽器メイカーズフェスティバル (12/5・6)に、新作シンセ(試作品)を出展したいです。
所属クラブ Yara:Makers(やらめいかー) が、浜松楽器メイカーズフェスティバルに出展することになりました。R-MONO Lab さん、 WOSK さんとの共同出展になります。
私も、Maker Faire Tokyo 2015で公開した“8ビットCPUで動くシンセ”「 Digital Synth VRA8-M 」を出展予定です。……が、せっかくなので現在開発中の新作「Digital Synth VRA8-X」も展示したいと思っています。(チューニングの関係で試作バージョンになりそうですが)
数カ月前、Digital Synth VRA8-Mが完成し、今度こそ「もう8ビットCPUはいいや」と思っていたのですが……「サンプリングレートを62.5 kHzにして、オシレーターの帯域制限をやめる」というアイデアを得たことから、新作シンセの開発がスタートしました。メインテーマは、エイリアスノイズが怖くて実現できなかった「クロスモジュレーション(あるいはFM音源)」の実現でした。……最終的には「62.5 kHzは、エイリアスノイズ対策としては不十分」という結論になりましたが。あと、期待していた「超軽量ローパスフィルター」がうまく動かなかったりと、目論見通りにいかないことが多かったです。
それで結局、VRA8-Mと同様に「サンプリングレートを15.625 kHz、オシレーター帯域制限あり」の仕様にしました。少なくとも、FM音源を作る分には問題ないという判断です。(FM音源ではエイリアスも「味」であるという事実は、自分で作ってみるまで実感がありませんでした。好みはともかくとして……)ArduinoでFM音源を作られている方は(バーチャルアナログシンセよりも)多いように思いますが、LPFとの組み合わせによって面白さが得られるかなと思っています。しかし、「帯域制限なし」を暫定に考えていた、ビット演算、ビットクラッシャー、ウェーブシェーピング、グラニュラーシンセシス等のネタは今回はお預けです。(エイリアスノイズが酷くなるので)
「音色編集パラメーターは「8個」のみ」という初期アイデアは活かしています。ADSRなど苦しいところはありますが、チャレンジということで。また、FM音源だけでなく、複数の合成方式(最大9つ)をサポートする仕様になっています。最初のバージョンでは、以下の5つに対応予定です。
・SAW:スーパーソー的なもの(VRA8-Mの経験から、リバースソーを混ぜる機能も用意)
・RM+PWM:PWM波形とのリングモジュレーション(これだけ実験がまだ)
・PWM+SAW:VRA8-Mのサブセットみたいなの
・SYNC+FM:オシレーターシンクされた波形でフェーズモジュレーション
・FM:簡易FM音源(正確にはフェーズモジュレーション)
といった感じです。ひと月後に向けて開発を頑張ります。