Nov 6, 2020
『a farewell fairyland』 アクリルガッシュ/CG つくし賞2020 online展示参加作品。
つくし賞のテーマが「ファンタジー」だったので、そこから想起したコンセプトは「童話というものに満ちる幻想と、哀しさのえがく漠然とした世界」です。 「銀河鉄道の夜」「星の王子さま」「幸福な王子」と、童話はファンタジーでありつつどこか現実から地続きしているようなものが多いです。夢うつつというか。 そして童話特有の哀しさや残酷さ。子供向けだからといってもなにか苦いものが含まれています。 子どもに向けたお話であるからこそ、大人になってからかつての童話を思い返したり、その童話を読んだ時のことを思い出したりと感傷的な気分にもなります。 その幻想も、苦味も、感傷も、なにか具体的にこういうものだ、と言葉にすることは出来ないのですが、感覚としてはかなり好きなものです。 その言葉にするのが難しい感覚に似た雰囲気があると思っているのが、日本のエレクトロニカです。 幼い頃に描いた夢の世界のようなキラキラした、そして懐かしい感覚。滑稽な面もあれば、不気味な面もあり、どうしてもぼやけて掴めないような輪郭。 童話がコンセプトなので女性はもっと幼い子供にしようかなあとも思ったのですが、わたしにとってのエレクトロニカは少女くらいの年齢のイメージがあったのでちょっと懐古的な雰囲気の少女の絵になりました。 舞台や漫画の構成の考え方で左を見ることは未来を見ること、右を見ることは過去を見ることになるそうで。「これは未来を見つめるのか、過去を見つめるのか」で顔の向きを考えることも度々あります。














