「#MeTooGHB、被害者たちへの適切で早急な、そして効果的な支援を求める署名運動 」Marie Claire誌
TEXT by Morgane Giuliani 2022.1.19 #BalanceTonBar(「あなたのバーを告発せよ」)ムーヴメントの系譜を受け継ぎ、団体「Héro・ïnes 95」(訳註:「ヘロイン」と「ヒロイン」をかけあわせた言葉遊び)が、デートレイプドラッグGHB(ガンマヒドロシキ酪酸)の被害者への関心を呼び覚ますための署名運動を始めた。この署名は、病院や警察での追加対策と、被害者たちに汚名を着せるのをやめさせることを求めるものだ。多くの場合、被害の責任が被害者自身にあるとされるからだ。
彼女たちは闘いを続ける。ヴァルドワーズ発祥の団体「Héro・ïnes 95」が、被害者への適切で早急な、そして効果的な支援のために、#MeTooGHBと題した署名運動を始めた。 この運動は、(2022年)1月12日にChange.orgでマルレーヌ・シアパ元男女平等・差別対策担当副大臣宛の署名としてネット上で開始され、現在、1万5千筆近くの署名を集めている。賛同者のなかには、「Collectif Féministe Contre le viol」、「Syndicat National des jeunes Médecins Généralistes」、「Planning Familial 」といった団体が名を連ねている。 この署名運動は、#BalanceTonBarムーヴメントの延長線上にあるものだ。#BalanceTonBarムーヴメントは英国で始まり、そこからベルギーに飛び火し、フランスでも2021年秋に広まった。このムーヴメントは、女性たちがイベントの場やバーやディスコなどで受けている性差別的・性的暴力、そのなかでも特に、性的攻撃やレイプを可能にする有害薬物の投与によっておこる性暴力を告発するものだ。 このムーヴメントでは、被害者たちの発言が疑われたりすることや、警察や医療スタッフたちが、被害の責任を被害者たちに押し付けている事実が、残念そうに語られている。 今回の#MeTooGHB署名運動を通して、団体「Héro・ïnes 95」は、被害者たちの肉体的・精神的リスクに関する、警察や医療スタッフたちの教育と知識の欠如を指摘している。この種の暴力が裁判手続きを危機に陥れるだけでなく、被害者の健康を脅かし、告訴を思いとどまらせるからだ。 同団体は、「被害者たちが証拠を示すのではなく、 Unités médico judiciaires の捜査と検査とが、必要な証拠を提供しなければならない」と指摘する。また彼らは、病院や司法の対応の不足を指摘している。血液検査や尿検査がきちんと行われないことがあるからだ。
GHBによる暴行と闘うための具体的な措置 団体「Héro・ïnes 95」は、GHBやその他の薬物被害者の支援を改善するための6つの具体的な要求を述べている。まづ、病院や保健機関、そしてメディアのなかでの、被害者に向けられた、「スティグマとならない被害防止メッセージ」を練り上げること。 次に、警察署や救急センターでの「被害者の受け入れと支援に関する教育」。 性差別的・性的暴力の被害者の受け入れセンターの設置。 薬物レイプの被害者のための「被害状況の総括と、HIVウィルスの場合のような適切な予防治療、モーニングアフターピルの処方」。 そして最後に、この署名は、「どの訴えも」きちんと起訴され、また、バーやクラブ、ライブハウスなどの施設が一般客向けの防止措置を取ることと、スタッフの教育や警備を強化することの後押しをするために、政府が財源を解放することを求めている。 また、この署名に先駆け、昨年12月30日付の「ル・モンド」紙には、100以上の団体の連名による声明文が掲載された。 「言葉が解き放たれていようといまいと、被害者は実際に存在する。彼女たちは告発し、正義を求める。そして心から願っている。もう誰も、この地獄を味わってほしくないと」(了)
(フランス語記事)https://www.marieclaire.fr/metooghb-petition,1420736.asp









