INDIGENA World Tour – Tokyo 2019年7月22、23日、INDIGENA主催者でありイタリアワインの第一人者IAN D’AGATA氏によるマスタークラスが開催されました。 昨年始まったこのマスタークラスの目的は、イタリアの土着品種の多様性と、産地ごとの文化的、歴史的な背景の魅力を多くの人に知ってもらうこと。今年テーマとする産地は、エミリア・ロマーニャ州と、ピエモンテ州のモンフェラート地区。 さて、私は初日のエミリア・ロマーニャ州のセッションに参加しました。イタリア語通訳はD’AGATA氏と20年来の友人というワインジャーナリスト宮嶋勲氏。 1)前半は、微発泡性赤ワインLambrusco(ランブルスコ)がテーマ。原料となるブドウのランブルスコ種とは黒ブドウ品種の総称で、認められている品種は多数あり、特に主要なブドウ品種はSorbara, Maestri, Grasparossa, Salamino, Maraniの5品種。Lambruscoはタンク内二次発酵製法で造られ、この製法を一般的に“シャルマー方式”と呼びますが、イタリアでは“Metodo Martinotti(マルティノッティ方式)”と呼び、発明はマルティノッティ氏(イタリア人)のほうが早いが、特許取得はシャルマー氏(フランス人)の方が早いとか。 この日のLambruscoの試飲は5種類で、Lambrusco di SorbaraDOCが2種、Lambrusco Emilia IGT Maestri、 Lambrusco Grasparossa di Castelvetro DOC、Lambrusco ReggianoDOC。 最初のSorbara品種の2つのワインはあれ?ロゼ?という色。ひとつはサクランボ色、もうひとつはサーモンピンク色。これがまさに砂質土壌で育つSorbaraの特徴だそうで、マセラシオンは24時間以内でそれ以上長くしても色は薄いまま苦味がでてくるそう。イチゴやサクランボの香りでチャーミングな味わい。Sorbara以外の品種のLambruscoは濃い赤色。3つ目の試飲はMaestri品種。粘土質土壌で育つこの品種の特徴は、酸味がおだやかで、柔らかくフルーティー。4つ目はGrasparossa品種で、粘土質土壌で育つこの品種の特徴はMaestriよりタンニンが強く、フルボディー、スパイシーで複雑な味わい。5つ目のワインはSalamino品種で、この品種はSorbaraとMaestriのそれぞれの長所を取ってバランスが良く、フルーティーでボディもしっかりしている。 Lambruscoのブドウ品種による違いを実感できて、貴重な体験でした。 2)後半はGutturnio(グットゥルニオ)DOCがテーマ。Gutturnioはエミリア・ロマーニャ州の西端に位置するピアチェンツァ県にあり、ピエモンテ州に接する。2つのブドウ品種、BarberaとCroatinaのみが使用が認められていて、そのブレンド割合がワインの味わいに影響するとのこと。Barberaの特徴は酸味が強く、色が濃く、タンニンが少なく、一方Croatinaはボディがあり、甘く、果実味豊かでタンニンが強い。この日、5種のGutturnioDOCを試飲しましたが、確かにブレンド割合によって、果実味、酸味、タンニンの強さが違うということを実感しました。こんなニッチな比較試飲はなかなかないので、良い機会を与えていただきました。イタリアの土着ブドウ品種は本当に奥深いです。 #Indigena19 #IndigenaWorldTour #Vino #Italia # Lumbrusco #Gutturnio #EmiliaRomana https://www.instagram.com/p/B0af3QOpJzt/?igshid=nraa1yx4a5aq






