そして順番前後してしまうんですが、12/26のROHT BART BARONのめぐろパーシモンホール行ってきました。素晴らしかった。
本当は去年の5月にやるはずだったホール公演。彼らのホール公演は絶対に見なきゃ!と思って、開催発表から即座に申し込んだものの、コロナで延期。そしてやっと昨年12月に無事開催されて、観ることができたのが今回でした。
ライブ自体も久々だし、ましてや室内で生演奏を聴くっていうことがもう9ヶ月ぶりとかで。この日はもはや、これから生で音楽を聴くということにイマイチ実感もわかないまま家を出た記憶があります。
去年行けたライブは数えられるほどしかないけれど、そのひとつに今回のROHT BART BARONのホール公演があったのは本当に幸運なことだったなと、観終わってから感じました。
命そのものや、人とのつながり、生き方、働き方、社会のあり方……などなど。向きあうべきことが多かった2020年は、個人的にはとにかく「生きる」というテーマが常にあった気がしています。
そんな中で、彼らが2019年にリリースした『けものたちの名前』のツアーファイナル(本来は2020年5月末に開催予定で、同アルバムのツアーもそこで終わる予定だった)として行われたこのホール公演は、まさに人間の生命力や根源みたいなものを感じるライブだった。それは、このアルバムが持つコンセプトもあるけれど、とにかく当日の演奏や空気感がそう感じさせたんだと思う。
鼓動のような力強い打楽器のリズムと伸びやかな三船さん(vo/gt)の声が遠くまで響いて、終始その世界に没入してしまった。ストリングスも美しくエモーショナルで、ホーン隊が遠くへ飛ばす一音一音は、シンプルながらもファンファーレを思わせる力強いエネルギーに満ちていた。
総勢15人による演奏はとても緻密で、ひとつでも外してしまえばすべて崩れてしまうのではないかという緊張感もあったし、ダイナミクスも呼吸のタイミングも丁寧に積み重ねられていて繊細だった。
でもそうやって全員で息を合わせているからこそ、ピークに達した時のパワーもものすごくて、"TAICO SONG"とか特に最高だった記憶。あとやっぱり"JUMP"は多幸感があって、毎度ながら最高でした。
それから三船さんの表現力に鳥肌が立ったのは"HAL"。ピアノの音と三船さんの声で表された絶望の世界。歌う三船さんの姿からありありと感じられる痛切さに、まるで映画を見ているようでもあった。
そして昨年7月、延期になったこの公演の開催を待たずして脱退した中原さん(dr)が今回の演奏に加わっていたのも含めて、とにかく全曲を通してその場にいることができて本当に良かった。世の中の状況も相まって、曲の世界観やパワー、すべてが最大化されたライブだったと思います。久々に"音楽"を感じられた。見ていて自分もやりたくなっちゃった。
次のライブは未定。あ、でもそうだ、8月のフジロックのチケットはある。今年こそ開催できることを願って、それを目標にまた頑張ろう。
そして今年は、生の音楽をまたたくさん聴けるようになったらいいな。いちリスナーとして、ライブでの対策マナー的なノウハウも身につけながら、みんなで安心できる場所を作っていきたいね。今手探りで開催されているライブは、その足かがりになるはず。私も状況を見て選択しながら、いろんな場所に行きたい。











