The Phil Woods Quintet "Song For Sisyphus" Direct-To-Discの専門レーベルからの70年代フィル・ウッズ、米帰国後の興味深い作品。 1977年11月9日、RCA Studios, N.Y.録音、RCA – RVJ-6060。 1968年に渡仏し、The European Rhythm Machineを結成、1972年にアメリカに戻りRCAと専属契約、当時のフィル・ウッズのレギュラー・グループでのDirect-To-Disc録音盤。 元々はノーマン・シュワルツのグリフォン・プロダクションが制作したもので、彼はウッズのアルバムをRCAを通じて発表し続けていたそうです。本作は最初、LAのセンチュリー・レコードと言うDirect-To-Discの専門の会社のレーベルから発売。日本ではセンチュリーと契約を結んだキング・レコードからダイレクト盤でも比較的に安価で発売されることになったと。 ライナーで、ダイレクト・カッティングについて言及しているところが面白い。 「Direct-To-Disc=素晴らしいではない、音楽的に優れた方式だと言うことは専門家も認めるが、必要ないと言う声も。演奏からそのままマスター盤を作る。テープを介せず音質的には向上する。しかし、曲の並び替えや何テイクも録音して最良のものを選ぶなどの編集は出来ない、やり直しもなし、伸び伸び演奏が出来ない、実力を問われる。ジャズの即興性を第一義とする演奏には、向いているとは言えない。とは言え、本作のフィル・ウッズ・クインテットの演奏は素晴らしい。パーカー・ライクなスタイルから、70年代ウッズはスケールの大きな充実したプレイへと。アドリブ一発勝負のジャズでは、一流プレイヤーでも出来不出来があるが、フィルはビッグ・バンドでの豊富な活動歴を持ち、安定した実力を発揮し本作でも実に危なげなく、むしろ余裕すら感じる、この資質はジャズ・ミュージシャンの中でもDirect-To-Disc録音に最も向いている。センチュリー・レコードからの依頼で、ノーマン・シュワルツが快く承諾した気持ちがよく解る」 と。曲と曲のインターバルが長く、お仕舞い?と勘違いするほどですが、これもDirect-To-Discのせいでしょうか。 音質は、流石に清涼でクリア。反面、やはり軽さはこの頃のダイレクト・カッティングには共通した特長と言わざるを得ません。 楽曲と演奏は変化と躍動感に富んでいますが、何か私の心を打つものがありません。耳に残る曲がないからでしょうか。気張ったところや欲はないのですが、エモーショナルではありません。清潔で癖のない、アーティスティックで硬派な彼のスタイルには違いないのですが... 。 #PhilWoods (as, ss) #HarryLeahey (g) #MikeMelillo (p) #SteveGilmore (b) #BillGoodwin (ds) Producer - #NormanSchwartz Recorded By, Engineer - #KeithGrant Engineer - #DickBaxter Liner Notes - #DanMorgenstern Photography - #NormanSchwartz フィル・ウッズ本人の口癖から付いたニックネームは 「Mr.ダイジョウブ」。ソロ活動と並行してクインシー・ジョーンズやディジー・ガレスピーと共演、チャーリー・パーカーを敬愛し未亡人のチャンと再婚。ビリー・ジョエル"Just The Way You are(素顔のままで)"、スティーリー・ダン(1975年"Katy Lied"に収録された"Doctor Wu"、ちなみに"Aja"はウェイン・ショーター)、ポール・サイモン(1975年"Still Crazy After All These Years"の"Have A Good Time")等、本作収録前にはすでにポップス~ロック系の作品でも華やかなプレイを披露しています。こちらの方が有名かも知れませんね。 #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #jazzrecords #recordcollection #ジャズ #スイングジャーナル #レコード ※作品を知り、ジャズの素晴らしさを伝えたい。様々なソースをアレンジ、先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/B4oGdiLjfMP/?igshid=1tybcw4el1x7n














