Super computing matters ? Infrastructure matters ?
こんなタイトル( Super computing matters ? Infrastructure matters ? )をつけると、物凄く大仰になっちゃいますね。ただ、私個人は、High Performance Computingの専門家ではありませんので、申し訳ありませんが、今から書くことは、ある種、うすっぺらな内容です。
毎年、6月と11月に、スーパーコンピューターの処理能力ランキングである「TOP500」と、グラフ理論に基づく大規模データ解析性能を競う「Graph 500」が発表されてきました。
なぜか、今年は、7月の発表となったわけですが(学会の開催時期の変更が理由?)、 「TOP500」の上位10システムは、サウジアラビアのスーパーコンピューターである「Shaheen II」のランクインが話題になる以外、大きな変化がない結果でした。つまり、「京」「Sequoia」「Titan」と首位の変化が続き、中国の「Tianhe-2 (MilkyWay-2)」が首位を獲得してから、5回連続で上位の変化が乏しいわけです。
ある日、「TOP500」のことを個人のFacebookに投稿したら、私にとってはいつまでもHPCのエバンジェリストである方から、ハードウェアばかりでなく「 そこで何が計算されているのかというところに注目して欲しい 」とのコメントが寄せられました。確かに、速ければ良い、だけが、高額なスーパーコンピューターを作る理由ではありません。例えば、日本の「京」は、『「京」の成果 ピックアップ (理化学研究所 計算科学研究機構)』で、「京」を用いた計算と研究による成果の一端を見ることができます。
だからこそ、というべきか、 「Graph 500」で、 「京」が首位を獲得したことは大きく報道されました。例えば、理化学研究所もトピックスに「スーパーコンピュータ「京」がGraph500で世界第1位を奪還」として掲載しています。
ビッグデータやアナリティクスの重要性が高まっている状況なので、浮動小数点演算の演算速度の高速性の「TOP500」より、大規模なグラフ(節と枝によるデータ間の関連性を示したもの)として分析対象を表現する際に必要となる高速なグラフ解析の性能を競う「Graph 500」のほうが、実践的な大規模データの効率の良い処理という観点で重視されて然るべきなのかもしれません。
で、2015年7月の「Graph 500」では、「京」が首位となったわけで、Twitterで検索してみると、まあ、当然ではありますが「京」がすごい、という内容がいくつも見つかりました。
そんな中、「京」の1位はすごいけれど…「2位以下のほとんどのシステムがIBM」であることに言及しているツイートもいくつも見つかりました。
事実、2015年7月の「Graph 500」のランキングでは、1位と6位以外の上位10システムは、すべて、IBM BlueGene/Qで構築されているシステムなのです。
…って、 「Graph 500」 をIBM製品で構築したスーパーコンピューターが席巻していることを書きたいがためだけに、ここまで、長々と書いた、というのが真意だったりします。
そして、IBM自身は、現在、NVIDIA、MellanoxとともにOpenPOWERテクノロジーを採用する「データ・セントリック・システム」開発しています。この「データ・セントリック・システム」は、ローレンス・リヴァモア国立研究所とオークリッジ国立研究所で構築される「Sierra」と「Summit」と名付けられるスーパーコンピューターに採用されます。
「Sierra」と「Summit」 の構築が済んだ暁に、 「Graph 500」 でどのような結果を出すのか、楽しみに待ちたいと思います。











