Oscar Peterson And Count Basie "Satch" And "Josh" 1974年12月2日, MGM Studios, Los Angeles, California録音。先に紹介したPablo Records巨匠共演企画の第二弾でしょうか。ただし、デュオではありません。 前出の作品から3日後、ロンドンからカリフォルニアへ、多忙極まりないですね。 オスカー・ピーターソンと今度はカウント・ベイシーです。偉大過ぎる二人のピアニスト、スタイルが全く違いますが合うのでしょうか。 ベイシーはファッツ・ウォーラーに師事したこともありストライド・ピアノスタイル。 ピーターソンはアート・テイラーの後継とも言われる華麗な超絶テクニック。 企画物なのでセールス優先?なんてことは全くなく、息がぴったり、引く押す、同期する、絶妙の間合い。さすがにお互いの引出しの多さに感銘です。互いにスイング・ジャズが根底にあるので、そこでつながるのかも知れませんね。 ピーターソンはいつもの超絶テクニックを抑え、ベイシーに合わせてゆったりのスピード感で、とても聴きやすいです。ピーターソンらしからぬドキドキするような緊張感はない軽音楽的な演奏、評価は分かれるかも知れません。 さて、この不思議なタイトル... ノーマン・グランツのライナーから。野球好きのベイシーが好んで話すジョークである投手"Satch"(Satchel Paige - サッチェル・ペイジ)と打者"Josh"(Josh Gibson - ジョシュ・ギブソン)のやりとりからつけられたもの。最悪の調子のSatchを見て、Joshは次の日曜日に母を招待するのでいいプレイがしたいとSatchに、Satchは心配ない任せてと... 。しかしゲームが始まるとSatchはすぐにストライク・ワン。JoshはSatchに約束を覚えているかと泣き叫んだが、何も言わずにストライク・ツー。スタンドに母が来ているからいいボールを、約束を忘れたのかと、しかしSatchの真似をしてベイシーが、まさか、あり得ないと頭を振って三振... 。しかし本作では、Satchのピーターソンが三振を取るだけでなく、Joshのベイシーがホームランを打つ、約束を守りつつ、互角の活躍をすると言う意味なのでしょうか... 。 #PabloRecords (2310 722) #OscarPeterson (p) #CountBasie (p, or) #RayBrown (b) #LouieBellson (ds) #FreddieGreen (g) Producer - #NormanGranz 前出に続き、本作もピアノの音質は素晴らしい。全編通して軽め、ベースやドラムスは控えめで、2人のピアノにフォーカスしたマスタリングなので、ちょっと物足りないかも知れませんね。 本作は、左から聴こえるのがピーターソン、右がベイシーです。でも、どちらか、分からないほど融合しています。 #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #ジャズ #スイングジャーナル #レコード #stayhome *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/ClsjHxIvPIg/?igshid=NGJjMDIxMWI=