2019/03/13
【モンキードック】
木頭には、モンキードックが6匹います。モンキードックは、生後3〜4か月の時点で、3〜4か月間訓練を受けた犬です。
木頭では、猿や鹿、猪が、畑の作物を荒らしてしまう被害が増えています。原因はいろいろなことが関係しています。
人が山に入らなくなった(山を使う暮らしをしなくなった)ことにより
→動物の活動範囲が拡大した(里山のそばにまで広がった)
→山が荒れだした(雑木の切り出し、山作をしなくなったため)
→木の実などの山の餌がなくなったら、人が暮らす里山に降りてきて田畑から餌をとる(特に冬場は山に餌がない)
などあります。
昔、山に入って暮らしていた木頭の方々は、こうおっしゃっています。
「昔は、猿や鹿やら猪やらを、家のちかあで(近くで)、ほとんど見ることはなかったけんどの。最近っちゃ、ほぼ毎日見るもんの。畑でなんぞこっさえても、結局猿のために作りよるようなものじゃもんの。人の口に入らんけんの。」
今は、毎日動物を見るほど、山から動物たちが降りてきています。特に、今の時期は山に餌が少ないので、多いです。
昔は、人と動物の暮らす範囲が分かれていて、動物も限られた範囲内で暮らしていたので、過剰に増えたりすることはなかったけれど、人が山に入らなくなってから(山を使った暮らしをしなくなってから)、かつて山で暮らしていた獣たちが、人が暮らす場所へ餌を求めてたくさん降りてくるようになりました。
◎畑の作物の掘り返し(猿がさつまいもを掘る、鹿が大豆や小豆の葉っぱを食べるなど)
◎果実のなる木の実をとる(猿が柿を食べる)
◎ゆずの木への被害(猿が取り残し、放棄されたゆずを食べにくる、鹿がゆずの木の葉っぱ、木の皮を食べるなど)
◎特に、木頭にはゆずの木がたくさんあり、高齢化や地主不在による放棄ゆずが、猿や鹿の餌付け(冬に山の餌が減るので)になり、そばにある田畑の作物も荒らしていく
などたくさんの、被害があります。特に深刻なのは、人が知らぬ間に獣に餌付けをしているということ。餌付けの餌には2種類あります。
◎食べて怒られる餌・・・畑に植えている作物
◎食べて怒られない餌・・・田畑に捨てた野菜クズなど、放棄されたゆず
主に、食べられて怒られない餌が餌付けの原因となっています。
そのため、木頭では、獣害対策として、冬の餌が少なくなる時期、動物たちに「餌付け」しないように、以下の順で取り組みをしています。 ①地域住民で勉強
→鳥獣害についての勉強会の実施
②環境整備(餌への依存度を減らすための取り組み)
→猿や鹿への餌付けをなくす(取り残し、放棄作物をなくす、田畑への残飯の投棄しない)
→大学と協働して放棄ゆずの収穫を実施
→民家周辺の動物が隠れる場所になるような不耕起地の整備
③囲む(柵)(取られないように守る)
→電柵の設置(町の補助、説明会の実施など)
④追いはらいう(ロケット花火、パチンコ、モンキードック)
→地域住民へのモンキードッグ導入の説明と許可
⑤捕獲(駆除班による個体数調整、駆除)
先日は、④追いはらいの取り組みの一つである、木頭のモンキードッグが集まり、ドッグトレーナーによる講習が行われました。モンキードッグとしての適性が失われていないかの審査も兼ねた、飼い主と、犬との定期的な講習が行われています。
人と猿の共生(棲み分け)を目指して。木頭では、コツコツと獣害対策が実施されています。
◎木頭のモンキードック◎
モンキードックのいっせい↓
モンキードックのごま↓
モンキードックのりく↓
モンキードックのほくと↓
モンキードックのおこげ↓
モンキードックのしっぽ↓










