先日購入したレーザー加工機「xTool M1」で木材を加工してみた話です。
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レーザー加工機「xTool M1」を買った話の続きです。ひとまずパッケージを開梱して設置してみたので、続いてはレーザー加工機購入の主目的である切断・彫刻加工を試してみました。
Inkscapeで描いた図を基に切断加工をやってみる
xToolシリーズには専用のソフトウェアとして「xTool Creative Space(XCS)」というソフトウェアが付属しているのですが、単体で複雑なデザインを作るのは大変そうなので、フリーのドローソフト「Inkscape」でデザインを作成し、それをXCSにインポートするフローを試してみます。
まずInkscapeでカットする部分をパスで描きます。ちなみにこちらは自作のLEDコントロールユニットをモジュラーシンセケースの1U部分にマウントするためのパネルです。
続いてXCSを起動して、まず加工対象の設定をします。
今回は2.5mmのMDFを使用したのですが、素材のプリセットに同等のものがなかったので多分似たような感じの3mmバスウッド(=シナ)合板を選択しています。また、M1に付属する三角柱を板の下に敷いて加工するので、「底上げした高さ」は「三角柱」を選択しました。
続いてInkscapeで作成したファイルをXCSに読み込ませます。Inkscapeのデフォルト保存形式はSVGで、XCSではこれを直接読み込むことができます。XCSに読み込ませたあとにパスを選択し、加工モードとして「切断」を選択して「設定」を参照にすると、自動的に加工パラメータが設定されます。
続いてxTool M1の電源を入れてPCと接続した状態で「再読み込み」ボタンをクリックすると、内蔵カメラで加工機内の状態が撮影され、加工される大まかな位置を確認できます(この段階で画面キャプチャを撮るのを忘れていたので次の画像は別のときに撮影したものです)。
ただ、この写真の位置通りに厳密に加工が行われるわけではなく、若干ずれが発生します。そのため、加工エリアの外周にそって光を照らすだけのレベルのレーザーを照射して加工範囲を確認する「フレーミング」を行います。これは「フレーミング」ボタンをクリックすれば実行できます。
加工範囲が素材内に収まっていることを確認したら、その後「加工」を実行します。なお、フレーミングも加工もXCS上で操作を行ったあとに、本体側の前面にあるボタンを押して初めて開始されるする仕組みです(必ず本体の状況を確認してから加工を始めさせるための制約と思われます)。
本体側のボタンを押して加工をスタートさせたら、あとは加工の様子を眺めるだけです。今回は加工範囲が小さいので1~2分ほどで完了。次のようなものができました。
レーザー加工機は対象を高熱で焼き切って切断するので、木材の場合切断面が焦げて黒くなります。さらに切断した部分の付近にスス汚れも付きますが、これは中性洗剤(食器洗い洗剤)で水洗いすればおおむね落とすことができます。上の画像も若干表面が汚れていますが、そちらは水洗いできれいに落とすことができました。
洗浄後、基板を取り付けたものがこちら。設計通りにできました。
続いては、文字や図形をレーザーで彫る彫刻加工で、自作エフェクターのパネルを作成してみます。XCSでは要素ごとに加工方法として彫刻と切断を選択でき、同時に彫刻と切断を行えるようなのですが、今回は彫刻用のデータと切断用のデータをそれぞれ別々に作成していた関係で、切断→彫刻の順で別工程で加工をしてみました。
切断工程については基本上記の手順と同じなので割愛。彫刻に関しては以前写真用紙に印刷してパネルを作ったデータを流用しました。なお、文字データに関しては適切にインポートできない可能性があるため事前にパスに変換しています。
これを先ほどと同じようにXCSにインポートして、加工方法として彫刻を選択します。
あとは同じようにフレーミング→加工を実行するだけです。なお、彫刻の場合は切断の場合と比べて加工速度がとても速い設定になっているのですが、細いレーザーを彫刻する面積全体に照射するため、切断よりも時間がかかりました。
最終的な完成品はこちら。文字の部分をもっとしっかり焦がした状態にできると良いのですが、そのあたりは試行錯誤が必要そうです。