day 16: tea party
i don’t see why they can’t have tea while being trapped forever as a key
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day 16: tea party
i don’t see why they can’t have tea while being trapped forever as a key
『ミルワタシ/ミラレルワタシ』⑩
「本当の私?
偽物の私?
さわれる私は本物?
鏡に映った私は偽物…?
見えるものは本物?
見えないものは偽物…?
私が見ているものが本物でも偽物でも、どっちでもなかったとしても、どっちでもあったとしても、例えば幽霊だったとしても。
私たちは見ている。そして同時に見られている。
そのことが嬉しくもあり、煩わしくもある。
きっとこれからも続いていくんだろう。
きっとそれが人生ってやつなんだろう。
ずっと続いていく私の人生。
みるわたし、みられるわたし。」
↑「なんかさ、私生きてたんやなあって思った。生きてた私が残ってたんやなあって。」
大学の教務課に頼んで、ヒトミちゃんについて調べたのだと話すしーなお達の言葉に、感慨深げなヒトミちゃん
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『ミルワタシ/ミラレルワタシ』⑨
無事に引退公演が終わると、かつての部員だった栄ちゃんがヒトミちゃんのことを待っていた。
かつてはヒトミちゃんのことが見えなかったはずの栄ちゃんは、まっすぐとヒトミちゃんを見つめ、話しかけてくる。
「仁美笑子先輩。」
栄ちゃんにそう呼ばれた途端、ヒトミちゃんはもうずっと長い間忘れていた自分の本当の名前を思い出すことができた。
二人が話していると、後輩達が驚きを含んだ声で栄ちゃんに問いかけてくる。
「え、栄ちゃん先輩、ヒトミちゃんのこと見えるんですか…??」
その言葉に、
「…人生、いろいろやな。」
と少し寂し気に返す栄ちゃん。
その薬指には、指輪が控えめに輝いているのだった。
↑「………おかえりなさい。」
舞台で「見えない彼」を熱演し、生き生きとしているヒトミちゃん
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『ミルワタシ/ミラレルワタシ』⑧
ついに本番当日。
幕は上がり、劇団ひなぎくの引退公演が始まる。
ーずっと舞台に立つ皆を「見る」ばかりだった。
ー誰かに「見られる」ことを諦めていた。
そんなヒトミちゃんが、ついに舞台に立って、「見られる」側になることができた瞬間だった。
↑「ヒトミちゃん、この【彼】の役しない?!お客さんには見えへんけど、し~なおには見える【彼】、これぴったりやん?」
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『ミルワタシ/ミラレルワタシ』⑦
引退公演の内容は、一人のOLと、そこに寄り添う【見えない彼】との日常をシンプルに描いたもの。
ヒトミちゃんがその【見えない彼】の役にぴったりなのではないか、ということだった。
ヒトミちゃんと部員達はまりあのアイデアに賛成し、すぐにヒトミちゃんを役者に加えた稽古や調整を始める。
↑「出動〜!」
引退公演の準備に取りかかるちえっち(写真左:ふ〜ぅか)、まりあ(写真中央:余ティムラ)、しーなお(写真右:谷朋子)
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『ミルワタシ/ミラレルワタシ』⑥
それから年月は過ぎ、何年後かの引退公演。
今年もヒトミちゃんは本番に向け、部員達と仲良く準備を進めていた。
すると、部員のまりあが
「ヒトミちゃんも役者として舞台に立たないか」
と提案してくる。
↑「私、観られる側はもうやめるけど、でも、観る側は続けるつもりやから…。」
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『ミルワタシ/ミラレルワタシ』⑤
それぞれ違う道を進もうとしている二人と、それを見守るヒトミちゃん。
卒業後、アビーは家族のために就職をし、栄ちゃんは自分の劇団を作って演劇を続けていく未来を選んだのだった。
↑自分のことが見えるアビーにちょっかいを出すヒトミちゃん。
ヒトミちゃんのことが見えない栄ちゃんはキョトンとしている。
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『ミルワタシ/ミラレルワタシ』④
ヒトミちゃんは誰にも見てもらえない。
だって幽霊だから。
でも、ある条件が揃うと、ひなぎくの部員の中に、ヒトミちゃんが見える人が現れる。
その条件とは…
“ 演劇を辞めると決めていること ”